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オリンピック開会式はB級のバッタもんだった…

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結月でございます。

東京オリンピック開幕。オリンピックにはさほど興味もなく、中止すべしとも思っちゃいないわたしはそれでも開会式を見てしまった。

いきなりの安っぽさと暗さ、さらに猛烈なつまらなさに久しぶりにテレビ画面に向かってヤジを飛ばすなんていうことをやったわたし。テレビに野次るなんて、大昔、まだ地上波で巨人戦が当たり前にやっていたとき、アンチ巨人だったわたしはいつもテレビに向かって巨人を野次っていたが、それ以来。

ちなみに今のわたしは巨人が優勝したってなんとも思わないほど博愛精神に満ちた無関心で巨人なんかどうでもいい。

橋本会長とバッハ会長のスピーチがやたらと長いとか、ピクトグラムのパントマイムがくだらないとか、突如出てきたテレビクルーに扮したよくわかんない人たちが寸劇を始めた寒々しさとか、なんで長嶋監督があんな形で出てくるのか、オリンピックとカンケーねーじゃん!と思ったり、王監督がハーフパンツをはかされてあまりにも気の毒すぎるとか、歌舞伎の海老蔵とジャズピアノのコラボが意味がなさすぎるとか、ジョン・レノンのイマジンなんて発想が昭和すぎだとか、世界のハレの場であるはずなのに出てくる人たちが生地がペラペラのTシャツとか、なんで東京の舞台にアメリカ在住の大坂なおみなのかだとか、もうとにかく全体がチープで、B級で、あれって実はオリンピックのバッタもん?かと思ってしまって、あまりのひどさに最後まで見た。

だって、あんなにひどいものって逆に見ることできないものね。

演出も衣装もすべてが安物だったけれど、あれ、総額でも実費でそれほど要らない。1億円あればお釣りが来そう。でも巨額な予算が投入されているってことは、電通が中抜きして予算のほとんどが吸い上げられてあんなのしかできなかったってこと?

きっと世界は、

「これ、リハーサル?」

と思ったに違いない。

しかし内容的にも高校生が合唱したりと随所に日本人にしかわからない演出が見られ、全体的には日本人でさえテレビのナレーションで説明してもわらないと何を表現しているのかさっぱりわからない。

とまあ、そんなことはあの開会式を見たほぼ100%の日本人が感じたことに違いなく、わたしが改めて話す必要もなく、ヤフコメを読めば、

「だよね!」

と、同じ気持ちになれる。

ともかく本番直前に辞任劇があったりしたけれど、きっと90年代のサブカル時代に台頭した人が2021年になってオリンピックの仕事を請け負う年頃になってたということかもしれない。

要するに世界的舞台であるのに演出の発想がサブカル的で、もっと言えばポストモダン特有な伝統を喪失した中央のなさ。思えば、まさしく今のニッポンだよね、ということか。

いやいや、世界的にポストモダンはとっくの昔に進行しているし、サブカル的であるのだけれど、それでも世界的舞台となると主軸にする文化があってそれを今に合わせて演出してハレのフォーマルに仕上げるっていうのが今までの見てきたオリンピック。

だとすれば、サブカル的安っぽさをそのままハレ舞台でやったという意味ではオリンピック史上初。

衣装はファストファッション、取ってつけたようないきなりの歌舞伎。ここは日本なのになぜかタップダンス、なぜかジャズピアノ。それをプレイしているのが日本国籍というだけで文化はアメリカ。

日本にはもっと才能ある人がいるはずなのにそういう人が選ばれずにあんな演出をしてしまう人たちが選ばれるというのが日本的でもある。

とまあ、びっくりするくらいつまらなくて、安っぽくて、貧乏臭くて、中身がなくて、あんなの金払って見に行ったら「金返せ!」だっただろうから、無観客でよかった。

と、ブーイングだらけの開会式にわたしとしてはちょっと許せないというか、ムカっときたのが聖火リレーのBGMがラヴェルのボレロであったこと。

なんで既存の、しかも手垢がついたような有名な曲を選んだのだろう? 発想も単純で、素人すぎる。

なぜ、自前で曲を作らなかったのだろう?

いじめ自慢で音楽担当の曲が使えなくなったからなのか? でも曲の差し替えは冒頭部分だというし。

ボレロを使う時点で、やる気のなさが見てしまったというか、そうせざる得ないくらい時間がなかったのか、バタバタだったのか…

何かワケがあると思いたいながらも、ありきたりな曲を使うB級ぶり。

感動ゼロ。

唯一良かったのは、天皇陛下の開会宣言がすっきりと短かったこと。駄文の朗読だった橋本会長とバッハ会長とは大違い。

開会式はいきなり選手入場で、それが終わって天皇陛下が開会宣言をしておしまい。それだけで良かったよ。

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