結月でございます。
「あ〜腰が痛っ!」
というのは、昨日は東京へレッスンで代車のカローラで往復200キロを走ったから。愛車だとこんなことはないけれど、どうもカローラのシートが良くないよ。
「あれはシートじゃない!椅子だ!」
と言いたくなる。
クルマのシートは大事やデ。と、チャイルドシートはレカロにしているわたし。
国産車もグレードが上のものになれば、きっとシートはいいのだろうけど、ともかく代車のカローラに限っては、あれはただの椅子だと言いたい。
ところで、東京から栃木に戻ると、な〜んとなく不機嫌な気持ち。
東京がというより、都会のほうが自分に心地よく、
「ごめん、アタシ、田舎嫌いなんだわ」
と、栃木がというのでなく、根本的にわたしは田舎が合わないのである。
なんて言っても、もうこちらで生活してるわけだし、愛娘も猫もいるから、しばらく時間が経つとどうってことなくなるのだけれど、東京から戻った直後は、
「なんでアタシがこんなとこ、おらなあかんねん!?」
という気持ちが高まってしまうのである。
東京へ行くと言っても、駐車場にクルマをとめて、歩いてすぐのレッスン場所に着くと、あとはレッスンしてそのまま駐車場へ行き、そのまま帰るだけだから、東京に身はあっても東京らしいことを何かしているわけじゃない。
しかしまあ、そのままとんぼ返りするより、ちょっとマティーニを一杯と思いたくなるときもあり、いやいや、クルマの運転があるしなぁ、それに猫と3歳の愛娘が待ってるしなぁ、なんて考えるも、それは住まいが東京にあっても同じことか。
ところでレッスン会場の駒込を歩いていると、整骨院だか接骨院だかがあり、そこに「当店はコロナ対策してます」みたいなことが箇条書きで書かれていた。
今はこういうことを書いておかないと、客が来ないのあろう。
でも、そこに書いてあった一文は、
「アロマによる抗菌、殺菌」
はっ? なんスか? 意味わかんないんスけど。
なんでアロマがコロナ対策になるん?
そもそもアロマで抗菌、殺菌できるの?
もっと言えば、コロナってウイルスだから菌じゃないんやデ。100万歩譲って、アロマの香りが抗菌&殺菌したとしても、ウイルスであるコロナには関係ないよね? もしかしてお香で悪霊退散って意味?
と、こんなアホが世間にかまり通ってると思うと呆れるよりも絶望してくる。だから、正露丸を出してる大幸薬品のサイトにウイルスと細菌の違いが書かれてたから、貼っといたるわ。
アロマでコロナ対策できるんやったら、お前ら、蚊取り線香でも焚いとけ。
ともかく、消毒液を空気中に噴射する機械とか、そういうアホなものがバカ売れして、というか、それが効果あると思って購入する施設が多いとか、やっぱりアホとしか思えんなぁなんて思っているのは少数意見らしく、自治体が1000万円以上かけて導入したとか。
「いやいや、もうコロナ様様ですわ、ホンマ!」
なんて噴射機の業者は笑いが止まりまへんデ。
と、不安商法というのは儲かるものなのである。
人間というのは、安全にではなく、安心に金を払いたがるものなんだなぁ。
そう言えば、愛車を整備に出すと、
「ウイルスを除去するエアコンフィルターがありますが、どうですか?」
なんて言われて、
「おいおい、あんた、ウイルスの大きさ、というかウイルスがどれくらい小さいか知っとるんか?」
と、言おうと思ったが、面倒なのでやめた。説明する気力もないし、ウイルスはええから、あんたはクルマをちゃんと直しといてくれや。
ウイルスを除去する空気清浄機なんかもあるけれど、ああ、もうやってられんわ。
武漢でコロナが騒がれ始めた時はちょうど中国にいたけど、そしたらマスクの代わりに生理ナプキンを口に貼り付けているオッサンがいて話題になった。
「アホや〜」
と、馬鹿にしたけど、どうも日本人もアロマでコロナ対策とか、あまりよその国も馬鹿にできんとわかった。
むしろ、生理ナプキンのほうが愛嬌があってええわ。
こうなったら、アタシは愛娘のパンツ型紙おむつでも頭から被って歩こうかな。
ああ、いかん、いかん。うちの娘はオムツ外れしてたんやわ。