結月でございます。
昔のことは思い出すことはしないようにしているわたしだけれど、それでもちょっと思い出したりする。
それは過去の自分が今の自分から見れば、
「サイテーだな」
と思うような嫌なこと。
過去は変えられるものでないから、それに対して悔やんだりすることはないけれど、あまりいい気はしない。
しかしながら、過去の自分が最低だったこと、こんな最低なことをやってしまっていたんだとか、そんな欠点とも言えるものを「サイテー」だと思えるのだから、ちゃんと自分は進化しているんだなと安堵する。
過去の行いを駄目なものとして、その性格がよろしくないものとして認識できるのだから、それは改善された結果なんだよね。
とはいえ、人間は完璧にはなれないから、今が最善状態だとしても、まだまだダメダメなところはたくさんある。
自分の欠点を直視して、それを改善していくのは、ITの分野では当たり前のことで、バグを発見したら修正し、それを最新バージョンとしてアップロードする。
そのやり方を取り入れて、人間もどんどん更新されていくのがいい。
「相変わらずだね」
なんて言われてるようじゃいけない。
そんなことを思うのは、ちょっと今の自分を見つめてみて、これまでのいろんな経験を肥やしにしながら、今が最新の自分でいられていると自覚できたから。
次にやろうとしていること、それを実現させるために必要な考え方、やるべきことなどがはっきりとしてきて、それを取り組めるようになった。これは過去の自分だとできなかったことで、今になってやっとできそうなこと。
今の自分が最新型だから、今の自分が一番若い。だから、歳を取るって気がしない。それどころか、前よりも若くなったと思える。
それどころか、他の人なら普通にやれていたことをわたしの場合は今になってようやくできそうなこともあり、
「やっと大人になれた」
なんて今思ってる。
ずっと古臭い人間だったせいもあり、その分、出遅れたなって思う。しかし、出遅れた分、やっと大人になれそうで、きっと同世代よりすごく若い。
世間でいう当たり前のことができなかったせいで、生き方を逆行している。普通は歳をとって人間が古びて、保守的になり、考え方も狭くなるのに、逆向きに生きたせいでますます自由になってきた。
でもまだ結果は出てない。やっと当たり前のことに気づいたくらいなのだから。
だからこれから実行。トライアンドエラー。
そして何かしら結果が出たら、そのこともまた過去のことになって、それを肥やしにしてまた新しい自分になっていく。
だから、今の自分が一番いい自分で、今の自分が最新だと思えるのがいい。
経験が増えることで、今まで見えなかったことがたくさん見えてきた。
それによって昔よりも格段に自由になったって気がするよ。
どーでもいいことは何かってことがわかるようになった分、やらなきゃいけないことがはっきりとして、そしてどんどん自由になっていく。