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様々な才能が集まること

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結月でございます。

今日は東京。

マロオケ・レクイエム公演について音楽雑誌の記事掲載のため、マロさんのインタビューと撮影。で、わたしもプロデューサーなので一緒に居合わせる。都内某所、某フォトスタジオ。

すごくいい写真も撮れたし、雑誌の発売を楽しみに、夏の終わりくらいに皆さんに案内できそう。

しかし、こういうのはやっぱり楽しくて、写真家がいて、撮影した写真を確認したり、ああ、クリエイティヴなんだって思う。

バイオリンを弾く人、写真を撮る人、それを雑誌として編集する人、そして一応、コンサート企画のわたし。

こうやって、いろんな才能が一箇所に集まるからおもしろい。

一口にコンサートと言っても、そこに至るまでにいろんな人が関わる。すべて才能の結集なわけ。

音楽だって、様々な楽器が集まり、今回は合唱もあり、独唱もある。どれが抜けても成立しない。

さらに裏方のステージマネージャーとかね。ステマネっていうのはすごい仕事で、いやもうステマネがいてくれるだけでどれだけ安心感があるか。ステマネの仕事ぶりはたまんないよ。

と、コンサートを開催するとたくさんの才能と巡り逢えるのは楽しい。

企画立ち上げから多くの人が関わり、その積み重ねが演奏会当日に結実する。しかもそれは音楽的な爆発を伴うのだから感動的。

とまあ、こんな仕事を時々やると、

「オリンピックは中止すべし!」

なんて軽々しく言えないんだよね。

もちろんそれはカネまみれのイベントかもしれないし、政治的な要素があったり、裏で何してるかわかんない疑惑もある。でも、多くの人が関係してイベントの行程を作り上げ、そこに向けて運動バカとも言えるアスリートが本気になって体を仕上げてきて、メダルを狙う。

オリンピック開催のために関わってきた人たちの苦労がわかるとね、中止すべしなんて言えないよ。

やると決まったイベントは基本的にはやるものであってね。当事者でない、責任を負ってない名もなき人々は中止とかSNSで書き込みしたりするけど、等身大に関わってない立場っていうのはうるさいだけで無責任だと思うよ。

感染者なんてゼロにできるわけない中で、選手に感染者が出たら、それはもううんざりするほどの対応をして、現在時でとにかくできることを現場はやってる。一生懸命だよ。

それなのに大会運営者は何やってんだとか、そういう文句っていうのは想像力がないからなんだろうなぁ。

と、わたしはオリンピックの招致のときからオリンピックを東京でやることいいとは思ってなかったし、スポーツ自体も興味がないからどうでもいいのだけれど、イベントが動き出してしまったらたくさんの才能が集まり、動き出すから中止なんて希望しない。

結局はどこに落とし所を見つけるか。これしかない。なぜなら、すべての人が満足、納得するような決定などないのだから。

感染症の専門家が納得することで決めれば社会は楽しくなくなるし、酒飲んで騒ぐことを満足させれば感染させて誰かが死ぬかもしれないし、でも人間はずっと自粛することなんてできやしない。

だから、なんとか「ほどほど」なところ、様々な思いや都合が絡み合った中で「ほどほど」に納得してもらえる落とし所を見つけるのが政治であって、人気絶不調な菅首相はああ見えてもそれを必死にやっているのだと思う。逆に言えば、極端なことをやらないから人気を獲得できないという皮肉がある。

それはいいとして、そのイベントが多くの人が喜ぶもの、多くの人が感動するものっていうのは、やっていて楽しい。

いや、苦労が多すぎてやっている最中は楽しくないかもしれない。でもやる終えると楽しい。

多くのサラリーマン的な仕事が楽しくないのは、多くの人が喜んだり、楽しさを感じたりすることを実感できない内容だからなんじゃないかな。

大きな企業になればなるほど、目的に対して会社員一人あたりの粒が小さくなってしまい、その仕事そのものが些細なものになりやすい。

だから、自分の仕事によって喜んだり感動してくれたりすることをリアルに感じられることをやると仕事やってて楽しくなる。

興行の楽しさってそこにあるから。

そんなことを11月22日までやるわたし。11月23日にはな〜んにもないわたしになってる。

今はその真っ只中にいて、毎日緊張している。

この「感じ」を味わいながら緊張している。

また始めてしまったんだなという気持ち。

またしてもやっちまったよ。

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