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エラボトックス注射したら楽になった。

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結月でございます。

実は昨年の12月中旬、美容外科に行ってエラボトックス注射を打ってきたのである。

約ひと月ほど経ち、鏡で自分の顔を見ると、

「ほぉ… 確かに顔が細くなっとる」

と、実感が確実なものに。

エラボトックスはエラ張りを小さくする効果があり、咬筋にボトックスを注射することで筋肉が細くなるという代物。

体重を19kgほど落とした(現在も緩やかに減量進行中)が、確かに減量前に比べると顔も痩せたが、余分な肉がなくなった分、今度はエラ張りが目立つというか、痩せても変わらぬ部分として感じるようになった。

昔はそこまで咬筋は大きくなかったのは過去の写真を見るとわかるが、年を重ねると次第に筋肉が大きくなる。寝ているときに歯ぎしりをするわけではないにせよ、意図せぬうちに顎の筋トレ状態であったのだろう。

と、実は小顔を狙ってというより、かねてから顎の筋肉が疲れるというか、顎が凝る状態が続いていて、それに連動して肩も凝る。それがどうも気になるし、辛いからエラボトックスをすればこの凝りはなくなるのではないかと思ってのことだった。

銀座の行きつけの美容外科で考えたが、そこは日曜はやっていない。東京には日曜にいるからそのついでならいいと思うものの、平日にわざわざ銀座まで栃木から行くのも面倒である。

というわけで、毎日行っている宇都宮で行うことにし、初めて行くクリニックを予約し、7歳になった愛娘のお迎えの前にさらっと注射してきたのである。

美容医師の前に座ると、

「ああ、咬筋、結構大きいですね」

と、言われる。

「そうですか、大きいんですか?」

と、わたし。

「ええ、結構大きいほうですね。倍量の80単位やらないと足りないですね」

と、美容医師。

そうだったのか。いつの間にかそんなに大きくなっていたのか。というわけで、ボトックスを打ってもらう。

歯を噛み締めた状態にして咬筋を浮かび上がらせ、左右に注射する。液体が入ってくる感触はあるが、特に痛いものでもない。処置はすぐ終わった。

その数日後から顎が楽になってきた。さらに数日経つともっと楽になってきた。

「いいじゃん!なかなかいいじゃん!」

と、その快適さに静かに喜ぶ。

そして、今年に入り、明らかに顎が細くなったのが鏡で確認できた。ちょっぴり昔に戻ったようである。

こんなことならもっと早くやっておけばよかった。とはいえ、それも大掛かりな減量をしたからこそ、浮かび上がったエラ張りであるから、やはりデブ状態から脱することはいいことばかりなのである。もしデブ状態のままなら、そこに気づくことはなかっただろう。

ボトックスの効果は5ヶ月前後であるらしいから、その頃にまた打ちに行く。ただし、短いスパンでやると抗体ができて効かなくなるからNGとのこと。

無駄な贅肉は自分の理性でもって減量することができるが、大きくなった咬筋は自分ではどうすることもできない。しかし今はこうした素晴らしい技術があり、しかも簡単である。こんなことでもいい時代に生きているな、と思う。

昔のほうがよかったこともあれば、今のほうがいいことも多々ある。

しかし、今は余計な筋肉は減らせて楽だが、世間の空気感は窮屈になった。結局のところ、

「どっちもどっち」。

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