結月でございます。
ふぅ〜 さすがに疲れたぜ…
と、わたしは月曜の晩から愛車を飛ばし、京都へ行っていた。そして、今日の早朝また同じく高速道路を飛ばして栃木に戻った。
今回は家人と3歳になったばかりの愛娘が一緒で、3歳児はのべつわたしに甘えてくるし、身の回りのことは家人ではなく、わたしにすべてリクエストしてくる。
頼りにされてて、それはとても嬉しいことだけど、車を運転したりはもちろん、外を歩くときもわたしがはしゃぎ回る愛娘に事故が起こらないように付きっきりというフルコース。
「お前ら、何もしとらんじゃないか!」
と、その不公平ぶりに立腹するも、3歳の女の子はわたしじゃなきゃ嫌なんだってさ。
さすがに昨晩、出発する前にはちゃんと寝ておかないとと思いつつも、音に敏感すぎるわたしは結局眠れず。
そして運転しない家人と3歳児は布団でぐっすりと眠っていて、
「ガッデム!」
7時間の運転を控えたアタシが眠れてないっておかしくない?
しかし、猫が栃木で待っているし帰らなきゃいけない。仕方がないから寝不足で頭痛と興奮の苛立ちでヒリヒリした頭を抱えながらハンドルを握る。眠たくなったらSAで休み休み行くしかないか。
これだけ疲れるのはですね、その原因はうちの家人にあるのです。あいつとは出かけたくないッス。わたしにとって余計なことばかりするから疲れるんです。やらなくていいことをされると疲れるッス。文化が違うといっても、あいつは特別だと思う。
わたしの脳波を著しく乱す存在。
お節介をされると結構機嫌が悪くなるわたしは、自分でシミュレーションして事前予測で常に行動しているので、良かれと思ってお節介をされるととてもウザく感じるわけ。
だって、途中で他人が手を出してくると、自分のシミュレーションが壊れるし、そうなると修正しなきゃいけなくて、最短でできない。結果手間がかかる。わたしは最短でできるよう行動しているから、余計な優しさとか余計な気遣いは困るんだよね。
自分でできると予測してやっているからできるわけ。できないときは手伝ってくれと言うから、余計なことはするな。
と、ガチレズでもあるアタシだけど、余計なことをしないオンナが好きです。
タバコ吸うときにライター差し出してくるとか、お酒飲もうと思ったらお酌してくるとか、そういうオンナはウザいッス。
なんて言うと、アタシが冷たい人間に思われるかもしんないけど、一応わたしとしてはその逆と捉えてほしい。
だって、わたしには何もしなくていいんだから。楽じゃん。気を使わなくていいから楽じゃん。何もしなくてもいいって言ってるんだから、自分のことも勝手にしていいわけだからさ。
だから、わたしはとても楽な人間なわけ。放っておいていいんだもん。オンナ同士のおべんちゃらも不必要。
なので、逆におべんちゃらを言われるとちょっとムカッと来る。心の底からの感動でもない口先の言葉に反応しなくちゃいけないって面倒じゃん。面倒だから大抵は返事しないけどね。
やっぱ楽でしょ?アタシって。
オンナ同士のおべんちゃらも要らないんだからメンドくさくないじゃん。
飲み会やってって楽だよ。わたし主催だったら、好きなもん、勝手に頼めばいいんだし。小皿なんて交換しなくていいしさ。
そんなだから、小皿を取り替えられようとするとちょっと不機嫌。だって、アタシはこのままでいいと思って使ってるのに、なんでわざわざ新しいのを横から出すんだよ。出されたら使っていた小皿を持ち上げるために箸も持ち替えて、それでもって皿を渡してメンドクセーじゃんかよ。小皿を替えたくなったら自分で勝手にするからさ。
言ってもないのに気を使われるのがすげー嫌なわたし。
例えばスーパーに行くと、台所用洗剤と食べ物を買い物カゴに入れてレジに行く。するとレジのおばさんがナナナナンント!台所用洗剤を半透明のビニール袋に入れようとする。
おいおい、余計なことすんなよ!そんなメンドクセーことやんなくていいから、そんなことする暇があるんだったらさっさとスキャンしろよ!
とまでは言わないけど、袋に入れなくてもいいとは言う。
ほら〜 お前が余計なことするから、アタシが「袋に入れなくていい」とわざわざ言わなくちゃいけない面倒が発生したじゃねーか。
あれって日本人のアホなとこだと思うけどね、洗剤の匂いが食品にでも移ると思ってんだろうね。もしくは気分で分けてる。
台所用洗剤のボトルを思い切り外から嗅いでも何の匂いもしないよ、当たり前だけど。
もしかして刺身のパックと洗剤のボトルが触れると気持ち悪いとか思ってんの? だったら、精神病だよ、それ。
とにかくやってほしいことはやってほしいと言うから無駄になることを勝手にするな。
だから豊臣秀吉の若い頃の逸話、あの草履を懐で温めていたってやつ、ああいうのも勘弁してほしい。
そんな草履が出てきたら、キモいよ! 冬は寒いんだから、外に出していた草履は冷たくていいの!
でもさ、日本って、草履を温める的なサービスを良しとする文化、あるよね。
いや、待てよ。うちの家人は中国人だった。あいつ、アタシがコートを抜いて愛娘を抱っこしてクルマに載せようとしたら、
「寒い、寒い!」
とか言って、アタシにコートを無理やり強引に巻きつけてきた。
「お前、そんなことやったら鬱陶しいじゃねーか! 子供抱いてんのにコートで前が見えないツーの! それに寒いっていうのはお前の体感のことだろ!」
と、余計なことをされると、また応対しなくちゃいけない面倒が発生する。
とまあ、得てして国籍は関係なく、良かれと思ってやる気遣いとは得てして自己中心的な押し付けがほとんどなんだよね。
それなのに、
「ああ、ありがとー!」
みたいなおべんちゃらを言ったり、マジにそれを親切と捉えるって自分のヴィジョンがない人なんだと思う。
でも思うに、余計なサービスをしてしまうのはきっと育ちなんだろうな。そういう風に育てられたんだと思う。
身体中のどの細胞にもそれが染み込んでるから、
「やらなくていいと言ってるのに、またやる」
みたいなことになる。
あー ウザい。
というわけで、3歳児の世話をしつつ、メンドクセーことに辟易しながら眠ることもできず、前日の朝に起きてからずっと寝ないで夜の高速を走り、600キロの距離を愛車をぶっ飛ばして帰ってきました。
こちらに着いてからは愛娘と家人とは離れて、お酒飲んで猫たちを抱っこして昼まで寝た。
ああ、猫と寝るのが一番。
だって猫って余計なことわざわざしないもんね。