結月です。
昨日は90日ごとでやっている尿検査。体重も落とし、食生活も変えたために数値はすべて正常の完璧。大変美しい仕上がりなのであった。
しかし、いつも採尿用のコップを取りに行く処置室にいるおばさん看護師の面々はみんなが太っている。不健康そうな太り方である。
「医者の不養生」
とはいうが、看護師も同じと言えそう。
ちなみに人間ドックを受けるのもこの病院で、いつも院長先生が検査後の説明をしてくれるのだが、院長先生は典型的なデブである。そんな先生に今年の2月の段階では、
「体重を落としてください」
と言われたのである。
ちょうどその頃はすでに減量を始めていたが、開始3週間だったため、まだ数kgしか落とせておらず、まだデブ状態だったわたし。
しかしそのときのわたしよりもはるかにデブな院長先生に体重のことを言われ、そのことをクルマの中で6歳の愛娘におもしろおかしく話したら、
「ゲラゲラゲラゲラ」
と、笑っていた。
医者はともかく、看護師はストレスが溜まりそうな職業だから、あれはストレス太りに違いない。そういう肉付きである。
さて、そんな泌尿器科で待っていると診察室から医者と患者のやり取りが聞こえる。ずっと女医さんだったのが、男の医者に変わった。
「タマを取ったほうが、断然楽になります。まあ、そうですね。デメリットといえば喪失感ですが、それも慣れます」
なんてことを豪快に話している。
そりゃ、医者にしてみればタマを切り取ったほうが病巣がなくなるから「医学的」にいいに違いないが、それを進めるのも酷な話だと思いつつ、他人事だから内心笑っていたわたし。
どんな患者だろうと出てくるのを見ると、70歳くらいの高齢者で奥さん同伴だったので、
「切ったほうがええデ。どうせ使わんやろ」
と、口にはしないが胸の中でアドバイスするわたし。
そんな執着してもしょーがないもん、取ってもうたらええ話やんか。
と、結構ドライな性格であると自認するわたしは昔はもっとウェットだったが、執着こそが人間を迷わすことがわかってからはドライ思考である。
とまあ、人間ドックでデブ認定された病院での人間模様を観察し、デブからデブ認定されながらもその7ヶ月後にスリムな体型をデブっている看護師諸姉に見せつけながらも、忙しい彼女たちはわたしのルックスの変化にきっと気づいていない。
マイナス20kg間近を航海中であるわたしは病院の帰りに近所の時計店に立ち寄った。数ヶ月前はちょうどよかった腕時計のベルトが痩せて腕が細くなりスカスカになったので、1コマ外しに行ったのである。
オメガ・コンステレーションに次いでシチズンの限定シリーズ「UNITE with BLUE」なのであるが、数量限定販売だったので現在は中古市場で3割増のお値段になっていて、売る気はないが得した気分にはなっている。
ちなみに日々使っているのは、あまりにもダサくて昭和デザインのG-SHOCKの初代モデルの同型なのであるが、今でも見るたびにダサいと思いつつ、G-SHOCKが一番使い勝手がいい。
何よりも軽い。そしてストップウォッチ機能のおかげで宇都宮までの混雑具合がわかり、到着時間が正確にわかる。
そして世界一丈夫にできているから、絶対に壊れないという安心感があり、しかも値段が安いから気軽に使える。それだけでなく電波時計で常に時間が正確、また太陽光発電だから電池いらず。
ダサいから嫌だと思いつつ、トータルでの評価が高く、憎めないダサさ。
G-SHOCKもゴツいのがあって、ああいうのは邪魔そうだし全然いいと思わないが、このスクエア型のいわゆる初代G-SHOCK型はコンパクトで軽いから、これに慣れると重い時計はいいと思わなくなった。
久しぶりにグランドセイコーのスプリングドライブをつけたが、重い上にゴツく感じてそれだけで疲れてしまった。
その点、シチズンの限定シリーズはエコドライブでG-SHOCK同様、電波&太陽光だから軽い。グランドセイコーに比べると、
「安っぽいよね、やっぱ」
と思いながらも、軽くて使いやすい。
昔は時計は自動巻きに限ると思っていたが、最近は太陽光かクオーツがいいと思う変貌ぶり。
やはり自動巻きはムーブメントの特性から歯車が多い分重いし分厚い。でもクオーツは薄くてよろしい。
なのでセイコーならグランドセイコーではなく、同じハイブランドであれば「クレドール」が上品だし、クオーツで薄いしいいのではないかと思う。
もちろんG-SHOCKの使いやすさには敵わないが、ちょっと初めての人に会うときやオシャレなところに赴くときはG-SHOCKだとダサいし、まるで宇宙防衛隊のトランシーバーのようにも見えてちょっと恥ずかしい。
それなのに軽さが心地よくて、ダサいと思いつつG-SHOCK初代モデルスクエア型で外出するわたし。
やっぱ人間と同じくスリムで軽いのがよろしい。ゴツくてデブだとちょっと鬱陶しい。
シチズンのエコドライブワンというすごい時計があって、これはなんと厚さが4mm未満という驚異的なもので、日本のすごい技術である。
人間がここまでダイエットすると「痩せすぎ」であるが、何事も「過多」なのは勘弁してほしい。
説明過多、サービス過多などなどやめてほしいなと思う。
ついでに言うと人間関係がベタベタと過多であるのは最悪。
軽くて負担がないのがよろしい。