結月でございます。
なんとなく慌ただしい一日だったのは、まず年に一度の決算業務をしていたからで、今日で作業を終わらせたものの、保育園のお迎え時間が迫り、書類を会計事務所に送ることができず明日に持ち越し。
しかし、コロナのために今年はいつになく伝票が少ないと思ってナメていたら、Excelに打ち込む作業は予想よりも時間がかかった。作業内容そのものはもう15年以上やっているから迷うことはないにせよ、面倒なことには変わりない。
とはいえ、会計作業って大事だなと思うのは、Excelで仕事内容や結果が目に見えるからで、どれだけの仕事が必要になるか可視化される。
来年はやろうとしているプロジェクトも始めるので、今年よりは忙しくなる、というより忙しくする。
あとはコロナの騒ぎがどれくらいで落ち着くかであり、予測はしていてもその通りになるかはわからない。だから、準備をしてもすべてご破算になるかもしれない。そうならぬように社会というものを偏見なく見て、予測が当たるようにする。
コンサートはどの程度の客入りなのか、わたしがコンサートに行かないし、関係者から情報を取ることも今はしていないからわからないとはいえ、第３波とか言っている最中だから客席は厳しい状況かもしれない。
来年にわたしが考えているコンサートは従来のやり方ではなく、ターゲットを別のところにしながら「新規」がテーマだから、クラシック音楽界が何十年もやり方を変えずにいるものとは異なる。
まあ、来年の夏くらいにはコロナの騒ぎが落ち着くとは思うのだけれど。
なんて考えながら、今年度の決算を眺めて、
「コロナだね」
とは思う。
マスクしながら着物着ようよ、なんて言う気になれないしね。オススメの着物があっても紹介もできやしない。
とはいえ、営業利益は一応出ているのは、栃木にいて経費が銀座時代と比べものにならないほど安く済んでいるからで、コロナ禍で銀座にいたら今頃どうなっているのだろうと寒気がする。
さて、来年やることは「ただいま準備中」であり、まだ詰め切れていないのだけれど、ゼロからスタートなのは毎度の通り。
スタートアップなわけで、
「あ〜あ、またしどいことを始めるんかー」
なんて半ば自分で呆れながらも、しんどいことをやっているときのほうが自分に艶が出て、人からも注目されることはわかっちゃいるから、
「やらないよりやったほうが、やっぱおもしろい！」
ってわけで、新規事業はおもしろいものなのである。
しかも既存のものに乗っかるのではなく、オール自分発で、ゼロから１に踏み出すわけで、それを進めるには自分がおもしろいと思っていなくちゃ続かない。
コロナの鬱憤もあるし、未知と戦おう。
自分がこれからどうなっていくかという未知。その行為は創造なのである。
とまあ、今年度の決算をまとめながらそんなことを考えている。
さて、保育園にお迎えのあと、晩ご飯を食べる。
うちの愛娘は二週間以上、咳をしていて、近所の内科で二度、薬をもらったが治らない。保育園で咳風邪をもらったのははっきりしていても乾いた咳だけが続く。
まったく、咳の代名詞といえばアタシじゃん。そんなことまで真似せんでよろしい。
しかし、ここ数日、咳の数がかなり多くなり、今日保育園から戻っても頻繁に咳をするものだから、
「こりゃ、趣味・病院！」
と、わたしの行動原理をダッシュで適応し、スマホで夜やっている病院を探す。すると、20時までやっているところがあった。受付は19時半に終了。趣味・病院を思い立ったのは19時10分。急いで服を着替え、愛車を飛ばす。
そこは子供専門の病院。それほど待ち時間もなく若い先生に診てもらう。わたしは気管支炎を疑ったため、念のためレントゲンを撮りましょうとのこと。
そして、寝転がって医者がお腹を触ると、
「あー 便秘ですね。結構溜まってます」
と言われた。
ここまで溜まるとトイレするのがきついというので、お腹の薬も処方してくれた。そしてレントゲン結果は異常はなし。ただ、蓄膿気味になっているかもしれないという。
「マジ！またしてもアタシと同じ！？」
違うのは便秘だけ？ ともかく、気管支炎まではいっていないらしく、二週間分の薬をもらった。
しかし、この病院、かなりグッド。誰にでも薦めたい。医者も子供慣れしているし、説明も実に丁寧でしっかりしている。今度から愛娘の病院はここに決めた。１００点満点。
咳もちゃんと診てくれ、レントゲンまで撮り、便秘まで発見してくれて、診察料は子供だから無料。
ああ、なんて日本はすばらしい国なんだ！ アメリカに生まれなくてよかった！
「趣味・病院」は愛娘にも適応させていて、歯医者も必ず定期検診をさせている。何かあればすぐに内科へ行く。しかし、今日の病院の出会いは大きい。いくら「趣味・病院」であっても肝心の病院がクソだとその効果は薄い。
今日の病院があれば、必ず適切な処理をしてくれると信頼できる。それくらいいい病院だった。
薬をもらったあと、イオンに行ってマミーなどのジュースを買う。慢性便秘薬がちょっと苦いらしく、味の濃いジュースに混ぜないと飲みにくいと言われたからで、3歳児と買い物。
やれやれと家に戻ると21時半過ぎだった。
早速薬を飲ませ、絵本を読んで寝かせる。
会計処理にエネルギーを使い、保育園に迎えに行ったら、今度は病院。
まったくクリエイティヴな一日ではなかったけれど、忙しない一日だった。
明日は書類をまとめて会計士に送り、猫を抱っこしたい。
猫といる時間が最も幸せなのである。
