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音楽はコロナに負けてはいられない。

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結月でございます。

長く続いたコロナの自粛的ムードというのは公演をやる立場としては逆風というより、運動不足が祟って筋肉が落ちてしまって痩せ細り、立ち上がるのも一苦労、そんな動きの悪さというか、億劫さみたいなものをもたらしたと実感します。

幸い、感染者数は見事に激減し、陽性率も低く、さらにワクチン接種は世界トップ水準で進んでいて、1回目接種が終わった人は全人口の71.7%、2回接種が61.5%完了。基本的には1回接種した人は2回目も接種するので、今月末には2回接種完了が70%超えになりそうです。また当初懸念されていた若年層へのワクチン接種も順調に進んでいます。

ところが人の心はそうすぐに変われるものでもなく、社会の雰囲気もゆっくりとしか変わりません。

と、イベントやコンサートをやる立場にとっては恐慌なみの受難であるわけですが、緊急事態宣言も解除されて、コロナも終焉が見えてきて、そんな受難に辟易しはしても屈服してはならないと思うのです。

マロオケという国内屈指のメンバーを揃え、そして今回は声楽のソリスト、さらに東京オペラシンガーズというプロ合唱団も共演するというクオリティで、しかも曲はレクイエムでそれを指揮者なしでやるという一大イベントであるのに、コロナは手強く、感染者は減ってもチケットが売れない事態となり、さすがにわたしも精神的に参ってくるわけですが、プロデューサーがそんなことを言っていてはいけません。

人知を尽くして天命を待つなんて言葉がありますが、わたしはまだ人知を尽くしきれちゃいないのです。まだまだやれることがあるはず。コロナでない平常時にやってきた告知は今まで以上にやった。でも、まだ何かできるはずです。

まだ何かやれるはずだと思うこと、そう思うのであれば人知は尽くし切れていない証拠。本当に人知を尽くしたときは「もうあとはどうにでもなれ!」と清々しい気持ちになるものですが、まだわたしはそんな清々しい気持ちにはなっていない。だからまだやり切れちゃいないわけです。

と、昨日は集客に協力してもらえないだろうか、という記事を書いて、それは自分だけの力では及ばないと認めたことで、音楽を愛する人、マロオケが大好きな人、やっとコロナが終わりそうで生演奏が楽しみになっている人、そんな皆さまの力を借りれればと思ったわけです。

わたしは「武士は食わねど高楊枝」なところがあるので、やはり自分で始めた公演はできるだけ自力でたくさんのお客さんを集められればと思い、これまでは「助けて!」なんて口にしなかったのですが、ちょっと今回は長く続いたコロナの重苦しい雰囲気には一人だと非力だと痛感して、兎にも角にも公演当日、できるだけ多くのお客さんに来てもらって、何よりも音楽が奇跡的な感動を爆発させることが何よりも大事だと思ったのです。

チケットの売れ行きが悪いからと言っても、それでもチケットを買ってくださっている方はお大勢いるし、とにかく当日、奇跡的な演奏、感動の爆発が起こる公演にしなければならない。

そのためにはもう皆さんの力を借りるしかありません。

そうやって協力してくれる人たちによって、この公演が成功すればすばらしいことでもあるし、きっと今まで手がけてきた公演とは違った感動があるようにも思います。

だから、主催する立場が「チケットの売れ行きが悪いんです」なんてことを言うのは、あまりよろしくないこととはいえ、背に腹は変えられぬし、それ以前に音楽を成功させなければならないのですから、カッコつけている場合ではありません。

しかしながら、早速、協力を申し出てくれる方からも一報いただいたり、それはうれしかったです。

見返りもなく、無償であるのにマロオケのすばらしさを伝えてくれようとする。本当にありがたく、わたしは思いきり甘えようと思います。

すみません、今回は甘えさせてください。

ワクチン接種も見事なほどに進み、重症化を防ぐ優れた薬も開発されています。まもなくコロナはそこまで驚異なものにはならないでしょう。

しかし、2年近くに及んだコロナ禍は文化的な産業に大打撃をもたらしました。

ほとんどの公演が中止に追い込まれたプロオーケストラは財政的なダメージから回復できていないでしょう。かろうじて存続はできても、おそらくはコロナ禍での損失をこれから補うのに10年以上はかかるのではないでしょうか。

とにかく、コロナの脅威はワクチンによって随分軽減されたのですから、音楽は不要不急であってももうやらなければなりません。不要不急だからという理由づけを定着させてはいけない。

一度遠のいたものは遠距離恋愛の男女の心のように元どおりにはなりにくいものです。

しかし、音楽はその危機に直面している。

もしかしたら客足は遠のいたままになるかもしれない。

なぜなら、コロナがもたらしたものは「面倒臭さ」であるからです。

コンサートホールに訪れようにも人数制限されたり、もしくは行く予定にしていた公演が中止になり、払い戻しの手間がかかる、なんとか開催されても入り口では両手に消毒液を吹きかけられ、マスク着用を促され、ブラボーは禁止、客席はできるだけ離され、ステージの上の奏者も距離が空いている。そして、何よりもコンサートに行くことで感染するのではないかという不安。

そんな「面倒臭さ」が山積し、それらをクリアしないと音楽が聴けない。さすがに「もういいや」と投げやりになる。

そうした心境が染み込んでしまうと、なかなか体は動かない。人間は面倒だと思うと何もしたくなくなるものです。

そんな気持ちが定着すると音楽は危機的です。

実際にコロナの余韻が色濃い中で公演を進めていて、それは肌身に感じるものです。

だからこそ、皆さんのお力でなんとかしたい。草の根運動で奮起できればこの公演だけでなく、今後、至るところで開催される公演も盛り上がってくるでしょう。

マロオケの公演は演奏者が一流なので、最高の演奏をするのは間違いありません。しかし、最高以上の奇跡的な演奏になるには大勢のお客さんの魂が必要です。

ご家族、お友達、職場の同僚、上司、部下、周囲にいる人にこの公演をお誘いください。絶対に後悔させない演奏をします。

チケット申し込みは、

マロオケ窓口 080-6796-9553

チケットぴあ、イープラス 

にて取り扱いです。

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