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宣言解除で宇都宮動物園へ

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結月でございます。

日曜日。保育園が休みの今日は緊急事態宣言が解除されて、ようやく営業再開した宇都宮動物園へ3歳の愛娘と。

ここはキリンに餌をやることができ、3歳児のお気に入りスポット。

しかしながら、昭和時代のまま古くなった動物園で、一見すると廃墟なんじゃないかと思うけど、ちゃんと営業している。

ずっと休園していたので、こういう財務状況がいかにも悪そうな動物園の動物たちはちゃんとご飯をもらえているのだろうかと、老婆心が湧いてきたりしていた。

動物園は入場者がいないと動物たちが飯抜きになったりしそうで、そもそも動物園なんかで感染するようなことはないのだから、一律に休業してしまうようなことはしないほうがいいと思っていた。

とはいえ、今日行ったらちゃんと動物たちは生きていた、いやそう心配させそうな動物園だからホッとしたよ。

解除のせいか来園者は多く、賑わっていた。でも、みんなマスクしてんだけど、動物園でマスクしてどうすんだろうね? きっと空気中にウイルスが漂ってると思ってんだろうなぁ…  みんなさ、科学的見地は無視して気分的恐怖でマスクしてるよね。

5月だけれど夏って感じの暑さ。陽射しが強かったので、愛娘には麦わら帽を被せた。そして、わたしもクルマのトランクにいつも入れている麦わら帽を被った。

でもさ、マスクしてるくせに帽子被ってない人が多いんだけど、動物園でコロナに感染する確率は限りなくゼロ%なのに、なんで熱中症は気にしないの?

さて、キリンにも餌をやり、さらに馬スペースでも餌をやった。

ところがうちの愛娘は動物園で蟻を見つけると、

「アリンコさんだよ!」

と、蟻に集中。

「ねえ、動物園来たんだから、蟻なんかよりももっと虎とかライオンを見ようよ…」

と、わたし。

でも、虎にはあまり興味がない様子。

まあね、ここには何度も来てるからね。餌をやれない虎よりアリンコのほうが愛嬌があるか。

しかし、暑い。朦朧としてくる。

とりあえず、野外の食堂にピットインし、かき氷。そのあと、さらに遊んで、別のところでソフトクリームを食べた。

「ソフトクリームっていうのは、うまいもんだね!」

と、滅多にそういうものは食べないわたしも暑さのせいか、ひときわ感動する。

とりあえずソフトクリームを食べたはいいが、やはり暑い。

「まだアイス、食べるか?」

という問いかけに、

「うん」

と答える3歳児。

ソフトとは違ったものをということで、アイスの冷凍庫を眺める。すると、栃木名産レモン牛乳のソフトクリーム型があった。キャップをかぶせたやつね。

「これがいい」

と、愛娘は言うが、

「いやね、これ、多分、おいしくないよ。レモンも苦手なんじゃない?」

と、アドバイスするも、

「これがいい」

と言われる。その形状が好きで選んでるのはわかってる。

それでもってレモン牛乳のアイスを買って食べると、

「おいしくない…」

「だから、言ったじゃん!なんでアタシを信じない!」

と、実はわたしはレモン牛乳のアイスは食べたことがなかった。で、愛娘から受け取ったそれを食べてみると、

「うん!昭和の味!予想のままのテイスト!」

昭和時代ならこれもご馳走だったと思う。でも今はいろんなものがおいしく、高品質になってるからね。しかも、ちゃんとしたソフトクリームを食べた後だから、その落差は衝撃的。

と、結局、無難なピノを追加で買って食べた。

それだけアイスを食べても、暑い。3歳児の頭には汗。顔も火照ってる。わたしも朦朧。

「もう帰ろうか」

と言うも、

「やだ!」

ああ、3歳になって活動的になった。これに付き合うのは大変だ。

と、またキリンに餌をあげたりして、ようやく帰る。

愛娘はクルマの中でイビキをかいて寝ている。そりゃ、あれだけ遊べば疲れただろう。

鬼怒川を橋で渡ると、たくさんの車がとまっていた。バーベキューをしているらしい。

まあ、解除になってよかったよ。そもそも栃木県なんて緊急事態宣言なんかいらなかった。その賑わいを「気の緩み」と言っている人もいるみたいだけど、いやいや、これが普通だって。

自粛とかの内容が現実のウイルスからかけ離れた過剰なものだっただけ。

この世というのは、すべての生き物は死ぬようにできてる。それがどのような理由かは、運命以上に宿命で決まっているのだろうね。

それはコロナかもしれないし、交通事故かもしれない。コロナ恐慌による自殺かもしれないし、餅が喉に詰まって窒息死かもしれない。癌で死ぬ人も多いし、インフルエンザをこじらせて死ぬ人だっている。マスクをしていて熱中症で死ぬ人も出てくるかもしれない。

要は人間というのは生きている限り、つまり何か行動している限り死と直面している。それはコロナだけじゃない。

それなのにコロナばかり恐れている。

死を普段から意識できてないんだよ。だから、そういうわかりやすいもの、トレンドなものを過剰に恐れてしまう。

3歳の愛娘は動物園の柵に登って、両足を通して遊んでいる。

わたしはそれを見て、ハラハラしながらその背中を支える。危ないから、やめろと言う。

そのままひっくり返れば、地面に後頭部を打って簡単に死んでしまう。それはコロナに感染して死亡するリスクよりも何百万倍も高い死亡率の行為。

でもそれは3歳の子供だけじゃない。全ての人間が何かしらそういう死の危機に直面しながら生きている。

歩道を歩くだけで、車が飛び込んでくるかもしれない。実際にそうやって池袋で轢かれて死んだ人もいる。

コロナよりも現実的に危ないことはいくらでもあって、その中でわたしたちは生きている。

もちろん感染リスクが誰の目にも見て高いことをやることはない。でも、そのリスクなどないところでリスクを警戒するのは逆説的に言えば、雨上がりの後の水溜りに釣り糸を垂れるようなものだ。

コロナに関しては何をやって、何をやらなくていいかを理知的に判断すればいいだけであり、それで運悪く感染したら仕方がない。感染病とはそういうものだし、その感染病よりも優先的に考えるべきことはたくさんある。

例えば、クルマに子供を乗せるときは必ずチャイルドシートに座らせる。こんな当たり前のことをやらずに車中で子供を野放しにしながら、マスクしている馬鹿がいる。

おまけにそのマスクは効果のない布マスクで、チャラいデザインで遊んでる。マスクさえしとけば大丈夫という気分が目的化されて、根本の医学的効果は無視でデザインを楽しむという日本らしい国民性。

やらなくていいことに神経質になり、やるべきことをおろそかにする。

そんな愚かさが、コロナ騒ぎでよく見られた。

夏になり感染者も減り、また秋になればコロナはまた出てくるだろう。

政府がやることは、今のうちに保健所を強化するとか、医療体制を備えておくといったことだろうが、どうせやらない。日本人はそんなものだから。安倍政権がじゃない。日本人がやらない。

一昨年だって、猛暑で死人が出て、学校にエアコンを完備させなきゃいけないなんていう議論があった。でも、喉元通れば熱さ忘れるで、秋になれば熱中症の死人のことなど忘れて何もしないのが日本社会。

リスクを的確に捉え、理知的にやるべきことをやれないのがこの社会であり、それは動物園でマスクしてしまう民度による。

ついでに言えば、クラスターなど起きようはずがないパチンコ店が槍玉にあげられる。パチンコの悪いイメージと感染の仕組みを分けて考えられない民度による。

それを行政すらもわかっていないのだから、ひどいものだよ。

それよりもこれからの経済的打撃のほうが現実であって、それに対する対処を考えることが意味のないところでするマスクよりも重要なはずだけれど、どうもそういう展開にはならない。

さてと… 来週は愛娘をどこに連れていってやろうか…

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