結月でございます。
昨日は4歳の愛娘と日光の霜降高原にある大笹牧場へ。
日光駅あたりを左に行けば東照宮や中禅寺湖、右に行けば霜降高原。
日光だいや川公園のそばを走る。この公園は実に美しく、その前方に女峰山。将来、奥日光に住みたいが、住む場所がなければだいや川公園の近くがいい。この辺りだと今市まで行けばスーパーもあるし、マクドナルドもあるくらいだから住みやすい。そして、毎日女峰山を眺めることができる。
霜降高原にはいろは坂ほどでないヘアピンロードを走る。すると高原の景色になる。
6月の日光の高原は気温が19℃。空気は湿っぽくなく、この上なく心地いい。
牛が放牧されていたり、そこで牛乳も作られているようだが、あとはジンギスカンが食べられるほかはとりわけ遊ぶようなものはないにせよ、とにかく心地いい。
牧場があるため、オリジナルのソフトクリームも販売されていて、4歳児と食べる。
これは大人のテイストなソフトクリームで上質なものだった。これまで何度も言っている那須の千本松牧場でもいつもソフトクリームを食べるが、ここのはイチゴ味もあり、テイストは子供が喜びそうなもので、いわゆる典型的なソフトクリーム。
どちらがいいかというと好みだけれど、甘さ控えめ大人路線なら大笹牧場だろうか。
ちょっと歩けば、ヤギがいる丘があり、その小屋にはヤギの親子がいて餌をあげられる。これが目的で来たような4歳児は喜んでいる。
まだおっぱいを飲んでいるヤギの子がいて、触ってみると毛が柔らかい。大人のヤギはゴワゴワしているのに小さいとこんなに柔らかいものか。これは猛烈に可愛くて、このサイズのままでいてくれるなら家で飼ってみたいと思わせる。
ヤギの餌やりに関しては、千本松牧場がヤギの数も多く、キャベツやニンジンなど豊富とはいえ、何よりも大笹牧場は景色がいい。
真夏となると日陰がないため帽子が必須となりそうで、つまりはそれくらい空が広い。
さて、日光と言ってもエリアがかなり大きくて、同じ日光でも中禅寺湖や男体山があるエリアと霜降高原では雰囲気が違う。
言ってみれば、霜降高原は純粋に景色がよくて心地よく、中禅寺湖一帯のようなムンムンとして霊気はまるでない。
やはり男体山が霊山であり、中禅寺が建立されるような土地であるから、奥日光のあの場所はとても霊的で、霊的であるから勝道上人が導かれるように開山したのであろう。
それは磁場の影響も考えられ、男体山は火山であり、富士山を筆頭に火山というのは霊的なものなのである。
ちなみに大笹牧場にはキャンプ場もある。その先がヤギのいる丘だから、昼間はそこでテントを張っていると観光客がもろに通過するからちょっと複雑な気持ちになりそうだが、夜は星空が満天であるのは間違いなく、それを思うと夕方あたりからキャンプがいいかもしれない。
いつも行く宇都宮のショッピングモールの中にあるスポーツ用品店にはアウトドアグッズが豊富で、テントがサンプルとして店内に張られている。
それを気に入った4歳児はどうもキャンプをやってみたくなったらしく、テントの中で寝転んで喜んでいる。
アウトドアに疎いわたしはとりあえずどれくらいのお値段かを見ているだけなのに、
「どれ買う〜?」
と、まるで呉服屋のセールスみたいなことを言う。
こう言えば買ってくれると思っているらしく、大笹牧場の売店でもこの決め台詞で牛の頭の形をした飴ちゃんをゲットした。
アウトドアは4歳児にはまだ早いというか、どうせ夜は寝てしまって星空なんて見ないんじゃないかと思うし、バーベキューをしたとしても火が危なくてやってられない。
まあ、小学生になってからかな。
と、誤魔化しながら、呉服屋のセールスのような4歳児をかわす。
キャンプは結美堂山ガール部でやりたいと以前から話していて、夏が終わってちょっと涼しくなったくらいに山登りでなく、キャンプ場でアウトドアもいいと思う。
とはいえ、わたしは満天の星空は見たくても、テントを張るとか、バーベキューの準備をするとか、そういうのはすごく苦手で、もちろんやればできるのはわかるけど、面倒だからマジでやる気が出ない。
誰かにテントを張ってもらって、誰かにバーベキューの準備はしてもらって、
「できたね」
と、一声かけて、ハイボールで乾杯をする。
とにかく、面倒なのは嫌。アウトドアはそれをするのが楽しみだと言われても、飲んで食べて星空を見ること以外は面倒なのである。
というわけで、車の運転はわたしがするのだから、テントを張るとか肉を焼くとかは他の部員にやってもらうことにする。
わたしは子供の頃から複数の人間と一緒になると、途端に脳みそが動かなくなって、協力という概念がなくなるのである。いや、もともと協力という概念はわたしにはない。具体的に言えば、学校の班別の掃除当番だって、一緒にやったことなんてなく、一人どこかに抜け出して勝手にしていた。
とまあ、大笹牧場の星空は見てみたいと思いつつ、寝袋となると枕も持っていかないと寝れないなと気づく。
わたしは枕が高いのが好きで、平べったでは気持ち悪くて眠れない。
と、自分が面倒なヤツだと今わかった。