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大雨の日はダサい長靴

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結月でございます。

今日は全国的に大雨らしい。

わたしは雨がどちらかと言うと好きなタイプで、雨の中、クルマで走るのは楽しいから雨が降るとどこかに出かけたくなる。

しかし、困ることがあって、それは愛娘が通う保育園の駐車場が雨だと巨大な水溜りが出現し泥だらけになることで、その水溜りは1週間経っても干上がることはなく、1週間のうちに雨が降る梅雨時は水溜りは更新される。

だから、ラグジュアリーセダンな愛車がオフロードのラリーに出場したようになり、雨が好きでも泥んこは嫌いな都会派なわたしはこの大地をすべてアスファルトにするべきだと思っている。

栃木に来て、そんな田舎的オフロードの恐ろしさを知らなかったわたしは2年前、土砂降りの中、保育園に行くと園庭そのものが沼ほどの水溜りになり、水がない足の踏み場が皆無の中、一瞥で諦め、水の中を小さな女の子を抱っこしてジャバジャバと歩き、靴は全部泥水の中という洗礼を受けてしまった。

それがあってから人生初で長靴をホームセンターで買ったわけで、それはいわゆる長靴で、農作業にも使え、鮮魚売り場の仕事でも使え、ブルーカラーの象徴たるような典型的なもの。

こんなダサくて、美的じゃないものは身につけたくない。だから少々の雨なら濡れたほうがマシと考えてはいたが、さすがに保育園の泥んこゾーンは長靴がないと太刀打ちできない。

というわけで、今日はお迎えには久しく使っていなかったナイロン性の長靴を物置から出してスタンバイ。

農作業みたいですごく嫌なんだけど、こんな姿は晒したくないと思いつつ、そこは自意識過剰でそんなこと気にしている場合じゃないし、わたしがダサい長靴だってことを笑うような人はここにはいない。

でも、東京じゃ絶対履かないようなものだから、笑われる要素はありそう。

そうは言っても、この1000円もしない長靴は土砂降りには頼もしく、どんな水溜りでも突入することができ、まるで濡れることがない。

さらに靴底が薄く柔らかいので、車の運転も意外としやすい。

ところで山登りをするようになって山登りのグッズを揃えたわけだが、山登りの服装はとにかくダサくて、毎回着るのが恥ずかしい。

特にあの帽子はダサくて、みんな同じような形だし、山ですれ違った登山者の年寄りが同じような帽子をかぶっているのを見ると滑落して死んだほうがマシという気分になる。

とにかく山登りのルックスは画一的で、違うと言えば色くらいなものでダサいったらない。

つまり、山登りに必要とされる機能を優先して作るとどうしてもあのような形になるのであって、だからどれも皆同じようになる。

そうは言っても、山登りは山に登ることが目的なのだから、ファッション性を気にすることは必要ないわけで、現実には山に登っているとあまりのキツさにそんなつまらないことを気にしている余裕はなくなるのだけれど。

兎にも角にも、土砂降りの中、泥んこの水溜りを歩いたり、山の中を歩いたりするような自然を相手にするようなものはオシャンティがどうとかは関係なくなる。

非自然的な暮らしにこそオシャンティは求められるのであって、京友禅はその最たるもののようでだからこそ、わたしは泥んこが苦手なのである。

そういえば、長靴をはいた猫というのがある。

人間のわたしが現実では泥んこの中を長靴で歩かなければならないのに、うちの3匹の猫たちはインドアで悠々と畳の上で寝ている。

どうやら猫のほうが長靴はいらないらしい。

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