結月美妃.com

結美堂の結月美妃公式ブログ

【スポンサーリンク】

スタッドレスタイヤにしようか、しまいか。

【スポンサーリンク】

結月でございます。

なんだか寒くなってきて、スタッドレスタイヤっているの?なんて思うのは、それがあれば雪の奥日光へ行けるじゃないかという欲望。

年明けに5歳になる愛娘が雪だるまを作ってみたいと言うので、

「奥日光に行けば雪だるま、作れるよ」

と返すと、

「行きた〜い!」

と、言われてしまった。

真冬の奥日光は写真で見たことがあるけれど、戦場ヶ原も真っ白で、雪山になった男体山をバックにした中禅寺湖は幻想的だし、華厳の滝は凍るしで見所がたくさんある。実物を見てみたいと思いながらスタッドレスタイヤを買わずに行けずじまいなのである。

とはいえ、ほぼ雪が降らないところに住んでいるとサマータイヤでも困ることはなく、年に一度、積もるか積もらないかという雪のためにわざわざスタッドレスを履く必要性があまり感じられない。

年に一度くらいなら雪が降れば外に出るのを諦めればいいだけで、乗り心地もイマイチで、ロードノイズもちょっとうるさいスタッドレスに変えることに躊躇しているのである。

しかし、雪だるまを作りに奥日光にも行きたいし、とりあえずタイヤ屋に電話してみた。

すると、わたしの車のタイヤサイズのもので最安値はヨコハマタイヤで12万ほどだった。

う〜ん、雪だるまを作りに行くのに12万か… まあ3シーズン、あわよくば4シーズン使えるとしてもなんとなくアホらしい気もする。これならスタッドレスのレンタカーを借りた方が安いじゃないか。

そうは言ってもレンタカーとなると今度はレンタカーを借りてまで雪だるまかと思うから、結局借りないに決まっている。

コスト面で考えると、仮に4シーズン使えたとして年間3万円。しかし、年間と言っても装着は12月から2月末までと考えると正味3ヶ月だけで、1ヶ月あたり1万円となる。

そう考えると高いのか安いのかよくわからないけれど、一年のうち3ヶ月間はサマータイヤを使わないこととなり、サマータイヤの寿命は少し伸びるとも言える。

と、そんな計算をしてしまうのは事業をやっていると癖になっていて、絶対必要と瞬時に思えるものには大金を惜しまなくとも、無駄な出費には過敏になるのである。

さて、最安値が12万と言ったが、実は中国製のスタッドレスタイヤのことも訊くと、一応扱っているという。

その価格が44,000円ほどで恐ろしく安い。どうせ雪が滅多に降らないのならこれでいいじゃないかとも思う。コスト的な査定では妥当なところである。

しかし、1本あたり1万円ほどのタイヤ。原価を想像してみても、

「その安さ、大丈夫か…?」

と、ちょっと品質を疑う。

中国製と言っても時代は変わり、昔のような粗悪なものは見なくなった。iPhoneだって中国製である。

とはいえ、iPhoneは10万以上するし、内容と値段が合致している。しかし、スタッドレスタイヤを生産するとして、1本1万円で販売できるとなると値段イコールの品質かとも疑いたくなる。しかし、タイヤ専門の全国チェーン店で一応扱っているとなると、そこまでおかしなものは売らないだろうとも思う。

クルマはタイヤが命。足回りが悪いといいクルマだって性能を発揮できない。それは愛する清水和夫さんのダイナミックセイフティテストをほぼ全部見ているからよく知っている。

だから、今のサマータイヤは王道のミシュラン・プライマシー4である。

愛車のメルセデス・ベンツの2.5リッターV6エンジン搭載は惚れ惚れするほどよく走り、可愛くて仕方がない。安定感抜群で30万キロを走ったとしても手放したくないと思う。

そんな愛車に1本1万円ほどのタイヤというのもどうかと思うし、その値段で凍った路面でもちゃんと止まるのかと不安にも感じる。

それに4歳児も乗せると考えると、何よりも安全性である。愛娘のために安全性重視でメルセデスを買ったというのにタイヤがヘタレだと本末転倒じゃないか。でも、そこまで悪いタイヤであるという確証もない。

と、ほぼ降りやしない雪、そして頻繁には行きはしない雪の奥日光のために12万も払うのかとやはりモヤモヤと迷う。要するにそこまで必要でないとわかっているから迷うのである。

と、ついでに今履いているサマータイヤも交換時期が近づいていて、いずれにせよミシュラン・プライマシー4を買わねばならない。

だったらどうせ降りやしない雪、降ったとしてもその日は外に出なければいい、しかも降っても午前10時には路面の雪は溶けているのだから、

「スタッドレスなんていらなくね?」

と、これまでの方針を継続したくもなる。

まるでこれは着物で言うと、単衣の着物のようである。単衣は6月と9月であって、それを持っていなくてもそこまで困らない。なぜなら6月と9月であれば夏物を着ておけば済むからであり、でも単衣があったほうがベストではあるよね、という具合。

サマータイヤしかなければ雪が降れば出かけない。それは雪が降れば着物では出かけないことにも似ている。

奥日光での雪だるま。その思いを実現させてやりたい気持ちもあるし、わたし自身も行きたいときにいつでも雪の奥日光へ行ける魅力も感じてはいる。そして、雪まではいかなくとも、ちょっと路面が凍結しているようなことがあれば万一が安全と思いつつ、

「いやいや、今までそんなことなかったし…」

と、過去を振り返る。

要するにあったほうがいいけれど、なくてもいいし、今までなくても困っていない事実があり、同時にあればあったでできることもあるという葛藤。

こういうのは一番困る。

結局、あれやこれやと考えながら、12月が終わり、1月が終わり、2月になってスタッドレスは買わなかったことになりそう。

でも、雪の奥日光に雪だるまを作りに連れて行ってやりたいし、どうしたものか。

【スポンサーリンク】