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またしても神通力で日光に雨を降らしてしまった。

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結月でございます。

わたしには神通力があって、それは雨を降らす力。何か楽しみなイベントがあると雨が降る。あまりテンションが上がっていない場合はそれほど降らない。

栃木の日光はわたしの聖地であるから、ここに来るときは雨が多い。これまで何度も雨を降らせていて、天気予報では晴れであるのに雨が降るという神憑った現象もこれまた何度もある。

というわたしには龍神様が憑いていて、スピっぽく言うとわたしはバリバリの龍神系なのである。それは小学生のときに自覚し始めた。初めて日光へ行ったときの自分とのフィット感、それを思うと日光の龍神系で導かれるようにしてやってきたようにも思うのである。

と、そんなわたしは一昨日の土曜日、日光だいや川公園で開催されたホタル鑑賞会に出かけてきた。

去年も一昨年も気づくのが遅く、気づいた時は終わってしまっていて、今年こそは愛娘を連れて行こうと狙っていた。

いち早く情報を得て、カレンダーにも書き込み、ホタル鑑賞会への意気込みを高めた。

ホタルといえば、大学の頃、熊本のどこだったかで蛍の里があるというのでサークルのイベントとして見にいった。ホタルを見たのはそれが初めてで、それ以来一度もホタルは見ていない。

5歳の愛娘も喜ぶだろうと提案すると、案の定、見たい見たいと喜んでいて、天気予報を見ても晴れマーク。ようやくホタルが見られるということになった。

宇都宮で用事を済ませ、そのまま日光だいや川公園に直行。

このダイヤ川公園は大変美しい公園で、目の前には女峰山がそびえ、わたしは将来、奥日光かこの公園周辺に住みたいのである。

奥日光は住める物件があるのかわからず、住めたとしても病院はないし、スーパーはないし、現実的には住みにくい。ところがだいや川公園付近は田舎であれどマクドナルドもあるし、ケンタッキーもある。ついでにTSUTAYAまであって、デカいスーパーもある。

基本、ジャンクフードで満足できるわたしは逆にマックとケンタッキーがない土地に住むのはストレスであり、これまでずっとマックが近くにないところには住んだことがない。

とまあ、生活面でも過ごしやすいだいや川公園付近。しかし、だいや川公園まで行くと一気に自然の風景になる。

そんな公園に18時過ぎに着いた。ホタル鑑賞会の受付は19時。開始は19時半。

ホタルは暗くならないと出てこないから19時半ということである。

受付まで時間があったので、滑り台などがある場所で5歳児を遊ばせる。そして受付開始の時間に近づいてくると、

「あめ、ふってきたよ」

と、5歳児。

ほんとだ。ポツンと来た。いや、でも天気予報では晴れとなっている。手元のスマホで現在地で調べても雨は降らない。しかし、ポツンと来ている。

と、ポツンがポツポツとなり、ポツポツが軽くヤバい雨粒に急速に変化。

これはクルマに戻らないと危ないと5歳児と早足でクルマに戻る。するとフロントガラスは雨で濡れ、天井は雨粒で叩かれる。

なんてこったい。すごく楽しみにしていたホタル鑑賞会、いきなり雨で中止とかならないだろうな? 受付のテントは設営されていて、職員が準備はしているものの怪しくなってくる。

ともかく19時になり、受付には傘を持った人たちが並び。わたしたちもクルマに備え付けの傘をさす。

しかし、ホタル鑑賞会は思ったほど人は多くない。やはり地元の人にとっては珍しいものでもないのだろうか。

受付のテントには夜店の明かりのようなテングステン灯が灯る。傘をさして20番目くらいの位置で並んでいると、雨はいよいよ本降りになってきた。かなりの大粒である。

ホタルは雨でも飛ぶのだろうかと心配しつつ、受付に向かうと次の順番というところでテントに吊るされてあったタングステン灯がいきなり、

「バン!」

と、破裂音を立てて割れ、ガラスの破片が飛び散った。まるでポルターガイスト現象のよう。幸い破片は当たらなかったが、慌てふためく職員のおばさんたち。

またしても日光に雨を降らせてしまったと自身の雨力を感じていたら、タングステン灯まで破壊。いよいよ神憑ってくる。

そんな中、受付を済ませ、鑑賞会開始までの30分を屋根の下で待つ。

受付が雨の中進むのを眺めつつ、

Il pleure dans mon coeur
Comme il pleut sur la ville...

”巷に雨が降る如く、わが心にも涙降る”

と、気分はヴェルレーヌである。

しかし、天気予報は晴れだった。そして雨が降り始めたそのときにYahoo!の天気予報アプリで見ても雨予報はなかった。

鑑賞会が始まるのを雨の中待ちながら、もう一度天気予報アプリを立ち上げてみた。するとそれは驚くようなものだった。そのスクショが以下のものである。

これ、すごくね? 東京から埼玉、さらに群馬、福島、そして東側は千葉、茨城、つまり関東一帯は雨雲などないのだ。それなのに日光だけ怪奇現象のように雨雲があるではないか。

これまで山登りでも日光では晴れなのにいきなり雨が降ってきたりしたものだが、なるほどこのような雲のあり様だったのか。これでは確かに天気予報は当てにならない。あまりにも局地的すぎる。

これを見て、日光の龍神様がわたしに連動しているのがはっきりした。

ホタル鑑賞会に来ていたみんな、ごめん。この雨、アタシのせいなんだ…

しかしながら、鑑賞会は中止にならず19時半になると入場が始まった。すると、不思議なことに雨がほとんど止んだ。

ホタルがいるところに案内される。夜のだいや川公園は暗闇である。自然の怖さがある。

そんな中、ホタルは飛んでいた。それほどたくさんではなかったが飛んでいた。雨のせいで少ないのかはわからない。昔、熊本で見たときはもっとたくさんいて、手のひらにホタルがとまった。

しかし、ホタルは幻想的で、ふわふわと飛ぶ。「フワフワ」でなく「ふわふわ」なのである。

愛娘も喜んでいる。雨は傘をささなくていいほどだったので助かった。

15分ほど歩き、終了。クルマに戻るとまた雨が降り出した。

もし将来、このあたりに住めばホタルも暇つぶしに見に来られる。住むとなれるのもまだ随分先の話であれど、日光に住みたい。

だいや川は美しい。東照宮の神橋の真下の透明度は見入ってしまう。中禅寺湖から華厳滝として流れた水である。

日光に住めば、もういたずらに雨が降ることはないのではないか。

ともかく、日光は自然霊がたくさんいる霊的な場なのである。

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