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結美堂・山ガール部、ついに男体山に登頂成功!

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結月でございます。

昨年の年明け、奥日光の男体山に登りたいというわたしの勝手な思いで設立された結美堂・山ガール部。

男体山を目指すため、これまでいくつかの山を登ってきたけれど、ようやく一昨日、山ガール部として男体山の登頂に成功!

昨年秋、わたしが単独で登ったとはいえ、それは山ガール部としてではなかったので、今回やっと山ガール部で登ることができてうれしい。

二荒山神社から登るそのコースは傾斜が急で、途中の岩場は過酷。

ズブの初心者だけの山ガール部としては、あんな山に本当に登り切れるのかという不安と自身への疑いを抱えつつ、やっとここまで来れた。

しかし、タイム的にはビリケツで、後から来た登山者に抜かれに抜かれ、早朝7時から登り始めているのに下山は最後という有り様。

体力の99%を使い切った感じで、ボロボロ。残りの1%でなんとかホテルにたどり着く。

ホテルにチェックインし、ふらつきながら温泉に向かい、疲労回復を試み、そして生ビールを一気の飲み干し、ようやく生命力を取り戻す。

しかし、登りきった後のビールはまさしく最高の一言で、

「やったね、アタシたち」

と、皆でその実績となる勲章をその肉体に感じながらビールを重ねる。

そして、その後は恒例のスモーキングタイムで、奥日光の夜空の下でタバコをチェーンスモーク。そして自販機のハイボール缶。

寝床に着いたのが確か深夜の1時くらいだったから、スモーキングタイムは4時間近くしてたってこと!?

4時間も何の話で盛り上がったのかも忘れてしまったけれど、登頂成功でそれだけ興奮していたのだろう。

ともかく、山登りというのは過酷であり、特に下山は絶望的に嫌になる。しかし、どれだけキツくても自分の脚で進まないと帰れない。ビールも飲めない。

山岳信仰が理解できる苦行であり、その果てに喜びがある。

翌朝は中禅寺湖の遊覧船に乗った。これまで何度もここを訪れているのに遊覧船には乗ったことがなかった。

そこから見える男体山はとてつもなく巨大で、あんな山の頂まで歩いて登ったというのを実感すると、

「こんなことするの、馬鹿だよね」

と、山登りのアホさを感じる。

ところがそんなアホな試みを肉体の限界を賭けてやって成功させる。そこにたまらない喜びがあり、その感動はアホなことをやらないと得られない。

挑戦とはそういうものなのだ。そんなことやって意味あんのって思われるようなことなのだ。

でも、それをやった人間とやらない人間とでは、何か大きなものが異なる。意味のないことなのにそれをやりきったらどこか輝くものを得られている。

さて、遊覧船に乗った後は、那珂川にある高瀬やなまで行き、名物の鮎を食べた。

鮎の刺身は絶品で、なるほど現地でないと食べられない鮮度のものだった。それは自然の味であり、料理ではない。自然の生のおいしさの極致で、あれを食べると必死に料理にこだわっている一流レストランなどが馬鹿らしくなる。

ところで今回の成功はゴールではなく、山ガール部の新しいスタートだと思う。

男体山が登りたくでできた山ガール部だけれど、それは男体山だけが目標だったわけじゃない。男体山に登れたことで見えてくるものがあり、視野が変わってくる。

だから男体山は登ったことはまた次の始まりなのであり、しかも登ったとはいえ、ビリケツなのだから。

しかし、みんなで達成できてよかった。こういう思い出がないと生きていてつまらない。いくら金があったとしても、こういうものがないと生き様が枯れてくる。

山頂からの風景。

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この風景を見られる生き方をしていてつくづく良かったと思う。

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