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コンサートをやると音楽以外の嬉しさもくっついてくる。

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結月でございます。

7月に開催する小さなコンサートの準備中。

客数からして今までの中で一番小さいかもしれない。でも、それだけ臨場感のある演奏をリアルに体感できるし、お声がけした人だけのものだからハートも親密でいいかなって思ってます。それに普通はコンサートなんてあり得ないようなロケーションだから、そこにいるだけで気持ちがいいよ。

武道館でライブやったりしたバンドが解散して、それぞれが小さなライブハウスで演奏することに楽しさを見出す気持ち、なんかわかるんですよね。

不特定多数を相手にする大きな躍動感もあるけれど、よく知る人たちだけで素直に楽しむ音楽っていうかな。

あとはコロナ騒ぎで日本中のコンサートが公演中止になってしまったわたしなりの反抗でもある。

コンサート企画は2年間ご無沙汰してたけど、コロナのことがなかったら引き続き、引きこもりでご無沙汰継続していたよ。

だから、急にやろうと思って、急に始めたものだからちっぽけなものだよね。でも、演奏者のふたりとも久しぶりに会えるし、そして久しぶりに彼らの音も聴けるし、それをうちの気の知れたお客さんを中心に堪能できるっていうのは、コロナ関係なしでよかったかなって。

中にはご両親を誘って家族3人で来る人もいて、思いがけずいい家族旅行のきっかけにもなって、そういうの、いいよね、なんて思うわけ。

あとはコロナで保育園が休園して地獄の育児疲れからこのコンサートを訪れることで解放されるとか、そういう人もいる。

これって、わたしが狙ったことじゃなくて、個々の生活環境がコンサートというイベントとちょっとした化学反応を起こして、音楽以上の楽しみが生まれるってことなんだよね。

こういうのって主催者としては嬉しいハプニングであったりする。

それは大きなコンサートでも小さなコンサートでも同じことで、来てくれるお客さんが企画以上のプラスアルファを見出してくれた報告は、

「いやいや、そんなつもりじゃなかったんだけどね」

と思いつつ、なんかすごく感謝されたりして、

「もしかして、アタシっていいことした?」

みたいな錯覚を起こすこともある。

さて、今回のコンサートは場所も形式も今までとはちょっと違った試み。

音楽を聴くだけのものでない旅行イベント的なものっていうか、観光も内包するようなコンサートをやりたいなって栃木に来てから考えていたから、それの序章的なものかな。

コロナのせいでそれを大々的にやるのはまだ先になるけれど、コンサートホールで音楽だけっていうのは、もう集客的にも厳しいし、新たなクラシック音楽ファンを作っていくにはその入り口が音楽だけじゃ駄目なんだよね。

きっかけは音楽以外のものでよく、異種が混じり合う総合的なものから音楽を見出して、音楽に出会っていい。

だから、音楽を楽しめるだけでなく、イベントに来たことがいろんな意味で楽しかったという感じをイメージしてる。

クラシック音楽のお客さんがただ単に高齢化しているのは、その世代にウケる試みしかしてないからなんじゃないかな。決して音楽そのものが古くなったわけでないはず。

そう。試みの仕方が古いんだよ。

なんて感じで、非公開だけどコンサートをわたしもお楽しみにしてます。

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