結月です。
昨日の午前中は雨。
「雨だから遊びに行けないね〜」
なんてソファーで3歳の愛娘と寝転がりながらつぶやく。
すると、
「おんがく、ききた〜い!」
と言う3歳児。
うむうむ、わたしの血を引くだけはある。
「じゃあ、どれにする?」
と、CDラックから選んでもらう。
「これにする〜」
と、3歳児が選んだのはシューベルトとシューマンのピアノ曲。
「あんたさ、絶対これ、CDジャケットの絵で選んでるでしょ?」
と、そのジャケットはミレーの『オフィーリア』だった。
CDをコンポにセットするのも3歳児。
窓を開けていると、外の雨音が聞こえる。こんな中、シューベルト。曲は「さすらい人幻想曲」。
朝の雨にシューベルトのピアノ曲、これがすごくしっくりくることを発見。
「いいじゃん!いいじゃん!雰囲気いいじゃん!」
そして、そのピアノの低音の和音を聞くと、それがあまりにもシューベルトらしくて笑ってしまった。
「おおぉ!思いっきりシューベルトだ!」
と、シューベルトを聴いているんだから、それがシューベルトらしくて当たり前なんだけどね。いやいや、もうこれだよ!っていう個性を出せる芸術が本物なんだよ。この当たり前ができてこそ、歴史に名が残る。
いい曲なんだけど、誰が作ったかよくわかんな〜い。というのは、それはつまらないってことなんだよ。すげー芸術はギトギトの個性がある。
だからさ、モーツァルトなんてどれ聴いてもモーツァルトだよね。徹底してモーツァルトの音なのがすごい。
ベートーヴェンだって、どこを切り取ってもベートーヴェン。鬱陶しいほどベートーヴェンなんだ。
ブラームス聴いたら、ああ、またやってるよ、まったく!なんてね。
文学だって、三島由紀夫の小説なんて、一文目から思い切り三島由紀夫だよね。
ところでうちの3歳児はこのところよく、
「ありの〜ままの〜」
と、歌う。
そんな歌、保育園でやったんだ。蟻さんのお母さんってこと?
と、蟻のママだと思ったのは、「ありのまま」なんて3歳児が会話で使うような言葉じゃないから。
でも、ずっと聴いていると、蟻のママではなく「ありのまま」のよう。
そして昨日、愛娘はわたしのスマホを触っている。保育園で習った歌はあるかななんて検索。
すると、『アナと雪の女王』のサムネが出て来て、これを見るという。
アナ雪は確か、去年一緒にDVDを見た。
すると雪の女王が歌っている。その声は松たか子と書いてある。
「ふ〜ん、松たか子が吹き替えをやったんだ。これ、日本語じゃなく、英語で見たから知らなかった」
と、映画は吹き替えNGなわたし。
すると、サビの部分で、
「ありの〜ままの〜」
と歌ってるじゃないか! すると、それに合わせて、
「ありの〜ままの〜」
と歌う愛娘。
あっ、そういうことだったの! これを歌ってたわけね。やっとわかった!
と、愛娘が歌うそれがアナ雪だったことが解明され、妙にスッキリして気分最高なわたし。
そして、YouTubeで英語のものでちゃんと聞いたら、
Let it go,let it go !
って言ってるよ。
これが「ありのままの」になるのかちょっと違う気もしたけど、映画だからストーリーに合わせた邦訳になっているのだろう。
というわけで、アナ雪であることがわかって嬉しいわたしは、
「ねえ、じゃあアナ雪2を借りに行く?」
確か、2作目ってあったよね。というわけで、愛娘を愛車に乗せて、いつも行くゲオへ。
「あれ?アナ雪2ってないよ…」
どこを探してもない。あんなヒット作、大量に並べているに違いないのに。
なんかまだDVDレンタルは開始してないみたい。販売はしてもレンタルはまだ。
ということで仕方なしに愛娘が選んだのは『ティンカー・ベル』。
女の子だなぁって思ったよ。