結月美妃.com

結美堂の結月美妃公式ブログ

【スポンサーリンク】

要するにコンサートはするなというクソなガイドライン

【スポンサーリンク】

結月でございます。

演者もマスクして、出演者と十分な距離を取るようにしろと書かれたクソなガイドラインはこちら。

www.mext.go.jp

 全部読んだけど、読んでいる間にうんざりしてくるというか、気分が悪くなるというか、めまいがしてくるというか、自分たちは責任は負いたくないという典型的な役人文書の責任逃れな文章。だから、要するにやるなとは書かないけど、現実的にはやれないような内容になっている。

こんなコンサート、無理して行っても楽しくないし、そもそも採算が合わないから開催はできない。

演劇だって、音楽だって演者がマスクして、距離を取るなんてできるわけがないのに、わざわざ書いているからね。これは悪質だよ。

公的な施設がこれを打ち出したら、公的でない施設もなんとなく従わざる得ないようにもなるし、従わなくてもいいのだけれど、今度はコロナ自警団がやってくる。

そんなピリピリした状況では万が一、ひとりでも感染者が出たら大騒ぎだから、やっぱりやめておこうとなる。

施設側もそうだし、オーケストラ事務局だって感染者が出ちゃったら有る事無い事言われて大変だからやっぱりやめておこうとなる。

じゃあ、開催しないでホールなどの施設、それからオーケストラなどの運営団体は存続するための金をどこで稼ぐか?となるとこれはまったくない。だから当然潰れる。解散。

宝塚や劇団四季などもどうなのだろう? 自前のホールがあるとは言え、やはりやりにくいだろう。

例えば、神奈川フィルとか、拠点が県立のホールとなると、事実上、コンサートはできない。行政がそれを強行してやるわけがない。東京都交響楽団も身動きが取れない。

となると、コンサートホールやオーケストラが潰れるのはもう既定路線という具合で、どこまでごまかして存続させるかという段階。

経営的にはもう今すぐ解散させたほうがいい。そうでないと赤字を垂れ流すだけで、回復の見込みはないのだから。

ただし、音楽をやるようなところは経営的な人たちが運営することは少なく、「気持ち」とか「思い」を行動原理にしているところが多い。

だから、それを残したい「気持ち」でギリギリまではやるだろう。しかし、存続をギリギリでできたとしても、大規模なリストラは当然で、演奏者との契約など管理シビアになるかもしれない。ところがそれで演奏者たちが生活できるかというとかなり厳しい。

コンサートでここまで神経質なガイドラインを作らなくてもいいはず。なのにそれをやらなきゃいけないのが世相。

わたしは日本には中途半端にプロオーケストラが多すぎるとずっと思っていたけれど、コロナで淘汰されるかもしれない。

しかし、その淘汰がやらなくてもいいようなガイドラインによってとなると納得できない。

これはクラシックだけではなく、演劇もミュージカルも、バンドのライヴも同じ状況下にある。

たったひとつできる演劇がある。

それは「マスク」というタイトルでオリジナル脚本を書くこと。登場人物が全員マスクをしているという設定。そして、最大5人ほどのキャスト。

これならガイドラインに沿いつつ、アートができる。

あとは音楽ならジョン・ケージの「4分33秒」。

できるのはそれくらいかな。あれなら演奏者がマスクしたってオッケーだよ。

【スポンサーリンク】