結月でございます。
19時半から始まる卓球女子までには夕食を終えようと、冷蔵庫にあるそれぞれ中途半端に余った野菜と豚肉で中国料理をアドリブで作ったら、本格的にうまいものが出来上がってしまって、4歳児と食べた。
調味料もアドリブでブレンドしたオリジナルで、こんなことができるところに、
「アタシってセンスあるわ」
と、自画自賛して、でも自分で食べてもおいしかった。
中国料理が多いのは、中国料理のアドリブの幅の広さが気に入っているからで、日本料理は融通が利きにくく、狙った材料がないとやりにくい。フランス料理やイタリアンも幅が狭い。
中国料理の対応力の広さは中華鍋ですべて仕上げられるというところにあり、どんな食材でも受け入れる許容力がある。
それはいいとして、食事を終えてきっかりと19時半にNHKをつけると、男子体操で鉄棒をやっていた。なんでやねん。チャンネル間違えたか?と自分を疑いつつ、日本選手が金メダル。卓球はどうなってるんだと思うと、体操が終わってからだと字幕が出る。
ということは卓球女子はもう始まってるということじゃないか。体操の結果なんてもうわかってるのだからメダル授与なんか映さんでよろしい。そんなものはいいから、卓球に行け、卓球に!
石川佳純ちゃんと平野美宇ちゃんのダブルスが終わってしまうやないか。そう思ってイライラしていると、メダル授与が終わったのに水泳の北島康介が体操についてのトークをしている。
「しょーもないトークはええから、卓球女子を映さんかい!」
と、テレビの進行に立腹。今回の卓球女子の3人はみんなかわゆいから、アタシは全部見たいのっ!
ガチレズなわたしは正直、男は好かんから、男の肉体は見たくない。
と、思いつつ、鉄棒で金メダルを獲った橋本大輝って選手、誰かに似ている。知り合いにすごく顔が似ているんだけど、誰だったかな…
と、記憶を弄る。
「わかった! うちの猫の元気くんに似てるんだ!」
と、目のクリクリ加減や両眼がやや近いことを思い出し、うちの猫に激似であるというくだらない事実。
それはええから、早く卓球女子をやらんかい、ドアホ!
と、予定より30分以上も遅れてテレビは卓球になるとダブルスは終わっていた。
北島康介のしょーもないトークに5分は割かれたことを思うとまた腹が立ってくる。百歩譲ってメダル授与はよろしい。金メダルなんだから、その勇姿を放映するのは間違いじゃない。でも、しょーもないトークで大好きな卓球女子3人を見られないとなると機嫌はかなり悪くなる。
と、見ることができたのは伊藤美誠ちゃんのシングルから。
しかし、伊藤美誠ちゃんって、サービス打つときの真剣な表情はあれ、侍だよね。もしくは熟練の職人。あれは日本人ならではだと思った。
わたしが伊藤美誠ちゃんの大好きなところはあのおでこ。おでこが広くて大変よろしい。そして顔が大きい。あれは大器の人相だよ。
顔が小さい人っていうのは大きな仕事はできないね。これは統計的に見てみるとその人相学は当たっている。
小顔で大きい仕事ができる人は男も女もいないよ。顔が大きいって美的にはコンプレックスとして捉えられやすいけれど、顔が小さいと出世しない。
大物の政治家なんか見るとわかりやすくて、顔が小さい人なんていない。中国の鄧小平なんてあんなに体は小柄なのに顔だけはデカい。
それはいいとして、わたしは伊藤美誠ちゃんが好き。
でも、今回の卓球女子の3人はみんな好きで、平野美宇ちゃんのアンニュイな感じもいいし、石川佳純ちゃんもキャプテンとしての姿も素敵。
わたしは福原愛ちゃんが昔から苦手で、ああいう男好きする顔ってどうもね… そしたら男のホテル行って、純情なイメージが崩れたとか言われるけど、いやいや、愛ちゃんはあんな感じだと思うよ。だからわたしは驚かなかったし、台湾の元亭主の気持ちもわからなくはない。
でも、今回の卓球女子の3人はすごくいいよ。
しかし、卓球というのは温泉でもできるようなものだから、身近に感じられるからおもしろい。
体操の鉄棒でアクロバットなすごいものを見せられても、ちょっと素人がかじれるものじゃないから親近感がわかない。
卓球は浴衣着てやるくらい誰でも一度はやったことがあるところにその世界的なすごさがリアルにわかる。
やはり人気の秘訣は「身近さ」であり、これは商売やマーケティングでも大事なキーワードである。
さて、ガチレズなわたしは石川佳純ちゃんが一番好きで、だって一緒に飲んだら楽しそうだから。
と、わたしの好みは一緒に飲んだら楽しいかどうかという単純さ。
でも、女3人がああやってチームを組んで、ああだこうだやりながら頑張っている姿っていいよねって思う。
わたしは男には共感できず、女ばかりにしか相手にできない性格だから、男が頑張ってる姿にはまるでピンとこない。
だから、オリンピックも女子選手が出ているものしか基本的には見ない。というか、男が出てるとテレビは消す。
と、おそらく決勝の相手は中国か。
まず勝てないね。
でも、もちろんニッポンの卓球女子を応援するよ。もしもってことはなくはないし、今回の3人はそれぞれキャラが魅力的だし、万が一にも勝ってほしい。
合理的に考えればその実力差でどんでん返しは確率的にはほぼないのだけれど、それがわかっていても期待してしまうところがスポーツの楽しさでもある。希望的観測を楽しみたくなる。実際に奇跡が起きることもある。
でも、ここがコロナは違う点で、コロナに関しては合理的にいかないとね。
「自分は罹らないよ」
だとか、そういう非合理な思い込みってアウトだから。
なぜなら、ウイルスっていうものは合理的にできているものだから。どう感染して、どう重症化するというのはすべて合理的に説明ができるのがウイルス。ウイルスには「気持ち」とか「情」とか非合理な側面が一切ないし。
だから合理的な相手には合理的に守るしかない。それが合理的にできあがったワクチン。
そこに非合理なデマに翻弄されてワクチンを拒否ったりしていたら、
「あんた、死ぬかもよ」
というのが合理的な結論。