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マロオケ公演の座席をどうするか?

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結月でございます。

今日は2021年6月25日。東京都ではまん延防止等重点措置発令中。

というわけで、公演を行うコンサートホールも一応、制限がかかっていて、収容人数を半分にするとある。

緊急事態宣言中にホールを押さえたので、その話は聞いていたものの、まん延防止でも変わらず。

しかし、東京都の資料を見ると、事業者向けとしてクラシックコンサートは5000人以下は制限なしとなっている。

そうはなっていても、ホールの方が自主制限している感じかもしれない。

このあたりは科学的でなく、法的でもなく、

「もし何かあったら困るし」

という日本的な空気感で行われている気はする。

まあそれは仕方がないものとして、悩ましいのはチケット販売で、11月下旬の公演を満席想定で最初から売るか、無難に半分の座席だけで売るか。

ホールの事務の話によれば、吉本興業は最初から半数にしていましたとのこと。

つまり、満席想定で売り出して、急に緊急事態宣言が出てしまうと、販売したお客さんの半分をキャンセル扱いにしなければならないから、とてつもなく手間がかかるし、お客さんに納得できる説明が困難だから。

とはいえ、ワクチン接種も始まり、流れが変わってきた。ワクチンがなかったときの昨年や今年初めとは様相が違ってきており、大方の予想としては今年の秋にはかなり収まっているという見方。

オリンピックの影響で感染者が増える可能性もなくはないが、開催期間を考えるとそこまで激烈な増え方はしないと予想しつつも、こればかりはわからない。

ともかくフェーズが変わったので、最初から半数だけのチケット販売の時期と今は違うということ。

コロナ関連は情報のアップデートが早い。それは当初、未知のウイルスだったのが、ワクチン開発できるまでウイルスを解析できているところまで来ていることを考えても、今まで数多くのアップデートがあり、それに応じて感染対策もアップデートされ続けてきた。

これからは収束に向かうフェーズで、その中でもアップデートされ続けている。ワクチン接種者数もそうだし、予定より早く若い世代にも接種できるようになりつつあるし、同時に少し前は懸念されていた変異株もmRNAワクチンだと従来型とほぼ変わらぬ効果が確認されて、変異株に対してのワクチン有効性も心配するものでなくなった。

と、そんな風に世の中は変化し続けていて、実はコロナがなくとも変化はしているのが世の中というもので、コロナはその流れを着色したかのように可視化した。

コロナに関係なく、人間は歳を取り、若いと思っていた人はいつしかミドルになり、ミドルは高齢者になっていく。それい伴って社会の考え方も変化しているし、ちょっと前まで常識だったものはいつしか古臭い考えになって受け入れられなくなったりもする。

そういう流れの中で、開催日時が決まっているマロオケ公演のチケット販売のことで6月下旬のわたしはどう進めるか考えている。

情念や希望的観測は排除するのがビジネスであり、科学であり、だから音楽に対しては情熱的であっても、それを公演する実務に関しては情念抜きでやっている。

まん延防止が7月11日までであるから、とりあえずそこまで待って様子を見る。だから、チケット販売はそれ以降。

おそらくはとりあえず収容人数半分の座席表で販売する。だから歯抜け状態で連番がない。

友達同士で来たりしても隣同士で座席が取れないけれど、それはコロナと1年半以上、みんなが付き合ってきたからもう慣れっこだと思う。

それに演奏を聴いているときはステージをずっと見ているから、隣が知った人か知らない人かは関係ない。

今回の舞台、大田区民ホール・アプリコは座席数が1477席。サントリーホールは2006席だったから、サントリーの4分の3ほど。

その半数だから、730席ほどになる。

いずれにせよ、クラシックコンサートは海外アーティストの特別なものでない限りはいきなり即売することはないので、収容人数半分の座席表で販売しても影響はない。

そして、その半分がなくなった段階で残り半分の販売を開始する。

残り半分に関しては、万が一、緊急事態宣言などでホール側から収容人数半分と要請されたらキャンセル扱いにする席であることを事前に了承してもらうアナウンスが必要になる。

という具合に進めるのが妥当と思っていて、しかしそれも絶えず状況は変化し、アップデートされていくから様子を見ながら進むしかない。

とはいえ、ワクチン接種の進行具合からして、ほぼ間違いなく11月下旬に緊急事態宣言が出されるような状況にはならないと予測する。

医療逼迫させていた高齢者のワクチン接種が順調で、それも7月末か遅くとも8月にはほとんどが2回目も終えてしまう。となると、今後高齢者が重症化する確率は激減する。

感染が増えたとしてもイギリスのようにワクチン接種していなかった人だけに広まるだけで、そこは若年層になるだろう。

ワクチン陰謀論をネットで見て信じてしまっている人や若いから感染しても大丈夫と思う世代に広がりはあろうが、医療が逼迫するほどの患者は出ないだろう。

また、ワクチン接種してない人だけに感染が広がる事実が可視化されると、ワクチンを打った方がいいと思う流れができるし、よほど陰謀論に洗脳された人でない限りはワクチンを打ち始める。

さらに日本の人口比率を年齢の観点で見ても高齢化社会で若年層であるほど数は少ないわけで、ミドルエイジから高齢者のワクチンが完了すればあまり大きな騒ぎにはならないだろう。

ワクチン接種率が高まれば、ワクチンがあるのに打たないという立場はあまり社会からは相手にされなくなる。じゃあ、勝手にすればとなる。

大学だって、ワクチンを接種しないなら対面授業参加はNGになるだろうし、ワクチンを打たないことが個人的な損失が大きい世の中にアップデートされていくはず。

と、そんなことを予想しつつ、コロナ禍から脱しつつある中でマロオケ・レクイエム公演を成功させる。

成功とは何か?

それは願わくばホールの座席が満席になり、そこに来てくれたお客さんと演奏者の思いが音楽的に合体し、それが核融合を起こして感動の爆発を起こすこと。そして、収益をあげられ、演奏者たちに十分なギャラを払って無事に公演が終了すること。

そう考えながら、座席表を眺める。

まだチケット料金を決めていない。どこをS席にしてどこをA席にするかもこれから考える。

特別なSS席も設けるつもりだが、ホールの設計上、そうたくさんのSS席はなさそう。

しかし、今回は大田区民ホール・アプリコであり、それはそこだけがうまく空いていたという幸運。ホールは1年や2年前から押さえておかないと空きがないもので、7ヶ月前からの始動では都内のホールはどこも空きがなかった。この1日だけ空いていて、そこにマロさんのスケジュールに合致したのも奇跡的だった。

そんな大田区民ホール・アプリコの1477席。サントリーホールや東京芸術劇場ほど巨大なものでないけれど、むしろレクイエムをやるにはこれくらいのサイズがベストだと思う。

レクイエムはそもそもヨーロッパでは教会でやるものだし、わたしが初めて行ったパリでレクイエムを聴いたのもパリで最も古い教会、サンジェルマン・デプレ教会で、数百人しか入らないようなところだった。

それにモーツァルトだし、編成も大きくない。音楽が凝縮されるには巨大なホールでないほうがいい。

そういう意味で、アプリコは演奏的にもベストだと思う。

ともかく、7月の中旬頃には、ホールの半数分のチケット販売を開始する予定なので、11月22日(月)開演19時は会社を休んででも、会社を早退してでも来てほしいし、予定がないならカレンダーにこの日はマロオケを記入してほしい。

このコンサートはコロナ禍の終焉に位置して、そしてアフターコロナの明るい始まりでもあるはずだから。

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