結月でございます。
GYAO!を見ていたら、『西部警察』が無料で視聴できるのを発見! 興奮して開いてみると、気づくのが遅かった!配信は10月20日までとある! これでは全部を観切れる時間がない。
しかし、今はAmazonプライムやNetflixなどサブスクでいろんな映像がたくさん観られる時代。そこにYouTubeという無料媒体もあるわけで。
でもさ、こんだけたくさんあっても1日は24時間しかないから、結局観る時間がないよね。
と、わたしはやりたいこともやることもたくさんあるので、サブスクで動画は観ないけど。
ともかく、人生の時間よりもコンテンツのほうがあり過ぎるっていうのも複雑な気持ちになる。
とまあ、それはいいとして、西部警察の第1話を観てみた。いやもう、オープニングから感動してしまったよ。
昭和ってすごい時代だったんだ、自由でやりたい放題で、ぶっ飛んでたなって思う。
だって、舘ひろしなんて、バイクを両手で手放ししながらピストルをぶっ放す真正面映像。
第1話ではテロリストが装甲車を使うんだけど、大門団長がいる捜査課に電話が入る。受話器を取る大門(渡哲也)。すると、その声は、
「大変です!銀座に装甲車が現れやした!」
「なに!!」
と、大門。
すると次のカットは、銀座通りに本当に装甲車が走る映像。CGなんてない時代だから、もちろん本物。
西部警察の撮影のために銀座通りを通行止めにし、本当に装甲車を走らせてしまうなんて、今のご時世から考えたら火星への有人飛行より難しいよ! まあ、道路許可が下りない。
本当に今は、っていうかだいぶ前から厳しくて、撮影しようと思っても都内のどこも使えないっていう状況だから。
ほら、テレビドラマって同じような背景だったりするよね。あれはね、撮影したくても許可が下りないから、撮影できるところでしかロケができないからなんだよ。
ミステリードラマでラストが断崖絶壁の崖っていうのも、あんな場所でないと撮影できないから。街中じゃカメラ回せないんだよね。
でも、西部警察はやりたい放題。
その装甲車は銀座から大手前を走行し、さらにパトカーを数十台に包囲されながらナナナナント!国会議事堂にまで行ってしまうのだから!
あと笑えたのは、事件を解決した大門率いる捜査課は、ナナナナナント!それを祝して警察署内で日本酒の一升瓶で酒盛り! しかもみんな湯呑みで飲んでるし!
それだけじゃない! 捜査時間中であるのに捜査課長(石原裕次郎)は呼び出した大門に向かって、
「やるか」
と、ブランデー(レミーマルタン)とグラスを差し出す。大門が、
「いえ」
と断ると、捜査課長の裕次郎は、ブランデーをいきなりラッパ飲み!
ああ!麗しき昭和!
また、緊急出動でももちろんシートベルトはなし。あの時代はベルトなんてしてなかった。
さらに捜査課が出動するときは、ショットガン持参!
おおぉ〜! もうメチャクチャだよ〜
もうこれは全話見たいのに気付くのが遅れて、時間的に無理なことに、ああショック… しかも土日で愛娘の保育園が休みなため、ずっと付きっきりで西部警察なんて見る余裕はない。
今日なんて雨で外出できないから、ずっと家で朝から折り紙やお絵描きに付き合って、やっと昼寝してくれた夕方にはわたしは精神がグロッキー。
こうしてブログで西部警察のことなんか書くと、ホッと一息。
でもさ、西部警察に若い頃の古手川祐子が出ていて、そのチャーミングぶりに、
「好きっ!」
あんなにかわゆかったんだ〜
と、そのかわゆさは、今で言うと、広末涼子の若い時と石原さとみをブレンドした感じ。
と言っても、わたしは石原さとみはそんなにいいと思わないけど…
ヒロスエはいいね! 大女優だよ!
そんなこと言っても信じてもらえないのは、アイドル時代の印象があるからだけど、ヒロスエは若い頃から演技が上手かったよ。今はアイドル気もないから、本格的な実力派女優だと思う。
あとは、蒼井優かな、すごいのは。うまいよね、蒼井優は。うますぎて、よくないってとこはある。大竹しのぶと同じで、うますぎちゃって、芝居がわかりやすくなっちゃうんだよ。でも、一流女優。
存在感で超ド級なのは、沢尻エリカだね。麻薬騒ぎからどうなったんだろう? エリカ様はすごいよ。最高の女優。彼女を干しておくのはもったいない。被害者はいないんだからいいんだよ。アメリカなんて大俳優が麻薬やっても、映画出てるじゃん。沢尻エリカは日本映画界の宝だよ。それがわからん奴は、映画を観るな。
さて、話は逸れたけど、西部警察ね。
あの時代はテレビドラマでもちゃんと劇になってるんだよ。これは劇をしてますっていうのをちゃんと表現してる。だからあんなムチャができるわけ。
それに当時はテレビ局にドラマを作る技術がなかったから、撮影しているのは映画屋、っていうか活動屋みたいな映画人がバイト感覚でやってたりしてさ。それにデジタルじゃないからね。16ミリフィルムで撮影してる。
だから、テレビドラマでも映像やカットが映画的なんだよ。それが今にはない魅力かな。
今のテレビドラマは映画を知らない人が撮ってるから、絵のスケールが小さいね。それにセリフに頼りすぎて、安っぽいセリフ劇になってるから。
なので、西部警察はスマホの画面で観るより、劇場で観たっておかしくない映像なんだよ。
そんな西部警察を観て、感激してしまったわたし。
まだGYAO!で無料で観られると思うから、明日の日曜も暇な人は観てみてよ! 昭和の自由っぷりに気分がスッキリするよ。
コンプライアンスなんて皆無だしさ!