結月でございます。
動画のネタはたまってるから、動画撮影したいななんて思っているのにしばらくできていないのは、生来喉が弱いわたしはまた喉を痛めているから。
2週間以上経って、ようやく沈静化してきたのは毎度のことで、数えてみるとほぼ毎月、喉を痛めている。
小学生の頃から成人するまでの間は喘息に苦しめられ、毎晩のように真夜中に救急病院へ行って吸入をするという有様だった。今は携帯できる気管支拡張剤があるから吸入器を求めて病院へ行くことはなくなったのがありがたい。
調子が悪くなくとも、レッスンで1時間以上喋り続けると喉が駄目になってくる。
おそらく発声の方法も悪いのだろう、腹で喋らず喉で喋っているからだと思われる。
しかし、栃木に来てから喉を痛める頻度がより多くなった。東京にいた頃は家でひとりで過ごしていたから、喋ることもないし、じっと黙っている時間がほとんどだったからマシだったのが、今は3歳児に絵本を読んだりと忙しいせいもある。
と、そんな具合で、喉が正常な時のほうが少ないような気がする。おかげで奥日光へ行く時も「真夜中にタバコが吸うぞ!」なんて言ってるくせに吸えないことが多かったりして、普段はタバコを吸わないものだからそれを楽しみにしていても喉が許さない。
来月はコンサートもあるし、喉のケアをしながらその準備を進める。
コンサートはバイオリンとチェロの二重奏だけれど、濃厚なプログラムだから音楽的にお腹いっぱいになれるし、しかも少人数制だから臨場感もあって、弦楽器のリアルを間近で楽しむことができる。
さて、本格的に暑い日がノーマルになるシーズンになり、猫の毛が生え換わるのもようやく落ち着いてきた。
それでも猫が甘えてくると、毛だらけになってしまい、いそいそとファーミネーターという猫ブラシの定番を取り出してはブラッシングをする。
取れる毛の量も日々、少なくなってはいてもまだ冬毛は少し残っている。
3歳の愛娘を保育園に送り、猫のところに戻ってくると幸福感が湧き出るのは、愛娘よりも猫の方が好きだからだろう。
これは語弊があるけれど、人間よりも猫の方が好きだということである。
3歳児は可愛いとは言っても、ワガママで駄々をこねられると閉口するときもあるし、何かと面倒なことがある。
しかし、猫には甘えられて毛だらけにされてしまうこと以外は面倒がなく、とにかく純粋に可愛いものなのである。
猫というのはどうしてこう愛らしいものなのだろうか。
猫といるだけでハッピー。もう人間なんかに会いたくない。とにかく人間は面倒。
そんな猫たちは気温が上がるにつれて、だら〜っとすることが多くなった。毎年、夏になるとこうなのである。
家の中がとりわけ暑くはないのだけれど、やっぱり夏は猫もダラけるものらしい。
仕事用の事務椅子はだら〜っとする猫の寝床になってしまって、わたしは畳の上にペンキの缶を置いて、その上にMacBook Proという姿。
そんなダラけた猫たちは、おもむろにわたしのところにスタスタとやってくると、膝の上に乗ったり、お腹の上で香箱座りをしたりしつつ、顔をペロペロと舐めてくる。
頭上ではエアコンのほどよい風が流れる音がするくらいで、静寂の中にいる。
ところで、愛娘の今年の七五三に着せる着物が京都で染め上がった。
4月に染め現場を撮影するために京都へ行くつもりであったのが、コロナ騒ぎが勃発して行けなくなっていた。
京都も染めの仕事がコロナでほぼ停止していた、つまり発注が来ない状況のせいで、随分と予定より遅れてしまった。しかし、それでも着物が仕上がったのはよかった。
コロナの経済閉鎖で、京友禅の工房が突然なくなってしやしないかと、冗談も交えられないような心配をしていたから。
とはいえ、ちょっと解除といっても、消費はすぐには戻らないし、そんなことを言っている間に秋が来て、またコロナで騒ぐなんてことになると、
「やれやれ」
では済まされまい。
さて、トレンディーな話をすると、小池百合子のカイロ大卒というのは、コネとカネを使って卒業したんだなと思う。
日本にいると、カイロ大学が声明を出したら信じるだろうけど、国によって腐敗や買収が当たり前というところがある。日本人には想像できない世界があるものだから。
ちなみに今の中国はしっかりしてきていて、不正が難しくなっているけれど、ちょっと昔は自動車免許もカネで買えたらしい。学校の入学も親戚にコネがあるとか、そういう事情でお願いすると学力がないのに入れてしまったり。
しかし、コネやカネを使って中にはいったり、卒業しても、頭の中身だけはどうすることもできない。
だから、その卒業が一応本物だとしても怪しいのは多くあるもので、それはカイロだけの話じゃない。
思えば、日本の大学だってかなりいい加減で、単位スレスレでも教授にお願いして卒業させてもらったり、テストの点数が低くて赤点でも、レポートを書いて単位をもらえたりする。
結局これも正式な卒業はしていても、中身は詐欺みたいなもので世の中は結構な割合で小池百合子なのだと思う。
だから、英米科を卒業しているのに英語が全く喋れないとかが普通にいるわけで、アラビア語がろくに話せなくてもカイロ大学は卒業できるのと変わりがない。
そもそもガチでカイロ大学を卒業できるような秀才は、政治家なんかにはなりはしないだろう。
ところでわたしがコネ社会中国で見て驚いたのは、
「コネでいい学校に入っても意味ないよね?だって中身はないんだから」
という言葉が通じなかったところ。
実力ないんじゃ、コネで入っても馬鹿にされるし、いい仕事できるわけないのにどうしてコネを使うのかってとても不思議だった。
しかし、そういう社会はコネでも卒業を勝ち取って履歴にしたほうが生きやすい社会ってことなんだよ。
「おいおい、いいのかよ、それで!」
と思うけど、それが浸透している社会はそれで成り立っているので、罪悪感なく平然と行われるわけ。
それは社会の精度を意味するけれど、やっぱりね、実力がないと駄目だよ。どこかで躓いちゃうもん。
と、小池百合子はコネとカネで買った卒業証書だから、ずっと公開するのをためらっていたけど、これまたきっとコネとカネでカイロ大学に声明を出してもらい、その上で公開したんじゃないかな。もちろん、選挙のために。
というのがわたしの憶測です。
違ってたらごめんね、百合子。