結月です。
ジェネオケ公演の準備がいろいろとあって、ホームページもようやくシステムができあがったので入力作業。メンバーたちの写真とプロフィールを入れていく。
これがまあ、地道ながらなかなか手間のかかる作業で、明日一日で一気に終わらせると思いつつ、できるかどうか。
というのは、予測していない案件が舞い込んでくるからで、今日も公演とは違う弦楽器販売の仕事で商品発送準備をしたり、京都から送られた着物の品物を受け取ったりと、何かと揺さぶられる。
するといつしか5歳児のお迎えに保育園に行かねばならない時間になっていて、おっとその前に商品発送のためにクロネコの営業所に立ち寄らなければならない。保育園の時間が迫っている。と、サブカーであるダイハツミライースをぶっ飛ばしクロネコへ行くと、カタコトの日本語の外国人がわたしの前で受付を占拠していて、なかなか終わらない。
イラつきながらもようやく出荷を済ませ、再びミライースをぶっ飛ばすとギリギリ保育園に間に合った。
すると今度は5歳児との晩ご飯を用意しなければならない。
公演の仕事があると、そこに集中するから料理なんて作る気がしない。だから、5歳児を連れて宇都宮で外食したりすることが多い。しかし、今日は望んでもいない茄子が冷蔵庫にあり、そろそろ食べないといけない時期に差し迫っていて、仕方がないから愛娘をスーパーに行き、鶏肉を買う。
正直、料理なんて気分じゃない。それより公演のことをやりたい。でも、5歳児がいてはどうせ集中できやしない。
というわけで、冷蔵庫にあった茄子以外の野菜を使って、中国料理っぽいものをアドリブで作った。
具材は鶏肉、茄子、ピーマン、玉ねぎ。
人参があればよかったと思いつつ、ないものはこだわらない。
ご飯を炊くのも面倒だったが一応炊いて、5歳の愛娘と並んで食べた。
やる気がないわりには味はそこそこであって、
「まあ、いいんじゃね、これで」
という仕上がり。
中国の「海天」製のウイスターソースがよかったのだろうか。とにかく中国の「海天」は向こうではメジャーなブランドであるが、特に海天の醤油は絶品である。他の中国メーカーもいろいろ試したが海天には敵わない。
とまあ、やる気のないわりにはそんなに不味くはないものが出来あがり、NHKの「きょうの料理」に出てくる料理研究家なるおばさんが作る料理よりは美味しいはず。
NHKのあの番組は結構料理がひどい。特に女の研究家なる素人なのかプロなのかはっきりしないビミョーな人たちの料理はギョッとすることがある。
やはりなんと言っても、土井善晴先生がよろしい。
とまあ、そんなわけで今日は料理をしたから、明日はしない。きっと明日は外食。
あと、公演のための仕事がずっと屋内でPCに向かってやっていることだから、夕方になるとちょっと外に出たくなる。クルマでドライブがてら愛娘とお出かけして、気分転換を図りたいと思うのである。
これは銀座にいる頃、チャリで帰れるようなところに住んでいたくせに家には帰る気にならず、バーに直行していたのと同じである。
どうやら人間はどこかで気分を変えないといけないらしい。
そんなドライブのために助手席に座る愛娘の横顔を見て、
「ありがとうな」
と、心の中でつぶやく。