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幸せは小さいもの。そして深いもの。

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結月でございます。

腹が立つことって誰しもあって、体質的にキレやすいとか、そんな異常者は別としてもやっぱり腹が立つことって誰にでもある。

腹が立つ原因って、理不尽と身勝手さに出逢ったときなんじゃないかって思うんですよね。

と、そんなわたしは昨日と今日で3件ほど、腹が立つことがあって結構キツいやり取りをしました。

普段は好きに生きてるので、腹が立つことってかなり少ないほうで、立て続けにあるなんて珍しいも珍しい。もう年内はないんじゃないかって思うほど。でも重なるときは重なる。

やはり仕事関連はロジックが大事だと思う。言ったことを言った通りにやるっていうのは当たり前のことなのに意外と言った通りにやってくれないことがある。

ロジックから外れることというのは、取り決めた内容通りでないなど、論理として通らないことですね。

しかしながら、人間生活には「事情」なんてものがあって、事情が変化するときがある。そうなるとその事情に合わせて内容を変えていかなければならなくなる。

それは決して悪いことではなく、むしろ原理主義でガチガチで融通が利かないのは困る。

とはいえ、事情が変わったのであれば、事情が変わったとしてロジックを組み立て直さないといけない。それをやりさえすれば何も問題がないのにこれを怠って、勝手に事を進めてしまうとロジックが破綻する。

事前にたった一言了解を取りさえすれば簡単なのにそれを怠る。これが身勝手ということだと思う。

だから最初の取り決めで考えている側からすれば元のロジックで話す。そうすると相手の身勝手は当然破綻する。すると人間は言い訳をする。おまけに本件とは関係のないことや情に関連した言い方をしてしまったりする。

「いやいや、それはあなたの事情であって、わたしの事情ではない」

そういうことが起きてしまうから、ロジックで進めているのに弁解されると腹が立つを通り越してガッカリする。

それだったら、

「嘘ついてました!ごめんなさい!」

と、開き直って事実を告白してくれたほうが将来につながる。

それがないと今度また同じことがあるのではないかと疑心暗鬼になり、気持ちよく仕事を進められないから、躊躇という名のブレーキがかかってどうにもこうにもよろしくない。

しかし、思うに商売をしていてお客さんや取引先は大事にしなければいけない。これは鉄則中の鉄則だと思う。

それがあって初めて、お互い気持ちよく飯が食えるわけで、自分の事情でそれを覆してしまっては失うものが大きすぎる。

とまあ、そういうことがあっても処理済みにできれば後腐れなく進めたいとわたしはいつも思うけれど、下手な言い訳なんかを一度でも聞かされてしまうと、

「あ… そういうひとなのね…」

と、言い訳はいわば癖みたいなものだから、

「次、また同じようなことがあると困るからなぁ」

と、良好だった関係も将来が危うくなる。

基本的に人間性が悪いとかはあまりないもので、ほとんどは保身であったり、自分の事情を優先した結果なことがほとんど。

でも、仕事の付き合いは、人間性が最悪でも、ロジック通りしっかりとやってくれるほうが助かる。

こういうことはわたしだけでなく、多くのひとが感じていることかもしれないし、だからAIが待たれる。

余計な人間性があっていい加減なら、AIがやってくれたほうがいい。

それに今回のこともAIに代替可能な内容だったから。

とまあ、もう処理はしてしまったから何とも思っちゃいないけれど、こんな話をしたのは鬱憤ばらしではなく、自分の中でこうして整理することによって自分も同じような事をしてしまわないよう注意するため。

偉そうに人のことを言っていても、自分だって過ちを冒してしまうかもしれない。

主観的に正しいことと客観的に正しいことはまるで違っていて、自分の行いもすべて客観的な正確さがあったほうがいい。だって、主観で正しいことは間違いなことが多いから。

さて、そんな腹が立つことはあってもハッピーなこともある。

人間は幸せよりも不幸を語りたがる習性があるので、どうしても不幸が多いように思えるけれど、そんなことはない。

幸せはとても小さなものだから、見つけにくいだけで。

例えば、ベッドに身を滑り込ませると、三匹の猫たちもわさわさと同じように身を滑り込ませてくる。これがとてつもなく幸せなんだな。

猫たちがそうしてくれるのは信頼関係がある証拠だし、お互い警戒しない甘い関係っていいんだよね。

あとは2歳の愛娘がわたしのお腹や腕枕でいつの間にか眠ってしまうこと。おかげでわたしは動けないけどとても幸せなもので、これも信頼や安心感があるってことだから。

幸せってそうやってすごく身近にあって、小さいもの。でもすごく深いもの。

猫だって小さな子供だって、一緒に過ごすことが結構大変だったりする。でも、小さくて深い幸せがそこにあることを知れば、何とかやっていける。

わたしの文学作品ベスト10には、メーテルリンクの『青い鳥』がランクインするけれど、幸せが身近にあることを描いた傑作だと思う。

有名な話とはいえ、ちゃんと全部読んだひとって少ないと思うので、読んでほしい一冊かな。

 

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