結月でございます。
テレビっていうのは、視聴者が高齢化していて、まるでクラシック音楽界と同じだけど、要はオールドメディアだから古い世代しか残ってないということ。
ドラマ見ているのもおそらくは若くてアラフォー。だから、キムタクがいまだにキムタクなドラマをやれるのはオールドファンがいるからで、逆算して考えたらそんなドラマを見ている人って40代より上でしょう。
とはいえ、日本の場合、世代人口が高齢の方に偏っていて、若い世代が人口的には少ないので、選挙と同様に年寄り向けのものを、年寄り向けのメディアでやったほうがとりあえずは数字が取れるという状況。
ただ、そんなオールド世代、特に人口が多い団塊世代はあと10年ちょっとでほぼ死滅するので、今のうちに若い世代に対応できることをやってないと続かない。
そういえば、先日、2歳の愛娘と書店に行ったら「週刊朝日」があって、こんなもん、まだ紙に刷って売ってるんだと冷ややかな気持ちで手に取ってみると、
「薄っ!」
と、あまりの薄さに驚き。こんな冊子ほどの薄さで金取るなんて信じられねーよ。しかも中を見たら、内容もぜんぜんないし。
とまあ、新聞やらも同様に残り少ないオールド世代による売上で首の皮一枚状態な訳で、テレビもこれから加速的にそうなる。
映像の世紀は終わり、これからは本格的な動画の世紀になる。
映像と動画の違いは、エスタブリッシュメントによるか、そうでないか。つまり、20世紀は映像の世紀と言われたのは、映像配信していたのがテレビ局や映画会社など全てエスタブリッシュメントなところだった。
しかし、今はスマホ革命が起きて、個人がいつでも撮影し、個人がいつでもYouTubeなどにアップできてしまう。これは映像ではなく、動画。
薬物をやった俳優が出たドラマが大急ぎで編集で削除されたり、撮り直しをしたりする。
これは社会が異常な潔癖症になっているというのと、社会が誰かを攻撃対象にして憂さ晴らししたいネガティヴな状態になっていることなどに原因がある。
いずれにせよ、それに対して対応するのはテレビ局や映画会社であり、エスタブリッシュメントなんだよね。
ところが一方でYouTubeが本格的になってきて、テレビでは扱えないものが扱えるようになってきた。
ちょっと前まではYouTubeは子供が見るもので、ヒカキンのチャンネル登録のほとんどは小学生だったりしていた。
でもだんだんYouTubeが大人も見るものになってきて、それはそういうコンテンツが増えてきたのと、大人のテレビ離れによるものだと思う。
そうなると、断然YouTubeのほうがおもしろくなってくる。
そして、YouTubeの良さは、好きな時間にいつでも見られること。そして見たいものだけを見る、つまりつまんないところは早送りできること。
これがテレビだとできない。つまんないシーンも見なきゃいけない。
ともかく時代が本格的に動画にシフトしていて、テレビはおもしろくないけど、YouTubeはおもしろくなっている。
それを証明するような動画はこちら。
【事件後初告白】清原和博さんYouTube初登場!…薬物の恐さと息子の支え、逮捕前後の心境について全て語る。
清原の後輩で阪神タイガースでも活躍した片岡篤史のチャンネル。清原を呼んで覚醒剤のことを訊けるなんてテレビじゃやらないでしょう。
しかもワンシーンワンカットでずっとこのテーマでガチで話せる。
これはテレビは敵わないよ。だってテレビはスポンサーのために番組を作るから、薬物に手を出した人は扱えないから。
でも、YouTubeなら扱えて、しかも本当のことを話せる。
そして、これもおもしろかった。
【PL学園時代激白!!】KKの裏側告白!!桑田真澄と清原和博では扱いが違う!?甲子園よりプレッシャーのかかる寮生活とは...!?
野球に興味がないとどうでもいい話だけど、YouTubeらしいよね。
ほんと、おもしろい時代になってきた。
テレビは嘘が多いけど、YouTubeのほうが真実を扱うってことがもっと増えると思うよ。