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ジャニーズだけじゃないけどね。

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結月です。

今日は愛娘と一緒にコロナワクチン接種。喘息持ちのわたしはもっと早い段階から接種することができたが、新しいもの好きなわたしは最新のワクチンがよかったので5月には接種しなかった。

とはいえ、栃木に来てほとんど人に会わない生活であるからあまり感染リスクはないのであるが、あるとすれば愛娘が学校からもらってきて、というパターンだろうか。

ともかく、今回までは無料で接種できるため、もはやコロナのことなんて忘れちゃいるが打てるものは打つ。だってmRNAワクチンはノーベル賞の傑作だしね。

とは言いつつ、今はどちらかというとインフルエンザなのかもしれない。であるからして、3週間ほどしたらそちらも接種しにいくか。

11月の初めにはリサイタルもあるし、健康体が必須なわたし。優秀なステージマネージャーがいるから、実はわたしがいなくても公演は大丈夫とはいえ、責任者であるから接種できるワクチンは接種するのである。

さて、今月もまとめて来月上旬に提出しなければならない書類があったり、まとめるべき企画書もいくつかあって休まらない。来年のジェネオケサントリー公演のチケット販売準備もある。とりあえずぴあとイープラスではアカウントを取得。

とまあ、音楽の仕事なのに運営面ばかりで音楽からは離れた仕事に追われている。

と、クリニックの待合室でワイドショーをやっていたがジャニーズの話だった。マスコミがどの口で、とは言われるがその通りで、でもそれがマスコミっていう人たちなのだろうと思う。

ああいうブラックボックス化したところは何かしらあるもので、今度は宝塚がヤバそう。閉鎖的な空間で人間が険悪にならないはずはないし、そこに上下関係や長年の歴史みたいなものがあると得てして「ヤバく」なるものである。

でも、ジャニーズは大々的に騒がれるようになったけれど、そんなこと言ったらクラシック音楽業界もヤバい話は聞いたことあるけどね。暴露するとかなりの社会的な大騒ぎになってもおかしくないと予測しつつ、まあそんなもんだよ、という感じで業界からは積極的にそういうことは言えない事情。そういう空気がジャニーズとテレビ局にもあったのはよくわかる。だってわたしだってそんな藪蛇は踏みたくない。

宝塚のいじめ問題もあれば、プロオーケストラのいじめも耳にする。それでも昔よりはよくなったのかもしれない。でもプロオーケストラの事務局ももっとそういうところにはシビアになって、ただでさえ閉鎖的で風通しが悪いんだから改善する対策というか、何かやるべきだとは思うよ。音楽の世界はそういうものっていう感覚は古いし、そういう認識が見て見ぬふりも生むのだろうし。

ジェネオケはメンバーが公演のたびに集まってくれるシステムだし、年に一度できればいいから険悪にはならない。みんなに楽しんでやってもらえると思うよ。

人間は所属になって閉鎖空間を作ると必ず陰険になる生き物だから、わたしは風通しスカスカなやり方で運営したいと思っている。

その鉄則は頻繁に会わないこと。年に一度、多くて二度くらいが人間関係がいい回数。

夫婦は最たるもので、夫婦なんて一緒に暮らすべきでないと思うよ。会うのは週に2回でも多い。月に2回がいいところかな。年に2回がベストかもしれない。そして、

「どう?最近?」

なんて話をして、

「じゃあ、またね」

と、別れて、今度会うのは半年後とか。

そういう七夕的な会い方が人間関係を良好にする秘訣。

親とか家族も同様で、年に一度正月に会う程度がよろしく、同居はすべきでない。

みんな会社に行くのが億劫に感じるのは、毎日同じメンツに会うからで、そんなの鬱陶しいに決まってるじゃないか。どんなに気が合う人間でも毎日会ってたら嫌にもなる。ましては会わない人間だと最悪だよ。

そういう環境だからいじめが起きたりする。閉鎖的な場所は駄目なんだって。オーケストラしかり、宝塚しかり。そして学校なんて最悪の環境だと思うよ。

空間的なことが大事で、要は箱に入るから駄目。学校という校舎、オーケストラの練習場、会社のオフィスなどなど、箱に大勢の人が入るよね。これが危ない。なので、空間を広くして、人と人の間の距離を遠くして、自由に行き来するようにするのがいい。

たまに老夫婦が介護疲れで相手を殺したり、若い男女が里子を虐待したりするような事件があるけれど、総じて貧困があって狭い部屋の中で暮らしていたりする。そういう小さな空間で人間は一緒になってはいけないのであるよ。しかも毎日。

イケてる会社はオフィスをオープンスペースみたいにして、好きな場所にノートバソコン持ってやってるなんてあるけど、それは閉鎖的にしないいい方法。

市役所なんて行ったら、机並べて見るからに空気が悪い。あれを見て収入が安定してるから就職は公務員希望って、ちょっと人間のことをわかってないよね。収入しか見てない愚かさ。

そんなわけでわたしはAIが好き。AIはそういう人間的な面倒がないからね。しかも人間の社員を雇う金も要らない上に人間より優秀だし。

政治なんてあんな閉鎖的な国会にたくさんの議員が集まらないで、これからは様々な民意をAIに入力して、AIが政策を決めたらいいと思うよ。くだらない言い合いを国会でやるならそのほうがずっといい。

とまあ、ジャニーズがトレンドな今だけど、ああいうクリエイティヴな世界は人権とは別のところにあると言えばそういうものである。いや、そういうもの「だった」ということか。

故人のことを言い出したら、芸術界なんて昔からひどいよ。そういうもんだった。ピカソなんて女に対する人権で言えば最悪最低だよね。ゲスの極みだよ。文芸界も作家なんて人権からぶっ飛んでるから書いたものがおもしろいってところもある。映画界も昔の話はたくさん昔の映画人から直接聞いたけど、それはひどいしメチャクチャ。それが伝説になってたりするわけだけれど。

ともかく「時代」だね。それが問題になるのも「時代」なんだよ。同時にそういう時代だからクリエイティヴな力強さはその引き換えになくなるわけで。そういうバランスでできている。どっちかなんだよ。芸術的にぶっ飛ぶか、人権を擁護するか。

ブラックボックス化して、閉鎖的で中が見えなかったから時差でもってジャニーズのことがようやく外に出てきた。実はそれはガーシーの功績なんだけれど、そこは言わないマスコミも卑怯だとは思う。

ともかく、芸術分野のこれまでの人権無視感覚、芸術的な美がそこから生まれた反面、やっぱり理不尽なイジメとかは嫌だね。能力的に駄目なヤツを駄目っていうのはいいけれど、やらなくていいようなイジメは嫌なものだよ。

なので公になるかはわからないけど、宝塚、歌舞伎、プロオーケストラ、そういうところはこれからヤバいかもよ。宝塚は人気もあるから特にね。歌舞伎は猿之助でちょっとガス抜きされた。クラシック音楽はニーズが弱いからあまりとくダネにはなりにくいか。でも大きいところが運営しているようなところはヤバいんじゃないかな。100%チケット収入で運営してればいいけど、大半の運営費が公から予算として流れていることを考えたら、事務局はちゃんと管理しないと大問題になるよ。

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