結月です。
昨晩も鬼滅の「刀鍛冶の里編」を6歳の愛娘と見たけれど、
「おもろない…」」
と、刀鍛冶の里編はわたしは第1話からウンザリで、
「おもろない…」
まず、鬼滅そのものが説明が多すぎる。説明過多にしてあげないと理解できない人が主流なためという事情は知っているけれど、それにしても余計な説明が多すぎる。あれだけ説明してしまっては想像力が入り込む余地がなく、空想が広がらない。
それにその説明の日本語が拙くて、安っぽくて、普通過ぎて、
「おもろない…」
さらに登場人物を逐一回想し、その生い立ちをまた説明する。これにはわたしのイライラはメガマックス。しょーもない過去。わかりきったベタ過ぎる過去。奥行きのない過去。そんなものを逐一見せられたらイライラもする。
それに上弦の鬼が二つも出てくるのに「遊郭編」ほどの緊張感がなくて、あっさりと玉壺もやられてしまうし、あれは無一郎が強すぎるのか鬼が弱すぎるのかどっちなんだ? でも天元さんと闘った鬼はもっと強かったし、なんであれで上弦なん?
蜜璃ちゃんも出るから無一郎と柱二本立てで闘うのかと思ったらバラバラだし、あれは原作の脚本が悪いのね。
結局、無駄な回想シーンで先延ばしされた挙句、次回が最終回というやないか! 刀鍛冶の里編はすべてが予定調和で、筋書きが容易な予想通りで、どうせ最終回も予想通りで終わるに違いない。
とまあ、しょーもない回想シーンの説明にイライラしていて、次回こそはエキサイトできると少しは期待していたら最終回とは…
「遊郭編」が断然おもしろかったから、ガックリ感が一際強調。
それでもワンピースよりはマシだとは思う。ワンピースはわたしにとって出禁アニメで、くどすぎる説明に同じような展開で、ルフィのウザさとアホさにもう拒絶。ウンザリを通り越して、ムカついている。あんなアニメが人気があるとはまったく嘆かわしいものである。
それに引き換え、スパイファミリーの素晴らしさ。
今、3度目のスパイファミリーを愛娘と見ている。やっぱりおもしろい。それにあのセンスの良さ。セリフは多いのにそれが上質なコメディになっている。
ところで。
広末が不倫してCMがカットされたりしているらしい。広末の男の趣味の悪さがまたしてもという感じだけれど、ベストマザー賞が与えられていたのだから世の中嘘ばかりである。
とはいえ、わたしはフレンチ思考なので他人の不倫は、
「いいんじゃね?」
と、大して思うことはない。
ただ、CM起用していて不倫されると、
「ふざくんなよ!」
というのが抜擢した企業の気持ちで、高い金払って自社製品のイメージをアピールするのに不倫なんかされて製品が売れなくなるなんて考えただけでゾッとする。
それくらいモノを売るのは難しい作業だし、CMを制作するにも莫大な金がかかる。それが不倫なんかで自社に悪いイメージがもたらされるのだからやりきれない。
しかし、猿之助の映画が撮り直しというのはよくわからない。映画はアートな側面もあるから、それでどこかの企業にダメージがあるとは思えないが。
わたしは芸術至上主義なので、どんな人間でもいい芝居をしていればOK。だからピエール瀧だってオッケーだと思うよ。
そこが作品とCMの違いなのであるが、芸能人のような自分の人権を売るような仕事は不倫くらいでコンプライアンスを求めるのは気の毒にも思う。あれは普通の人間じゃ務まらない仕事だから。それに広末だって10代の頃からいきなり人気絶頂のアイドルだったわけで、そこに「お行儀の良さ」を強いるのは無理な話。
ただ、やっぱりCMは困るね。
というわけで、CM起用をリアルな人間にすると危ないので、だって芸能人なんてガーシーの暴露で明らかになったようにまともじゃないんだから。それならアニメキャラにしておくのがいい。炭治郎は不倫しないだろうし、蜜璃ちゃんだってあんなキワドイ服着ていたってヤバいことはしない。
スパイファミリーのヨルさんが殺し屋としてたくさんの殺戮をしていたってそれはアニメの話だからCM起用したって大丈夫。
人間なんて嘘ばかりなんだからね。
人間を信じるなんて無理な話だよ。