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差別を訴えるほうが排他的だったりするよね。

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結月でございます。

なんか日大でこんなことになっているみたいです。

news.yahoo.co.jp

記事だけでは非常勤講師がどのような発言をしたか具体的にはわかんないけど、まあちょっと、

「あっち系ね」

なんて思われるような感じの人なのかもしれない。

大学で教鞭をとっていても床屋談義レベルの話をする人はたくさんいるし、そもそも大学で教える立場ということは、大学を出てそのまま大学院に行って、つまり世間に出ていないのが大半なので、大学だけでなく教師というものが世間知らずで常識なしっていうことは珍しくないよね。

まあ、その際たるものが生徒へのわいせつ行為であるけれど、そこまで行かなくても人格的にヤバい暴力教師は昔からいるし、教師なんてそんなに偉くはないッスというわたしの印象。

そう言えば、わたしが中学生の頃、社会の先生がガチンコの共産党員で、天皇制に関するアンケートだったかを授業で配布して停職処分になった。

あの先生が共産党員だとはそれまで知らなかったけれど、社会の授業に関してはちゃんとしてて、職場に自分の趣味を持ち込んでしまうことが学校的にはNGという基本を知らなかったという愚かさ。

あとは自分の信念に熱くなるあまり、それが正義になって中学生のガキに訴えかけるところも大人としては大人気ない。

さて、黒人差別はちょっとしたトレンドだけれど、正直、日本ではそれがどのようなものかわからない。

わたしもアメリカには住んだことはないし、その差別がどんなにひどいものかは皮膚感覚としてはわからず、わからないものには安易に考えを持つ気にもならないから、そんな知らない外国のことより自分のことをちゃんとしようとか思ってる。

とは言え、こういう社会運動はブームになりやすく、すごく浅はかなところで感化されちゃって、マジになる人が急増するもので、だから日本で黒人差別は問題じゃないのになぜかデモが起きたりする。

得てして、この種のデモは短絡的な発想というか、浅い知識がセンチメンタリズムによって燃えたぎるものだから、結構たちが悪い。

そうなると、差別してないのに差別認定されたり、とどのつまりグチャグチャになる。

日大の講師も高須クリニックの高須先生に影響を受けたのか、武漢肺炎と呼んだり、こっちも短絡的なところはありそう。

とは言え、そんな差別的な側面を取り上げて、いきなり署名したり、差別教員を解雇しろ!とか、そういう訴えをするのも、

「お前らも十分やべえし」

と思う。

人それぞれには何かしら人格があるのだから、そこに差別的なところがあって、それが問題だと思うのなら、ちゃんとどういうところがよろしくなく、どうしたほうがいいのかを大学生なら論点を整理して話し合わなければね、やっぱり。

とは言え、大学生というおセンチな年頃にはそれができないのは仕方がないというのはある。

だから、そのあたりがちゃんとわかる大人が学生に指導すればいいのだけれど、SNS的な世論が怖くて大学側もタジタジなんてことになる。

講師だって何かの専門があって講師になっているのだから、その専門に限ってはある種の能力があるわけで、多面的な人間の一部を拡大して、解雇を訴えかけるというのはこれこそ差別というか、排他的なのよね。

総じて、自分が正義だと思い込んでいる人は排他的になる。

大学は専門機関だから、専門のことをちゃんと教えてくれればまあいいよ、なんてわたしは思うけれどね。だって、多面的な人間のクソ部分を取り上げ出したらキリがないもん。

もちろん、専門の授業なのにそれと関係ない政治の話とか、差別的トークばかりで授業が成り立ってないとかなら困るけれど。

ともかく、今はリベラルとか左翼とかそっちのほうがマナーが悪かったりするよねって思う。

香港の暴動もそうで、無思考に中国共産党が悪の立場だと信じて、それに反発する暴徒を自由への戦いとして応援するとかさ、いやいや、それおかしいから。

街をあんなにぶっ壊して、関係ない人たちまで殺しかけるくらいに棍棒でぶっ叩いて、それがなんで自由の戦いなのかな?

そんな暴徒は逮捕して街の秩序を回復させるのは公安の仕事だから警察が逮捕するのが当然なのに、なぜか中国共産党が無思考に悪いと信じてるから殺人鬼の暴徒を応援しちゃったりする。暴徒が正しい戦いをしていると脳内変換するんだよね。

アメリカの黒人の暴徒化はそれよりももっと複雑で、ちょっと一口にはまとめられないところがある。

差別は確かにあるし、「肌が黒いからお前を殺す」みたいな単純思考ってあるよね、アメリカには。

ところがそこも貧困層による犯罪とか、そこに黒人が集中しているとか、まあ歴史的にそうなった根深い問題があって、これは一筋縄ではいかないんだよ。

だから、大雑把なセンチメンタリズムですべてを差別と捉えることも間違いだし、その複雑な事情やプロセスを知ると、安直に「黒人差別反対!」とデモはできなくなるんだよ。だって、そんな単純な問題じゃないから、単純には言えないなとわかるから。

とにかく差別が起きている国や地域に生活したことがなければ皮膚感覚ではわからない。なのに「黒人さんが暴れてる」と発言する非常勤講師も問題だし、そこにセンチメンタルになって一人の人間を排他しようとするのも同じく違うと思う。だって、差別を訴えているほうだってアメリカの差別を皮膚感覚では知っていないだろうし。

皮膚感覚ってかなり重要なんだよ。

テレビのワイドショーで見て、その国でそんなひどいことが起きてるんだとか思うのは大きな間違い。

やっぱり住んでみないとわからないから。

例えばフランスでコロナの感染者がすごく多くて、日本もああなる!みたいなことがテレビで言われていたようだけど、そうはならなかった。

フランスに住めばわかるけど、向こうの生活習慣を皮膚感覚で知れば、そりゃ感染は広がるねって理解できるんだよ。と同時に、日本ではそこまではなるはずはないなってことも。

ところが皮膚感覚での理解がないままテレビでフランスの状況、しかもひどいところをクローズアップしてさらに編集しているような映像、そこに煽りのコメンテーターの言葉が入ると危ない短絡的感情がこみ上げてきて、誤まったビビり方をしちゃんだよ。

すると、お国事情が違うのにその恐怖を自分の国に取り込んじゃって、事実とは違う世論が出来上がってしまう。

特に差別とか恐怖とかいうネガティヴなものはそうなりやすい。

そこにセンチメンタリズムがブレンドされるともう最悪だね。

おセンチなところはリベラルや左翼の気質でもあるから、そのターゲットになったものにはものすごく排他的で攻撃的になる。

つまり、皮膚感覚でのリアルを知らないのにおセンチな正義感が煮えたぎって短絡的な主張になっていく。差別講師は即解雇とか、安倍政権に死を!とかさ。

あとはLGBTの性的少数者とか、フェミニズム、貧困者への救済とかもそうかな。

本質的なところではもともとの考えはおかしなものでないのに、おセンチが混ざるとだんだんおかしくなってくる特性があるよね。

フェミニズムとかわかりやすくて、女性の権利を言いすぎるがために結果的に男を差別していたり、なんでもかんでも女性の権利になって社会のバランスを無視したり、女性の権利を主張することが目的になって非論理的なことを言い出したりする。

もちろんちゃんとした人もたくさんいるのだけれど、そうしたイデオロギーがデモなどに感化されるとおかしくなるんだよね。だから、リベラルは支持されなくて、選挙に勝てないんだけれど…

ともかく、差別は単純なアピールで説明できるものじゃない。差別を単純に反対してしまうのも、その点は差別する側の単純さと全く同じなんだよ。

その単純さのために排他的になって結果的に差別するっていうこと。

だから、日大の問題は非常勤講師も解雇を求める学生側も、まあどっちもどっちというレベルだと思うよ。

でも、学生側のほうが香港の暴徒みたいに束になるところがあるから、暴力度に関しては非常勤講師よりは上かな。

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