結月でございます。
昨晩はDVDで借りていた『シュレック』を3歳児と見た。
この間、『長ぐつをはいたネコ』がそこそこおもしろくて、あの猫はもともと『シュレック』に出ていたキャラだと聞いて、それが見たくて借りた。
日本語吹き替えでいきなり違和感。
「これ、海賊版?」
と真剣に思いつつ、映画を見ていた。
シュレックがなぜか関西弁を話していて、しかも声優とは思えないような下手くそぶり。
「これはひどい…」
そう感じつつ、どこかで聞いた声だと頭の中で思い巡らせていたら、
「これって、ダウンタウンの浜ちゃんだよね?」
英語のほうを見ていないからわからないけれど、そんな方言訛りの英語でシュレックは話しているのかな? もしそうだとしても、声優としてのレベルになっていなくて、このあり得ないミスキャストは映画をたくさん見てきたわたしの中でも最大級のものだった。
なぜ浜ちゃんを選んだのだろう?
世界観ぶち壊しというより、世界観を冒涜するくらいの暴挙。それくらいひどい。お姫様の声の藤原紀香でさえまともに聞こえるくらい。
とは言え、調べると英語だとキャメロン・ディアスのようで、世界的女優の声のキャラがノリノリ紀香というのはレベルダウンが凄まじすぎる。
そんなノリノリ紀香が気にならなかったくらい浜ちゃんシュレックはひどかった。
しかし、これは本人が一番自覚しているに違いなく、本音としては「受けなきゃよかった、この仕事」とわかっているだろう。
製作部としては話題性を作って映画を売りたいと考えたのははっきりしている。でも、世界観全否定までのキャスティングは失敗というより、犯罪。アメリカから訴えられてもおかしくないと思う。
さて、映画としては世界観否定の浜ちゃんの声でまるで感情移入できなかったけれど、脚本としては「まあまあ」という感じ。
お姫様が美人で終わらないところが新鮮で、続編を作る気満々なのがわかった。
しかし、美人だったお姫様がブサイクな怪物になってしまったことにうちの3歳の愛娘は、
「お姫さまが、あんなお顔になっちゃった〜!」
と、これまた号泣。
子供の夢をぶち壊しな脚本。
とは言え、あの喋るロバからして、どちらかというと大人向けの映画なのかもしれない。あれは。
そして、映画が終わると、
「ねこ、出てこなかったね…」
と、3歳児。
そうなのである。長ぐつの猫を見るために借りたのに出てこなかった。
と、ネットで詳しく調べてみると、猫が出てくるのは2作目ということだった。
「あ〜 これは2作目も借りなきゃね」
でも、日本語吹き替えでは見ない。3歳児には英語の勉強も兼ねて、英語で見てもらう。どうせ日本語でも関西弁だから言ってることは理解してないし。
しかし、あの作品が20年ほど前のものというのも驚き。3Dの技術はすごい。
だって、2001年といったら、やっとWindowsXPが出た年だからね。そんな頃にあの3D映画を作るのは今以上に大変だったのは間違いなし。
Windows 98とかWindowsMeの使いづらさからWindowsXPには感動したけど、それも昔の話。今は手元でiPhone。
時代は直実に進化してる。