結月でございます。
明日から魔の4連休。育児状態にあるひとにとっては保育園が休みになるため、小さな子供に終日向き合わなければならないハードな日々。
しかしそれだけでなく、8月はお盆休みがあり、9月も大型連休がある。まだ第2波、第3波は控えている。
さて、待望のGoToトラベルが始まるわけで、東京都民でなくなっているわたしは住民票を移して初めての恵まれ。
こんキャンペーンは今は時期じゃないとか言っている論調が多いようだけど、
「今でしょ!」
と思うわたし。
今やんないと、観光業界は壊滅的な打撃で立ち直れなくなるし、実は経済は繋がっているからそうなると観光以外のところも本気と書いてマジと読むほど壊滅的になる。経済的にね。今はギリ、給付金でもってるんだよ。
コロナは大半が無症状と軽症で、重傷者はものすごく少ない。つまり、コロナは感染しても壊滅しないけれど、経済のほうは本当に壊滅する。
するとどうなるか? コロナなんか言ってる場合じゃないほど、明日食う金がなくなるってことだよね、多くの人で。
観光だけで年間27兆円のお金が動いているわけで、実はGoToトラベル、観光だけの話じゃないんですよ。
その27兆円の周囲でさらに同程度のお金が動いていると言われていて、となるとその倍。
だから、このキャンペーンは今まさにやるタイミングなわけ。もう後に伸ばすと、間に合わないんだよ、経済的に。
政府はコロナの状況も冷静に判断していると思うよ。そこまで批判されるほど悪い政府でない。
モーニングショーやテレビのワイドショーなどでは「検査、検査!」と言っているらしいけれど、PCR検査は偽陰性、偽陽性がある一定数出てしまい、陰性だと思って安心したひとがキャバクラ行ったり、本当は感染していないひとが入院させられたりしてしまう。
だからこそ、誰も彼もが検査をすることは危険で、「事前確率」が高いひとを対象にしなければならない。
それに誰でも検査ができるようになると、
「ああ〜 オレ、陰性だったわ〜」
と、ぬか喜びするのが大量発生する。いやいや、ウイルスっていうのは、今その瞬間が陰性でも、明日感染するかもしれんのだよ。ということは、検査にそれほど意味がない。
要はその辺のところがイマイチよくわかっていない大多数のひとに検査しちゃうと、安心だと勘違いしてしまうひとがこれまた大量発生するわけ。だから、検査というのは基本的に医師が疑わしいと判断した場合にするものだよね、それはインフルエンザでも同じだと思うよ。そもそも検査は安心を得るためのものじゃないよね。安心を求めちゃうと、3日に1度は検査しないと不安で仕方ない強迫神経症のひとが続出してメチャクチャになる。さらにそういうひとはクレーマー化間違いなし。
あとは、検査そのものが簡単なものでなく、それを処理するのには検査する専門のひとが必要であって、妊娠検査薬みたいな単純なものじゃない。
そんなPCR検査を誰でもやるみたいなことになると、それは実質のコロナ以上に社会が混乱するに違いなく、政府はそれを知っているから今のような処置をしているのでしょう。それなのにモーニングショーなどなどが無責任に煽り立ててる、という構図でオッケーかな?
というわけで、この魅力的なキャンペーンから除外された東京都民のことを気の毒に思う栃木県民のわたしだけれど、これ、小池百合子が都知事であることで都民が損した事例のひとつかもしれない。
本当か嘘かは調べようがないとはいえ、政府と小池都知事は仲があまりよくないと言われている。つまり、都知事は嫌われている。
そういうことがあって、東京を除外したというお話。それもあるだろうな、と思う。
実際には仲があまりよくないことで、意思疎通や情報の連携がうまくいっていないんじゃないかな。そのような状態では人は疑心暗鬼になり、お互いが信用をなくしていく。そして、
「あいつのことはもう知らん!」
となってしまう。
大親分の政府と仲が良くないというのは、そこの自治体に住むことでいいことなんかないんだよね。だって、税金をどう分配するかは政府が決めることだから。
これはね、会社なんかでも同じでさ。社長がプライド高くて素直じゃないと従業員が苦労する。もらえるはずの発注を取れなかったり、いい品物を卸してくれなかったりして、結果会社の売上が伸びず、従業員の給料が低いとかね。
だから、相手のことがどんなに好きでなくても、そこは置いておいて、一緒に酒飲みに行けるくらいにはしておいたほうがいい。小池百合子はそれができないんだと思うよ。
その反面、千葉の森田健作は見事だよね! 自己主張なし!を貫いて敵を作らない。だから、きっと県職員もやりやすいんじゃないかな、推測だけど。
確か、千葉が水害に見舞われたとき、健作は自分の家が心配で見に行って批判されたよね。その時の答弁も漫才か!っていうくらいトンチンカンで笑えたけど、それでも首は飛んでない。
と、森田健作がどうして知事であり続けられるかが不思議でたまらなかったわたしは近頃大人になって、そういう大人の世界のことがわかるようになりました。
というわけで、トップに立つ人は腰が低く、人に会えば、
「いや〜どうもどうも、どうもで〜す!」
みたいにアホな顔していきなり握手を求めてくるようなのがいいのです。
そこまでアホ顔はしないけれど、それを愚直に行なっているのが我が国の安倍首相であり、予想に反してアメリカ大統領選でトランプが勝つと、ガラリと方向転換して真っ先にゴルフクラブを持って行けるのは才能でしょう。
近頃大人になったわたしはそんな安倍晋三のことがわかるようになって、今では「このまま安倍首相でいいんじゃね?」というほど考えが変わっています。
なんだかんだ言って、コロナの感染者数も死者数もよその国に比べたら少なくて済んでいるのも、なんだかよくわかんないうちになんとかうまくやったのだろうと思うし、それなのにこういうことになったときに支持率が下がるというのはやっぱ国民の大半はそれを理解できないんだろうなと思ったり。
そんでもって、それは対外的にやらないほうがいいんじゃね?ということに関しては支持率が上がるんだよね。
GoToトラベルは残念ながらその前者であり、政府なりに将来の経済的打撃でどれほど国民生活がヤバくなるかを見据えて、かつ政治的な、大人の事情的なところで各利権などをうまく説得できるやり方で実行したのに批判されるという皮肉。
わたしがそんな首相の立場だったら、そんな分からず屋の世論に対して、
「あなたとは違うんですぅ!」(by福田元首相)
と絶叫して、上沼恵美子さながらに電撃降板しちゃう。
と、くだらない話をしつつ、要は明日からの連休、愛娘をどこかに連れて行ってやらねばならず、この手厚いキャンペーンをありがたく使わせてもらいたいところ。
で、じゃあ、どこ行くの?
う〜ん、それがまだ決まんないんだ… あまり長距離はまだ3歳児はクルマに乗れないし、なんてことを考えるとね。
と、そんなことを言っている間に4連休が終わってしまいそうだけれど、せっかくのGoToトラベルを批判して利用しないなんていうのはもったいないよ。どーでもいいことを批判する暇があったら、旅行して楽しんだほうがお得。
小市民なんてせいぜい選挙の時の1票だけで、日頃どれだけ政権を批判してもほとんど無意味なので。
それに今の政権が人権をぶっ潰すような中国の文化大革命みたいなことをやるわけもなく、結構勝手にやらせてもらえるのだから、わたしは満足ほどはないけど、不満もとりわけない。
おそらくもっと最善の手は政策的にあるのだろうけど、それは理想だけでは動かず、いろいろしがらみがあったりで簡単な話じゃない。
だから、よその国と比較するのもナンセンスだし、よその国が全てパーフェクトなわけもない。
そう考えると、及第点なんじゃないの。