結月です。
公演のいろんな準備でかなり切羽詰まっていて、それと同時にどういうふうに導いていけばクラシックの音楽活動に社会性を持たせることができるかという方程式を解いている。
クラシック音楽そのものが融通が利きにくいものであるから、結構この課題、無理ゲーなところがある。でもそれを解決する方程式がきっとあると考えるのは科学者の探究に似たところがある。
と、そんな毎日を送っていると頭が疲れてきて、無性にタバコなんか吸いたくなる。やはりタバコの煙にはそんな頭をリラックスさせる効用があるのだろう。だから体が求めたくなる。
普段は一切タバコは吸わない生活。たびたび頭を使いすぎてタバコを吸いたくなるものの、吸った後は口の中が気持ち悪くなるし、部屋は臭くなるからそれがわかっていて吸わずに済ませる。後悔がはじめからわかっているわけである。
しかし、昨日は2本吸ってしまった。いつ買ったか定かでないほど古いタバコが数箱あったからだが、ややリラックスはできたものの、やっぱり口の中が気持ち悪くなって銀座にいたときに買った「コンクール」というモンダミンの高級バージョンみたいなものですぐにうがいした。
このコンクール、もしかして10年近く前のものだが、まだしぶとく洗面所に残っていてうがいをするとスッキリした。タバコは2本だけだったのでなんとか洗浄できた。2本以上となると、ニコチンとタールのべとつき感はうがい程度じゃ落ちやしない。
しかし、部屋は臭くなってしまって、部屋用の消臭剤すっきりスプレーというのがこれまた10年近く前のがかろうじて残っていたから散布した。
結局のところ、タバコを吸ったら予定通り後悔してしまって、直後にうがいし、消臭剤を散布しているのだからアホ丸出しである。
タバコも慣れで、習慣として吸っているとこの臭さや口の中の気持ち悪さは感じなくなる。だから仕事の休憩時間にちょっと一服の屯ができるわけ。
世の中がなんでもホワイトでクリーンなものになっているから、タバコの煙には敏感になる。
わたしもタバコ吸って口の中が気持ち悪いなんて言っているのだから、クリーンな人間になったものだ。
まあでもタバコは動脈硬化も引き起こすから、吸わないに越したことはない。
タバコ吸ってもなんともないよ、なんて言うのは動脈硬化は自覚症状がないだけの話で、動脈硬化はちゃんと進行する。
そんな臭いものを命懸けで吸うのも馬鹿らしい。
ただタバコを吸ってしまった後悔は半年くらいすると薄れてくるから、また頭を使いすぎたときに吸って後悔するに違いない。
でも、年に2回程度なら健康には問題ない。
とはいえ、部屋が臭いと猫に気の毒かなと思うから、やはり吸わないほうがいい。