結月でございます。
感染という意味でのコロナは随分落ち着いてきたと言っても、その経済的ダメージはタイムラグを伴うので、これからです。
と、ファミレスの「ジョイフル」が200店舗を閉店するとのこと
「マジ!? ショック!」
と、このニュースにはちょっとしたインパクトなわたし。
だってさ、九州にいたことがあると、ジョイフルは生活には欠かせないでしょ! なんてジョイフルの重要さを言いたくなる。
大学生の時は大学の近くにジョイフルがあり、そこは晩御飯の場だけでなく、ミーティングの場でもあり、「ジャンボチーズハンバーグ」がアタシの定番だった。
そんなジョイフルは九州を離れてからずっとご無沙汰していたものの、栃木に来るとジョイフル真岡店があることを知り、小さな愛娘を連れて一度だけ行った。
すると、わたしが知るジョイフルとはちょっとメニューが変わってしまっていたものの、あの頃のジョイフル感はまだちゃんとあった。ただ、昔のような安さは実感できず、
「あれ、結構高いな…」
と思ったけれど。
真岡店が閉店するのかどうかはわからない。でも、わたしが行った時はすごくお客さんが入っていたから大丈夫であることを願いたい。
なんて言いつつ、今のアタシはジョイフルではなく、爆弾ハンバーグ派なのである。
爆弾ハンバーグとは北関東で展開するフライングガーデンが出すファミレス。
わたしは栃木にちょこちょこ来るようになって、「爆弾ハンバーグ」とデカデカと書かれた看板を見て感激してしまい、ずっと好奇心を持っていた。
そして、思いがけず栃木に拠点を移すことにもなり、歩いてなんとか行ける距離に爆弾ハンバーグがある。
というわけで、ジョイフルに行くなら爆弾ハンバーグになったわたしだけれど、ジョイフルのことは好き。
この爆弾ハンバーグ、この間も愛娘を連れて行った。
保育園の帰り道にあるものだから、クルマの後部座席から、
「ハンバーグ、たべた〜い!」
との声が聞こえる。
そんな頻繁に行くわけではないけれど、2ヶ月に一度は行く。
しかし、爆弾ハンバーグはうまい。アルコールも一通り揃っているから、飲み会やるならここがいい。
ただ、家から歩くには歩けるけどやや遠いということあって、クルマで行ってしまう。それに3歳児と連れてとなると歩けないし、ベビーカーを押す距離としてはハード。
なので、ハンバーグを食べるのにビールが飲めないところが苦しいわけで、フリードリンクの炭酸系を飲むもどれも甘くてやりきれない。
普段、ジュースというものを飲まないわたしは、こうした機会にコーラやメロンソーダを飲むと、その甘さに衝撃を受ける。
「こんなに砂糖が入っていたら、ゼッテー、お酒のほうが健康的!」
と確信する。
さて、そんな爆弾ハンバーグもコロナ騒ぎ中に行ったら、客がほとんどいなくて、
「大丈夫かな…」
と、心配になる。
確かロイヤルホストも大量閉店するって話だし、対面で向かい合って食べることを避けろとか言われるとファミレスはやっていけない。
そもそもファミレスに来るなんて文字通り家族とか、あとは友達同士とかなので、レストラン内だけで対面を避けてもレストランに来るまでに普通に対面の時間を過ごしているわけだから、あまりこうした警戒って意味ないと思うんだよね。
ところでお見合いパーティーとか、そういうイベントって、ちょっと洒落たホテルのレストランだったりする。
これ、間違ってるよね、ってわたしは思う。
お見合いパーティーはジョイフルとか爆弾ハンバーグでやるべきなのである。
なぜなら、ちょっと高級そうなところだと、いつもの素を出しちゃいけないと思い、食べ方も上品に振る舞うようになるから。
それは普段の姿とは異なった「演技」であるのに、
「この人、上品だわ」
なんて思ってしまう。
そこで付き合い始めていくと、次第に日常がじわじわとにじみ出てきて、
「こいつ、下品じゃん!」
とわかってくる。
幸い、そこで気づいて結婚しないにせよ、一応交際してしまうと別れるのはちょっと面倒なもので、そのリスクを考えれば、はじめから日常がわかるファミレスでお見合いパーティーはやるべきなのである。
ハンバーグを食べるだけでもフォークとナイフをどう使うかがわかるし、フリードリンクではどんなものをチョイスするのかで、その人の嗜好がわかる。
例えば、わたしはコーヒーを基本的に飲まない人間。飲めるけど、好んでは飲まない。
そんな人間がコーヒーばかり飲む相手と暮らすと、毎朝のコーヒーの香りだけで猛烈なストレスで、朝から機嫌が悪くなってしまう。
結婚という日常の連続では、事前にその日常的な嗜好を知っておくのが安全であるのに、「演技」が要求されるような場ではその判別ができない。
だからこそ、お見合いパーティーはファミレスでやるのがいい。
ちなみにわたしは人と食事するのは、最初からガードを下げられる人とでないと行かないようにしている。「演技」を要求されたり、ガードで身を守らなければならないような相手やシーンでは食事はしない。
しかし、食事というのは、その人の育ちや嗜好がわかるもので、それは履歴書のように捏造しにくいものなのである。
焼き魚にしてもその食べ方、皮は食べるか食べないか、そもそも魚を食べないかなどでわかることが多い。
食事のペースも育ちを象徴するし、野菜はあまり手をつけないのにデザートになると猛烈な勢いで食べるとか、少食ですぐにお腹いっぱいになる人なんかもいる。
一緒に生活できる相手かどうかは、食事で判断するのが的確なのであり、やはり好き嫌いが少なく、偏りなく食べるのが好ましい。
偏食の相手と食事するのは疲れるから、それが日常となるとやってらんないよね。