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さて、東京・品川へ

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結月です。

今日は東京・品川へ。

今進めている企画の実務的な用事で急遽、品川へ行かなくてはならない。スピードを要することは即行動。

東京にいる頃なら品川なんてすぐに行けたのに、栃木の田舎暮らしにはちょっと手間なのである。

とはいえ、東京上野ラインというありがたい電車に乗れば乗り換えなしで2時間ほどで着いてしまう。

クルマで行こうとすると3時間ほど。都内の渋滞でそれ以上かかるかもしれない。

それでもクルマに乗るようになると電車が億劫になるもので、クルマで行きたくなる。しかし、品川の現場は駐車場に苦労しそうだから電車にした。都心は駐車場探しに徘徊してしまうから。

まったく田舎にいるとめんどくせーな!と思うわけだけど、生活コストの安さや広々とした戸建てが猫にもよろしく、東京に戻ることは選択肢にはない。少なくとも猫が生きている間はここにいる。

それに東京まで電車で行かなければならないことは何度もあることでなく、レッスンにはクルマだし、総合的に考えても栃木のほうが楽。

ただ、わたしが田舎嫌い都会好きなところがネックで東京に行くたびに、

「なんでアタシが栃木にいるんだろ…」

と、遠くを眺めてしまうのだけれど、今は幸い愛娘の育児が忙しいから栃木にいることが不満になるゆとりはなく、それどころか育てやすいと思っている。

でも、育児の忙しさがなければ、田舎嫌いのわたしは間違いなく精神が瓦解する。

住むにはいいとこ、と言うには、わたしは若過ぎる。

さて、今日は愛娘を保育園に送り、そのままクルマで駅に向かい電車。用事はすぐに済むので終わればすぐに電車に乗り栃木へ戻る。そして、猫にご飯をあげて、猫のトイレを掃除して、しばらくするとまた保育園へお迎えに行く。

家に戻ると晩ご飯を作るというわけだが、今日は東京帰りだからご飯作るのがメンドーになって、

「サイゼリアにビザでも食べ行く?」

と、4歳児を誘うかもしれない。

というわけで、忙しいと精神は健全なものなのであって、人間、仕事がなくて暇だったり、やることもやりたいこともないと考えなくていいくだらないことを考えて精神が病む。

やりたいことをやるのは才能だけれど、これがないとやりたくない仕事に忙殺されてストレスを抱え、不平不満タラタラになる。やりたくないことに自分の時間を切り売りするのは自己否定の強要であるから、それは苦しい。

それがいくら金になったとしても幸福度は低いとなると、これは人間的に大きな問題となる。

今は豊かで自由な時代であるから、我慢して耐え忍んでやりたくない仕事で生活をするなんてことは美談にならない。むしろ、ただの馬鹿、という位置付けになってきている。

そうならぬためにも勉強は大事だなと思うわけで、基礎学力がないとやりたいことも力的にできないし、周りにも信用してもらえない。

とまあ、育児のおかげで田舎暮らしを不満に思う時間もないわたしだけれど、4歳児には4歳児なりの人間関係が保育園にあるらしく、その悩みは大人のものとまるで変わらない。

わたしから4歳児へのアドバイスは大人へのものと同じであって、でも4歳児のほうか素直だから理解が早い。

大人は自分の固執した考えから自分を解放することができず、自己都合ばかり言い訳にして何もやらないケースが多い。

だから、子供のうちに人間関係に対してのドライな考え方を持っておくのは大事で、粘着質に考えない習慣はつけておくのがいい。

まあしかし、人間は大変だ。生きるのは大変だ。これは一大事業なのである。

生きていることを事業として捉えれば、何をしたらいいかわかりやすい。

事業が簡単にうまくいくことがないのと同様に、生きてることだって容易くうまくいくなんてあり得ない。

あり得ない中でできるだけうまくやっていく。その上で考えなくていいどーでもいいことに悩むとかはやめたほうがいい。

と、そんなことを言いつつ、わたしだってうまくいくかわからない企画をどうにかしてやり遂げたい気持ちで今日は東京・品川へ行くわけで。

行くことで一つの懸案を克服し、そうやってひとつひとつクリアしながら進むしかない。

わたしは自分が強運だとは思わないけれど、時々運がいいほうかもしれないと思うときもある。

それはもしかして、誰しもに起こり得る懸案をクリアし、その成果の積み重ねで運がいいと錯覚するのではないかとも感じる。

克服しながら前に進むには悲観してはならず、合理的に、理性的に事を考え、進めるしかかいから、その割り切りで生きていると困難もなんとかなったりして、その繰り返しの蓄積が運の良さだと思わせるのだろう。

だから、運の良さなんてほとんどが自力で為すものではないか。

わたしはそう思うんだよね。

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