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サンタになるのは苦労する

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結月でございます。

来週はクリスマス。

今日はサンタを信じているうちの愛娘のためにクルマを飛ばしてトイザらスへ。

直前だと品薄になっていたら困ると思ったからで、リクエストはアナ雪のエルサのおもちゃ。

アナ雪のエルサのことが好きで好きでたまらない3歳児。

さて、トイザらスを見てみると、思いのほかアナ雪のいいおもちゃがない。なんか安っぽいし、内容的にもイマイチ。

それでも仕方がない、エルサが描かれたおもちゃを二つ、そして家で使うコップが古くなったからこれもエルサがプリントされたコップを一つ。

こういうのはキャラの版権で莫大に稼ぐやり方だから、中身は100円ショップか、夜店の景品って感じがする。もうちょっと真面目に作ってほしいと思う。

ともかく、レジに並ぶもレジの兄ちゃんに包装のことを尋ねたら、この兄ちゃん、超絶頭が悪すぎて会話にならない。多分「包装」(ほうそう)という言葉がわからないのだろう。

だったら何ができるのか訊いても、わけのわかんないことを繰り返すし、

「いや、だからね」

と、わたしも何度も説明しなくちゃならない。そうするうちにだんだんイライラしてきて、これではまるでわたしが面倒な客みたいじゃないか。

日本人のくせに会話のレベルが日本に来て半年という外国人のバイトって感じ。いや、外国人のバイトなら、

「まあ、しょーがねーか」

と割り切れるけれど、相手が日本人なものだから、通じると思って頑張らなきゃいけないからこちらが疲れてしまう。

結局、包装ができるのかできないのかよくわからず、でもあとで考えたらカスタマーサービスのところでできると思うんだけど、偏差値40以下じゃないかと思うほどの兄ちゃんのせいで包装はせず。そのくせ、

「ラッピングはできます」

と、サンタがプリントされた袋ならあると言い出し、

「有料になってしまいます」

なんて言う。

「金のことを訊いてんじゃねえ!」

そんなもん、有料なのはわかってる。アタシは包装できるかどうか、つまりラッピングできるかどうかを訊いてんのに袋ってなんだよ!

でも、昨今、

「有料になってしまいます」

という言い方がトレンド。「なってしまいます」ってなんだよ。

別にわたしは金を払いたくないなんて一言も言ってないし、サービス受けるんだったら金払うのは当然だと思ってるのに、その言い方じゃ、アタシが金払いたくないみたいじゃねーか。

と、サービスに甘えて有料を拒むケチな客が多いからこんな言葉遣いになるのかもしれない。まあ、日本は貧乏だからね。

でも、「なってしまいます」なんていやらしい言い方で、同時に自分を守るビミョーなニュアンスで潔くない。

ともかく、

「じゃあ、そのサンタの袋でいいよ」

と言うと、

「Mサイズでよろしいでしょうか?」

と頭の悪すぎる兄ちゃんは、わたしの神経を逆なでする。

「知らねーよ! こっちが見たことねえ袋なのになんでアタシがMサイズで入るかわかるんだよ!」

すると頭の悪すぎる兄ちゃんは、

「では無地で測らせていただきます」

と言い、サンタ柄でなく無地の袋を持って来て、

「Lサイズでございます」

「お前、ぶっ殺すぞ!」

もうこうなったらサンドウィッチマンのコントなのである。

とにかく、人間というのは必要最低限は学校でちゃんと勉強してほしい。性格が悪いのは許せるけど、頭の悪いのは害悪だよ。いくらレジ打ちとはいっても、こんな簡単な問いかけに答えられないんじゃ困る。

しかし、わたしが払った金が、あんな兄ちゃんのバイト代の一部になっているかと思うと、天下の結婚詐欺師、小室圭に税金投入さながらに腹が立つ。

結局のところトイザらスでは包装ができるかできないのかわからないまま店を出る。普通はできると思うけど、頭の悪すぎる兄ちゃんの対応に客のわたしが疲労することになって、メンドクサイから詳しくは訊かないことにした。

クルマで帰りながら、

「やっぱ、袋があってもプレゼントは包装を破くことにトキメキがあるよね」

と、近くのイオンに立ち寄り、クリスマス用の包装紙を買う。

そして、結美堂に到着し、作業部屋で包装紙を開く。

「でも、アタシ、やったことないんだよね…」

と、YouTubeを検索。

いくつかの動画を見て、チャレンジ。頭で要領は理解するもいきなりきれいにはいかない。試行錯誤の末、まあまあ見られるくらいにはできあがった。でも、採点するなら63点といったところ。

「まあ、3歳だから、包装の不出来まではわからないだろう…」

これを作業部屋の押し入れに隠す。クリスマス前に愛娘に見つかったらすべてが台無し。

思えば、昨年のクリスマスはまだ2歳だったから、クリスマスというものをイマイチ理解していなかった。でも、今年はもう理解している。サンタさんが来るのを心待ちにしている。

もう少し大きくなって、サンタはいないことを知った時、

「サンタは君の心の中にずっといるんだよ」

と、ディズニー映画さながらのセリフでごまかすか。

いやいや、そこがディズニーの嫌なところなんだよね。ロマンティシズムを装った詭弁。

でも、わたしの思い出としては、小さい頃、天体図鑑にハマってしまって、サンタさんに天体望遠鏡をお願いした。そしたらクリスマスの日、朝目覚めると枕元に大きな細長いダンボールがあって、それはミザールの天体望遠鏡だった。

あの時の喜びといったら今でも新鮮に覚えている。

本当にほしいものを得た喜び。それはうちの3歳児にはまだ早い。もう少し大きくなって、自分で見つけた興味にハマって、それを深めるにはどうしても必要なもの、でも子供では買えないものが出てきたときに感動を知るだろう。

それは知的好奇心によるものがいい。そういう意味でおもちゃはおもしろくない。遊び飽きたら終わりだから。

しかし、知的好奇心によるものは将来の職業にも繋がるかもしれない。それは芸術的好奇心でもいい。

そういうものがもう少し大きくなったら得られるだろう。

それまではとりあえずエルサのおもちゃということで。

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