結月でございます。
今のクラシック音楽業界、っていうか、昔から変わらない業界に対しては、演奏家、事務局、そしてお客さんにもみんな、
「お前ら、考え方、間違ってるし」
と、思っているわたし。
とはいえ、音楽業界が廃れようが、演奏家が食いっぱぐれようが、そこには興味がないのでな〜んとも思わない。だって、アタシにカンケーないし。
関係あることは、自分の考えでどんなことが実現できるかというその楽しさと実績であって、他人がどうかっていうのはどーでもいいのよね。
今、わたしが考えているちょっと大きめのプロジェクトは単発のものでなく、持続的なものなんだけど、栃木にいるから栃木関連でやる。でも舞台は栃木にはしない。だって栃木は田舎だし、経済も文化もその動きにダイナミズムはないので、ここに人を集めようというのは無理ゲーだから。
主戦場は東京。テーマは栃木だけどね。でも、栃木だけを楽しむものでなく、栃木なんてカンケーねーって人も楽しめて、それでいて栃木に金が流れる仕組みを考えてる。
そのプロジェクトでは音楽はやるつもり。だって、わたしは音楽と着物のことしか詳しくないしね。
ところが音楽が主体ではなく、その枝分かれ的派生でマルチプルな魅力を発揮させる。
なので、ターゲットは従来のクラシック音楽ファンではない。そういう人たちも来てほしいけれど、従来の人たちはお客さんも体質が古いのでそこに新しい呼びかけをするのも要領が悪いし、新規で音楽を聴いてくれる人をターゲットにして、それはクラシック音楽というニッチな趣味に埋没してくれなくていいから、ただそういう楽しみもあっていいよねって生きることに明るさがある人たちを求めたい。
つまり、音楽に対しては、
「まったく聴いたことないッス」
というのがいい。
と言っても、従来のファンにも来てほしいよね。ああ、こういう試みって新しいし、おもしろい!って思って、今までの宿便みたいなものをザッと洗い流せてもらえれば、新鮮な気持ちになれるから。
まだ具体的なやり方は詰め切れていないけれど、コンサートくらいは開催しようと思う。
場所は再びサントリーホールかな。
やっぱり新しいことをやるには華がある場所がいい。別にサントリーにこだわってるわけじゃないので、華があれば他の会場でもいいんだけど。
時期もまだはっきりしない。コロナのワクチンで社会の空気がいつくらいに変わってくるかをもう少し観察したい気持ちもあるしね。でも、コンサート日が確定して、もしその頃また第何波とか騒いでも、わたしは自粛しないよ。満席を目指してやる。
そもそもコロナに第何波とかいう表現がテレビ的で間違ってる。でもそういうの、好きだよね、みんな。戦争での海戦ゲームみたいなノリ?
いずれにせよ、1年以内には始めたいとは思ってる。
でもさー 古いものってヤだよね。古い体質で変われないっていうの、嫌だよ。
とはいえ、新しい試みって見たことがないものだから、非難されやすいんだよね。だから潰されないようにしなくちゃ。
精神は潰されなくても、物理的に兵糧攻めされっちゃったりすると動けなくなる。
そういうのだけは困るなって思うけど、今回は自分が表に立つから、あんまり関係ないか。
そこは他人が必要というシステムにしないことで防ぐしかないかなと思ってる。