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楽しいことはやっぱり楽しい

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結月でございます。

今日も現在進行中の企画の実務。いろんなところに連絡したり、調べたりして、

「さすがに疲れたデ」

と、頭をずっとフル回転させていたから頭が痛い。脳味噌が明らかに熱を持っているのがわかる。

ちょっと前から、

「しょーがない。お酒でも飲んでリラックス」

と、ウォッカでもグビグビ飲んでいたに違いないけれど、今はバッカスに免状も返納して、お酒に関しては隠居生活状態なので、飲みたいとも思わない。

結局飲むと却って疲れることがわかっているし、作業効率も落ちるから仕事が進まなくなることが嫌だなって思うから。

と、それでも頭がぐったりしているので、お酒でない気分転換を考えてみると、

① 真夜中の国道4号線をクルマでぶっ飛ばす

② 腕立て伏せをやる

③ タバコを吸う

ということが思い浮かぶ。

真夜中の国道4号線はぶっ飛ばすには快感なのだが、眠っている4歳児を放って日光街道の白い彗星になるわけにはいかない。

そして腕立て伏せは無性にやってしまいたくなる衝動があれど、面倒で取りかからない怠慢。

タバコは吸っている最中はいいけれど、吸った後が口の中が気持ち悪くなるから吸う気にならない。

残された手段は医者からもらった睡眠導入剤を飲むことかと思いつつ、それも不健康な気がして飲む気がしない。

なぜなら、やりたいことをやって脳味噌がパンパンなわけで、やりたくないことに悩んで眠れないわけじゃないから。

すなわち、精神は極めて健康なのである。

とは言え、毎度のことながら企画というのは思い通りにいかない。わかっちゃいたけど、一難去ってまた一難。

その対処と可能性を探るのにものすごく頭を使う。

ため息ついたり、朦朧となったり、眉間のいしわ寄せて考え込んだり、きっと端から見ると危ない人に見える。

しかし、幸いにもそばにいるのは猫だったり、4歳児だったりするから危なくはならない。もし、企画に関係ない大人で、面倒な人がいたりすると多分、ブチ切れる。

一人がいい。ひとりがいい。たった独りがいい。

4歳児が寝てくれたこの静寂の深夜、独りであることで精神は表面張力のように際どく保たれている。

と、こうなると当然、人とも会いたくないし、誰かと酒なんか飲みたくないし、求めるのは静けさだけ。

しかしまあ、物事はうまく進まないものである。でも、スムーズにいかないからこそ、達成したときの感動は大きい。だからこの困難はそのための爆薬だと思っておこう。

そんなことを言いつつ、楽しんでる。こうしてるのが楽しいと思う。

わたしは企画を進めているときが一番楽しいのである。

着付けをするのも楽しいけれど、それは時間的に一過性なもの、単発的なものだから質が違う。

いくら頭を使いすぎて脳味噌がぐったりしても、自分がやりたいことをやっているから高揚感はある。

しかもそれは自己満足ではなく、成功すれば多くの人に多大な感動を与えられる。自分のためだけじゃない事業。

人間とは思いのほか、自分のためだけにやるとエネルギーは弱い。自分の行いが他者のためになっていることにエネルギーが高まる。

関わり合いがなければ駄目なのだ。今は豊かな時代だから一人でも生きていけるけれど、人間的なエネルギーは得られない。得られないと身が震えるような感動と幸福は現れない。

と、そんなことに取り組んでいて、でもまだこれは実現できるか確定したものじゃない。

もし、実現を可能にする案件でずっこけて、この企画はなかったことになってしまったならば、わたしはひどく落胆して、空っぽの人間になってしまう。

自殺はしないけど、奥日光の山奥に籠りたくなる。誰にも会いたくない。しかし、4歳の愛娘がいるからそんなことはできず、空白な表情で、虚脱した体で育児をしなければならない。

そうはなりたくないなと思いながらも、自分の力だけではどうにもならない事例、つまり相手があるものというのはなんともやるせないものなのである。

とは言え、日本のコロナ対応みたいに結果が出てしか考えられないとどん詰まりになるから、あらゆる可能性を想定して、未確定であっても進めるものは進める。

でもさ、自分が心底からやりたいと思う仕事は、こんなに大変でもなんでこうも楽しいものかね?

一喜一憂して、また落ち込んだりしているくせに楽しいと思っている。

そんな大変なこと、なんでわざわざやるの?というのは一般的な見方かもしれないけれど、やりたいことに可能性を賭けることをやらないメンタルがわたしにはわからない。

人はすべて死ぬのだ。死ぬのであれば、生きている間にやり残しなんてないほうがいい。

わたしの人生設計のコンセプトは、

「満足して死ぬこと」

最期の言葉は、

「ああ!楽しかった!」

がいい。

そのためにはたとえ困難なことでも、自分がやりたいことはやらなくちゃならん。

そして、この事業で多くの人に感動をもたらすのだ。

やり甲斐率100%。

しかし、そうやって仕事を進めながら、自分が知らないことに出くわしたりする。知らなかっったことに出会えると、ますます若返る。歳を取らない。

そんなことだったのか、そういうことだったのか、そんなのあったんだ、なんてことを繰り返しながら人と接して自分という人間がアップデートされていく。

その瞬間にその刹那の前の自分とは異なる自分になっている。

そんなことも知らなかったアホヅラの自分が、それくらいは知っている自分に変容している。

そうやってこの大仕事を進めていく。

と、血気盛んになりながら、寝不足大歓迎。

寝る気がしないほど楽しいとはこういうことだから。

と、今日は気合入れて神社で祈願してきたデ。

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