結月です。
今日から熊本。2017年以来で4年ぶり。
打ち合わせをして、明日の朝には発ってしまう。本当はもう少しゆっくりして会いたい人もいる。でも、4歳の愛娘と3匹の愛猫がいるから、長い留守はできない。
1週間くらい熊本でレンタカーを借りて楽しみたいと思いながら、それは遠い先の楽しみとしてこの身が自由になるまで待つことにしよう。
さて、今、取りかかっている企画の実現のために立ちはだかる“現実”をひとつひとつ潰して前に進む。
そしてそれがうまくいけば、実現とは違った“現実”が現れる。
そこまでたどり着くと嬉しさではなく、ちょっとした安堵が得られるが、すぐさま今度は実現の先にある新たな“現実”が出てきてまた現実と闘わなければならない。
やって楽しいはずなのに現実とやり合っている間は不機嫌で、辛そうで、といった顔をしている。
だったらやらなければいいじゃないか、となるのに「やらない」ことはもっと苦しい。
取りかかって実現し終えたら、やっとのことで安心が混ざり合った充実感と達成感を味わえるけれど、やらなかったらそんな味わいはないし、やらなかった後悔はいやらしくも死ぬまで続く。
だから、
「キタ!」
と感じたことは、実現に向けて動き出すことが大事なのである。
さて、わたしが熊本にいたのは4年ほどで、そこを離れてもう随分になる。
熊本にいたと話すと、わたしが熊本出身だと勘違いされることがたまにあるけれど、ずっと他所者としての熊本。
しかしながら、こうして今もなお、熊本にいた時に出会えたひとにお世話になったり、一緒に仕事したりすることを思えば、
「縁ってあるよね」
と感じる。
栃木には2年以上いるのにそんな深い縁になりそうな人には出会ってない。それは栃木にいても仕事の拠点は東京であるせいもあれど、今のところ深い縁はない。
と思えば、熊本での4年間は、
「濃ゆい」
ものだったのかもしれない。
濃ゆい熊本ラーメンを食べて帰りたいけれど、今回はそんな時間はないか…
ラーメンは熊本のものが一番いい。
それはわたしの個人的な好みの話として。