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あっ、猫飼ってるんですね。

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結月でございます。

今日、スーパーへ行ったのは、トイレットペーパーがなくなったことはサブの用事で、メインの用事は猫砂を買うため。

キャットフードのコーナーにいつも積み上げられている猫砂をカートに2袋載せる。そして、たまに与える「ちゅ〜る」を選ぶ。

これはうちの4歳になったばかりの愛娘が猫にあげるのを楽しみにしていて、月に一度くらいはあげている。

そんな「ちゅ〜る」の味を選ぶのいろいろ吟味を重ねてしまうもので、前回がまぐろ味だったから今回は別物にしようだとか、毛玉にいいと書かれたものや腎臓にいいとか、どうせ実質はどれも変わらないと知りつつも、愛猫家は悩むのである。

結局、健康志向のものを選んだわけだけれど、そんなスーパーの猫コーナーに同じようにカートを押した女がいて、そこにはキャットフードや猫缶があった。

「あっ、猫飼ってるんですね」

と、口にはしないが。愛猫家は心の中でそうつぶやく。

猫を飼っているという共通点は世界平和の精神であり、そこには嫉妬も対抗心もなく、

「うちにも猫がいるんです」

と、いきなり仲良しになれるのである。

さて、そんな「ちゅ〜る」をカゴに入れ、セルフレジで会計をする。

わたしのディナーはスパゲティであり、マ・マーのレトルトをひとつ買った。

すると、

「ギョギョっ!アタシのディナーより猫のおやつのほうが値段が高いやないか!」

それだけでなく、トイレットペーパーにも金額で負けている。

ああ、なんて安上がりのわたし。

まあ、別にいいんだけど。これまでおいしいものはたくさん食べたから、とりわけ食べ物に金をかけたいとも思ってないから。

それよりも猫たちが大事。猫が喜べばいいよ。

って、「ちゅ〜る」をあげて喜んでいるのは4歳になったばかりの愛娘なのだけれど、小さいうちから動物とは仲良くしてほしい。

動物愛というのは心が豊かな証拠だから。

育ちが貧乏だったり、生活環境が劣悪だったりすると、動物を可愛がる心が育たない。それだけ自分に余裕がないからね。

一年前は愛娘は今より小さく、騒がしかったから猫たちもあまり寄りつかなかった。でも4歳になって猫たちも触られてもおとなしくしていて、猫は愛娘のことを受け入れた模様。

まあ、猫のほうが年も上だし、先輩だからね。

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