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ヘルメットより交通ルールを小学校から教えるといい

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結月でございます。

「さて」とクルマに乗り込もうとすると、近所の地元中学生がヘルメットを被った学校のジャージ姿でチャリでやってきた。3人組です。

「努力を義務って意味が全然わかんねえ! 努力を義務ってどういうことなんだよ! 政府は曖昧すぎてバカなんだよ!」

と、ご立腹だった。

そうなんだよ。努力を義務ってわからない。ヘルメットを被ることを努力することが義務って日本語として意味が通らない。

要するにできれば被ってほしいけど、被らなくても特に罰則はないからオッケーだよ、という意味なのである。

しかし、チュー坊諸君。それは政府が悪いというより、日本人がそういう曖昧で、中途半端に誤魔化す国民性だから、選挙がある民主主義ではそうなってしまうのだよ。決して政府が悪いのでもなく、選挙があって嫌われたら困るし、法整備して義務化してきっちりやるとこれまたクレームが多くて選挙に勝てないから仕方がないのだよ。

だから根本的に日本人が悪いんだ。マスクだって感染対策を理解してやるのではなく、人目を気にしていまだにしているじゃないか。日本人がそういう国民性だから政府がそうなるんだ。日本人は自分で決めきれずに、他人はどうしているかを見て自分の行いを判断する嫌らしいところがあるんだよ。だから「努力義務」なんて文法的にもなんだかよくわからないことになる。

と、チュー坊が言っていることはよくわかる。そういう反骨精神を持つことは大事だ。社会でおかしいと思うことは声を上げていい。ただし、それを政府に文句を言うだけの左翼にはなるな。

そんなヘルメット、タイムリなことに滝川クリステルがノーヘルでチャリで転んで大怪我したというニュース。クリステルはヘルメットの重要性を説いていたが、ちょっとそれは筋違いというか、服が引っかかることには注意しようね、ということのように思う。

あとは子供を前後に乗せてチャリで保育園に向かうママさん、あれは普通に考えて危ない。わたしだったら絶対にやらない。

とはいえ、そうしないと保育園に行けないという事情もよくわかる。だからあれを禁止にもできない。禁止にしたあとの代替案がないから。

でも、それで子供が転倒して頭を強打して死んだとか、そういう事故になると保育園に行くことが第一になっていることがきっと悔やまれる。だからこそ、そんな危険運転をしなくて済むような環境を自分で作るしかない。

さて、チャリにヘルメットだが、ロードレーサーみたいなスポルティフなチャリだと必須だけれど、ママチャリにはどうなんだろう? クルマに轢かれたなど大きな衝撃だとヘルメットで助かるケースは考えられども、確率的にはその遭遇が低すぎて、ヘルメットをかぶろうと思うリアリティには程遠い。

チェーンが剥き出しタイプのチャリだと、ロングコートだと絡まる危険が高い。あとは裾野広がったズボンもチェーンに絡まる。であるからして、ヘルメットよりもチャリを乗るときの服装の注意は重要かもしれない。

チャリで転びそうになったとき、踏ん張る力があるかも重要で、足腰が弱った高齢者は漕ぐ姿もよれよれであるから、踏ん張る脚力があるはずもなく、そのまま転ぶ。

あと、サングラスが突き刺さった滝川クリステルはマンが悪かったが、それよりもサングラスは視界が狭まるので子供を乗せるときにはしないほうがいいだろう。直射日光に弱い白人の青い目なら理解はできるが、東洋人の目は正直言ってサングラスなしでも外を歩ける。

最も重要なのは、自動車免許がない人がチャリを運転する場合で、交通ルールを知らないが故に結構なメチャがある。

自動車免許があれば右折や左折の都合がわかるので、どこに気をつけるべきがを知っている。

チャリ対象ではないが、自動車ジャーナリストの清水和夫さんは「ドライバーの目を見ろ!」と言っていて、こちらに来るドライバーがちゃんと見ているか、よそ見していないかを見ろというわけである。

それを見ていないと、交通ルールではOKでこちらが右折しても、相手は見ていなくて突っ込んでくるかもしれない。

だから、ヘルメットを努力義務化するより、小学校入学の時点で交通ルールの授業を義務化し、どういうルールで自動車が走っているかを小さい頃から理解させると事故は減る。

とまあ、そんなことを考えつつ、チャリにヘルメットが努力義務になって、さぞかしヘルメット業者は儲かっているだろうなと思う。

そういう政治的癒着はなくはなかったんじゃないかと邪推するのである。

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