結月でございます。
3月になり暖かくなってきた。暑いのが苦手なわたしは実は春にはあまり好感が持てず、願わくばずっと冬であってほしいと思う。
とはいえ、そんなことを言い出したら北欧のどこかの北極圏の近くとかに住まねばならず、住めるならずっと住んでいても平気だと確信しながらも、そこに住むツテもないから栃木にいよう。
しかし、栃木県にはアタシの聖地奥日光があるので、それで満足している。
スタッドレスタイヤを持たないせいで冬の奥日光にはまだ行けていないけれど、今年の冬には行きたい。
年始だったか、愛娘とたまたま寄った自動車用品店のイエローハットでスタッドレスタイヤのことを訊いた。
すると国産でも愛車に装着するとなると10万くらいはして、愛用のミシュランとなるともっと高い。
正直、真冬でも今いる場所はスタッドレスはほぼいらない。東京へ早朝レッスンで出かけるときに地面が凍結してることが年に一度あるかないかというレベルで、そんな話をしたら店員のおっさんも、
「もったいないですかね」
なんて言っている。
スタッドレスだと走り心地も落ちるし、奥日光に行きたければスタッドレスをわざわざ買うよりレンタカーを借りたほうが安いんじゃね?という感じで、どうもスタッドレスに踏み切る気がしない。
しかし、もしスタッドレスタイヤがあれば、真冬の奥日光にガンガン行けるんじゃないかというトキメキがあり、凍りついた華厳の滝や純白の風景の中の中禅寺湖を見てみたい。
と、そんなことはいいとして、暖かくなるとすなわち山登りシーズンが始まる。
それはすなわち結美堂山ガール部の活動が始まるという意味で、4月、奥日光の社山を半月山経由で登ることに決まった。
社山は山ガール部として本格登山として最初に登った思い出深い山で、それは夏の暑さを言い訳としつつも、あまりにハードで三分の一にも満たないうちに断念し、屈辱を味わった山。
あの頃はまだ山のタフさを理解しておらず、体づくりもナメていた。
しかし、その後の再チャレンジで登頂に成功し、男体山も攻略できたため、今となっては社山は山ガール部にとってはまあ登れる山という認識になった。
それではつまらないということで、その途中にある半月山を経由するルートを選択して今回はチャレンジする。
男体山は急な斜面で山頂に着くまではほぼ展望がないけれど、社山は頂上はショボい反面、登山途中の景色が大変いい。日本列島を中心から望める。
というわけで、昨年9月から冬が終わるのを待っての山ガール部の活動というわけで、その間、鈍りに鈍ったこの肉体をなんとかしなくちゃいけない。
もともと体力がない上に田舎暮らしでクルマ移動ばかりになり余計に体を動かさなくなった。
今のままだと社山でも登りきれない。
日程が決まり、これからまたチャリによるトレーニングを開始するわけで、願わくば登山日に雨が降らないこと。
何か気合が入ると決まって雨が降るという神がかり的雨女のアタシの実績はなかなかのもので、昨年5月の男体山もトレーニングで体を作り上げたにも関わらず土砂降りの雨になってしまい、行き場のない気持ちを抱えながらホテルで酒を飲んでふて腐れる事態に。
再チャレンジの9月は見事に晴れてくれたけれど、愛娘の保育園が憎むべきシルバーウィークか何かで連休になることを知らず、連日3歳児に付き合わねばならないゆえにトレーニングがまるでできず、家でスクワットをするだけだった。
スクワットだけの体づくりはやはりダメで、男体山に登りきったとはいえ体はガタガタ。登山タイムは日本で一番遅いに違いない有様。
その失敗があるため、今回はちゃんと保育園のカレンダーを確認しながら、早めに体づくりを始める。
さて、奥日光は5月でも雪が残っているけれど、先日、ホテルに電話で訊いてみると、もう雪はないとのこと。やはり暖冬だったのだろう。
と、ようやくの登山シーズンでちょっと気持ち高ぶるも、愛娘を抱っこして中国へ行くために買ったモンベルのリュック「チャチャパック」は正直、今回はいらない気がしている。
これは35リットルあり、基本荷物少なめなわたしとしては社山にはちょっとデカい。
でも、使わないともったいないというか、ちゃんと登山で使ってみてその使いやすさを実感したい気持ちもあり、さあどうするか。
なんて考えているのだったら、モンベルで20リットルを買えばいいんだと今思ったり。
ともかく、山登りがなければ、年中体を動かさない最悪な状態になっていたのだろうなと「もし」を考えると怖いよ。