結月でございます。
今日は土曜日。保育園がないわけであるから、4歳の愛娘を連れていつものショッピングモールへ。
フードコートでサーティーワンアイスを食べたり、リンガーハットのちゃんぽんを食べたり、あとはふらふらが定番。
そこにはセレクトショップがあり、あまりにも自分のキャラに合わないアメリカ海軍F14機パイロット使用のジャケットを昨年買って以来、よく顔を出す。
そこの店員の兄ちゃんとは馴染みであり、何よりもうちの愛娘がよく懐いていて、駄菓子屋でお菓子を買っては「お兄さんに見せに行く」という具合。
このセレクトショップははっきり言って趣味の悪い品物ばかりであるけれど、趣味が悪いながらもそれはこういう服を作りたい!と明確にポリシーを持って作られた服ばかりで、匿名なのっぺらぼうではない。
趣味が悪いゆえのおもしろさがあり、おもしろいと言えばおもしろいものが売られている。
着物をコーディネートすることには興味があっても、自分が着る服には一切興味がないというわたしにはこれくらいド派手に趣味が悪くないと動かないわけで、基本的に自分で服を買ったことがないわたしもこの店では猫柄シャツや龍が全面に金で描かれた趣味が悪すぎるTシャツを買っている。
しかし、この龍のTシャツも服を着ることに興味がないから、買ったことすら忘れてしまって、いまだ値札がついたまま置きっぱなしになっている。
と、今日も4歳児と一緒にこの店を覗くと、
「ふお!!綾波レイちゃんのTシャツじゃん!」
と、ハートに突き刺さった。
エヴァンゲリオンは今年になって初めて見たという履歴の浅いわたしだけれど、綾波レイちゃんのことが好き。
ガチレズのわたしはああいう女が好き。必要なことだけしかつぶやかないから静かでよろしく、神秘的な謎がある。
一方、わたしは無駄にベラベラ喋る女は好きじゃないのである。
そんな綾波レイちゃんのTシャツは刺繍でEVANGELIONと施され、映画『ペーパームーン』のように三日月にレイちゃんが足を組んで座っていて、しかもレイちゃんはエヴァに乗るときのスーツではなく、ナナナナナント!水玉模様の赤いブラウスでスカート。
「か・わ・い・い〜」
と、萌えてしまい、アメリカ海軍使用のジャケットと同程度のインパクト。
しかし、お値段がすごい。税込みで7,590円でTシャツのくせに高いやないか。
とはいえ、触ってみると生地はしっかりしているし、刺繍だし、綾波レイちゃんはかわいいし、安物ではない。着物と同じく、刺繍を施すとなると安物のペラペラ生地だと持ち堪えられないのである。
あとは綾波レイちゃんが背中にプリントされていて、馴染みの店員兄ちゃんに、
「背中だと、自分が着たらレイちゃんが見えんやないか」
と言いつつも、大好きなレイちゃんを背中に背負うことにした。
もう一つ違う柄があって、それはアスカだった。店員に、
「アスカはいらん」
と、言う。
割引対象ではないと札がついていたが、馴染みゆえにクーポン券をくれて、10%安くしてくれた。
しかし、このレイちゃんはカワユすぎる。もしエヴァのプラグスーツを着たレイちゃんだったら買ってなかったと思う。こんな普段着のレイちゃんは劇中になかったし、こりゃ、萌えるデ。
さて、基本的にわたしは半袖を着ない。あまり肌を露出しなくないからで、だからTシャツなんて外で着たことがない。
それに日焼けが困る。
クルマに乗るようになって、手首から下が日焼けしてしまって、着付けするたびに「どうしてそんなに手がきれいなんですか?」と言われた皮膚も今は日焼けにさらされ、シミまで出て来てる。おまけに飼い猫の喧嘩を止めに入ったときに激しく噛まれ流血し、その傷が消えない。
袖をめくると、色白のままであって、それはまさしくラスコーの洞窟壁画のように非公開にされたからこそ、かろうじて残る保存状態である。
Tシャツを着て、色白ゾーンがなくなるのは避けたい。これ以上、日焼けしたくない。顔もひどい。
と、そのままショッピングモールに入っているユニクロへ行って、アームカバーを買った。
これからはレイちゃんのTシャツで外に出るときは、アームカバーをしておこう。暑くても我慢する。
ところでこのカワユすぎる綾波レイちゃんのTシャツを出しているメーカーをネットで調べてみると、LOW BLOW KNUCKLEというアメリカのブランドらしい。有名なのかは知らないけれど、わたしがブランドはあまり興味がないから、綾波レイちゃんだけでいい。
さて、このTシャツは東京へレッスンに行くときに着よう。と、そんなことは龍柄のヤクザ仕様のTシャツのときにも言っていて、まだ着てない。こちらも着なければならない。
如何せん、栃木にいると基本的に引きこもりで、保育園のお迎えとスーパー以外には外に出ることがなく、デスクワークオンリー。それに栃木だとそもそも人が少なすぎて、綾波レイちゃんがいくら可愛くてもそれを見せる相手がいない。見せる相手がいないとファッションは成立しないのであり、自分一人で着ていても虚しいだけ。
まあ、わたしは暑がりだし、秋になってもTシャツでもいいし、それにユニクロのアームカバーをしておけば暖かい。
と、秋までレイちゃんの出番を伸ばす。
そんなレイちゃんは刺繍が入っているから、洗濯時は裏返しにしてネットに入れるとのこと。
と、LOW BLOW KNUCKLEのサイトを見ると、綾波レイちゃんが刺繍されたフライトジャケットもあって、ちょっとこれもほしいなんて思っている。