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エアロバイクと猫

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結月でございます。

フランスに行きたい、フランスに行きたい、フランスに行きたい、とフランスに行きたい病が発症してしまい、わたしは明日にでもフランスに行きたい。

とは言え、今、フランスに行ったとしてもコロナがややこしくて、飛行機の中にコロナ陽性者がいたら隔離されたりするし、フランスもコロナで不自由はあるから行ったところで楽しめない。

それにわたしには3匹の猫と5歳の愛娘がいて、自由の身ではないのである。

それでもパリの空気が吸いたくて狂おしい気分になりつつ、わたしはパリを経由してナントに行きたいのである。

ブルターニュの小さな街、ナントは一度だけ行ったが、それは静かで美しい街。そして土地柄なのか、人が穏やかで優しい。

たった一泊しかしなかったナントのことが忘れられなくて、再度訪れたいと思いつつ、結局のところその一度だけしか行っていない。小さな街だから一泊二日で十分であれど、できれば二泊三日は滞在してナントの空気を吸いたい。

そして、白ワインのミュスカデを飲みつつ、スモークサーモンにオリーブオイルとレモンを搾っただけというシンプルな料理を味わいたい。

歳を取ると、と言っても実はわたしはまだ若いのだけれど、自由になっているのか不自由になっているのかよくわからなくなる。

ナントに行った頃は時間的に自由であったし、知識も経験も乏しく、フランスの何を見ても新鮮で、初めて見るものばかりであったから精神も自由だった。しかし、能力的には若すぎて何かを実行する力はないし、それ以前に具体的に何をしたいかというものもなく、ただ漠然と何かやりたいと思うだけで憂鬱であった。

しかし、自分で仕事を立ち上げたりし始めると、ナントに行った頃には考えつかなかったような企画を思いつくようになり、それを実現する実行力もあったりして漠然とした憂鬱からは解放され、自由になったと言える。

と同時に3匹の猫や愛娘といった抱えるものもあると、行きたいときにフランスに行けるような自由はすっかりなくなり、不自由になっている。

何かを得れば何かを失う。この鉄則はどこでも付きまとい、そのバランスシートは変わらない。内訳が変わっただけで、収支のプラスマイナスはゼロなのである。

さて、栃木に来て体を動かさなくなったせいで、特に脚力が弱体化した話は毎度のことであれど、昨日から始めたエアロバイク、今日もしっかりとエクササイズをし、30分を2セットやった。

運動不足の肉体には大変心地よくて、まだ二日しかしていないというのに体が軽くなったなんて感じるプラシーボ効果。

30分のエクササイズで255kcalの消費で、これが2セット、つまり一日で約500kcalを運動で消費している。

1キロ体重を落とすには7000kcalの消費が必要とされているから、14日間で1キロ、1ヶ月で2キロの減量になるという計算。

そんなエアロバイクを漕いでいると、猫がわたしを見上げている。すると、いきなりジャンプしてわたしに飛びかかってきて、そのまま抱っこ。

エアロバイクに乗ると胸の位置は畳から150センチはありそうなものだが、猫は座った姿勢からジャンプして届く。

そして、わたしは猫を両手で抱きながらエアロバイクを漕ぎ、そしてスマホでエガちゃんねるを見るという三位一体。

7キロほどはある猫を抱き続けるのもいつしかトレーニングになっているが、何よりも猫は毛がふわふわで気持ちよく、猫吸いがやめられない。そして、腕が疲れて畳に向かって放ると、今度はもう1匹の猫が跳び乗ってくる。

どうやらわたしの抱っこ席は順番待ちらしい。

エアロバイクの負荷は9段階ある中の6〜7にして、軽すぎず重すぎず、そして猫を抱きながら12Kmを30分で走行したことになる。

しかし、薄く汗をかき始めると暑くて服を脱ぐが、薄着になると猫が跳び乗ってくると危ない。しっかりとキャッチしないとその爪で怪我をするからで、猫が畳の上でこちらを眺めていることを見ておく必要がある。

エガちゃんねるに集中してしまって、気づかずに猫がジャンプしてくるとわたしの体はかなりの引っ掻き傷に見舞われることは確実で、エアロバイクでなくてもこの経験はたくさんあり、体は引っ掻き傷だらけ、つまり猫を飼うことの「あるある」。

そんな猫密着の日々を過ごしていると、とてもじゃないがフランスなんかに行けない。おまけにエアロバイクを終えたと思ったら、保育園のお迎えの時間になっていたりする。

と、明日は決算業務の不足資料をまとめたりと事務仕事。その合間にエアロバイクと猫というわけ。

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