結月でございます。
「過酷な山にどうして命がけで登ろうとするのか?」
という問いかけに、
「そこに山があるからだ」
という名解答がありますね。それはどうも山登りをしてみないとわからないものらしい。
幼少の頃からすでに足腰が弱く、運動はずっとビリケツ。体育会系を恨みながら学校生活を送り、文化系のみに邁進。体を動かすことと対極に生きてきたがゆえに運動不足は積年のもので、そもそも運動らしい運動は生まれてからしてことがないわたしが標高2486mの男体山に登りたいなんて思ったのが今年の3月。
無論、登山経験はゼロ。東京の地下鉄で改札口に出る階段で息切れしているダメ人間です。
そして、軟弱な肉体を伴っていざ山に登ってみると、登っている最中はこんなキツいことをやっている自分は馬鹿なんじゃないか、もう二度と山なんか登らない!、なんて思っているのが、下山して温泉に入り、渇望していた生ビールを一気に飲み干すと、
「次はどこの山に登る?」
なんて言っちゃっている。
山に登りたいという気持ちは、言語でどうこう説明できるものではない。言語以前のもっと根源的なもので、
「そこの山があるからだ」
という答えがもっともしっくり来るんですよ。他人に理解を求めることのないこの気持ち、山に登ってみて、それが魂でわかりました。
そんなわたしが男体山に欲情したのは、奥日光の神秘に魅せられたから。
奥日光の主なスポット
奥日光と言えば、まずは華厳の滝。
あとは湯滝なんかも。これに竜頭の滝を加えて、三大名瀑。
戦場ヶ原も。
レンブラント光線がさす中禅寺湖。
奥日光とは東照宮などで有名な日光の文字通りさらに「奥」。いろは坂と呼ばれるヘアピンカーブが連続する道を登りきると中禅寺湖があり、華厳の滝であったりしますね。
さらに進むと中禅寺湖に流れ込む竜頭の滝に達し、その上は戦場ヶ原。
この一帯を「奥日光」と呼び、男体山がそびえ、その麓が二荒山神社中宮祠で男体山への入り口になっているわけなんです。
奥日光・男体山へのアクセス
東京からだと東武線で「東武日光駅」まで行きます。そこから東武バス「中禅寺温泉行き」に乗り、「中禅寺温泉」で下車。そして徒歩10分ほどで男体山の入り口となる二荒山神社中宮祠にたどり着けます。
ただ、男体山に登るならできればクルマがいいです。
なぜなら、浅草から東武日光まで電車で約2時間半。さらにそこからバスでいろは坂を登り切るのに1時間半かかるので、下山を想定すると始発でちょうどいいくらいになるからです。
一口に日光と言っても、奥日光は日光駅から標高で600mほど高いところにあるので、バスは大変です。また1時間に2本くらしかありませんので…
クルマなら北千住から高速道路で2時間半ほどで着きますよ!
アミノバイタルは登山に効果が本当にあるのか!?
さて、男体山は栃木県が作った「山のグレーディング」によると、体力が「3」、技術的難易度が「B」となっていて、ギリギリで日帰りで登れる山となっていて、登山経験が必要とランク付け。
栃木県/栃木県 山のグレーディング(栃木県山岳遭難防止対策協議会)
登山初心者のわたしは4月に東京の高尾山に登り、8月に奥日光の社山(標高1827m)に挑むも山の半分も登らぬうちに息を切らせて気力が減退。これではまるで歯が立たぬ呆気なく挫折でした…
そんな屈辱を克服するために、スポーツタイプのチャリで荒川の河川敷を毎日走り、体づくりを始め、再び社山に登るとなったとき、パーティーの一員が、
「登山にはアミノバイタルがいいらしいですよ」
と言うんですよ。
「アミノバイタル? なんか聞いたことはあるけどね」
「翌日に疲れが残らないみたいです」
と、粉の入った袋を手渡される。
早速、サイトを見てみると、アミノバイタルは味の素が作っているみたいです。
どうやらスポーツにはアミノ酸がいいらしく、多くのアスリートたちも愛用しており、登山にもいいというではないか!
なるほど、Amazonのコメントを見ても、どうやらヤラセではなさそうなほどに多数寄せられていて、真実味があるんですよ。
アミノ酸がどのようにいいのかというのは、アミノバイタルのサイトやそれを宣伝するアフィリエイトサイトにたくさん書かれているので、医学的なことに詳しくないわたしはここではその仕組みについては書きません。
ただ、こういうものには眉唾な性格だから、
「やはり疑ってます!」
さて、そんな疑いの念を持ちつつ、二度目の社山のときに渡されたアミノバイタルを摂取してみました。
結果から言うと、社山の登頂に成功。そして下山後の疲労も少なかったように思います。しかし、これは自転車によるトレーニングによって、クソすぎたわたしの肉体が少しは逞しくなったからという可能性もあり、どうも効果があるとは断言できません。
こうなったらそれを検証するためには一番の目標である男体山でやるしかない!
なぜなら、男体山は社山よりもハードであり、今の自分では登りきれるかどうかもわからないから!
つまり、いくら自転車でトレーニングをしたと言っても、能力を超えているのだから自分の体を優遇することができないので、アミノバイタルの効果を検証しやすいわけです。
登山におけるアミノバイタルのフルチャージは6段階!
さて、アミノバイタルのサイトには登山専用のページがあって、なんともその摂取を一度の登山で合計6回やることになっている! 6回はすごい!
しかも数あるアミノバイタルの種類の中でもきっちりと三種類は使うように分けられていて、営業のうまさも感じられます!
サイトによる一連の摂取は以下のように段階分けされてます!
まずは前日にアミノバイタルGOLDを飲む!
そして、登山当日にその準備としてアミノバイタルプロをチャージ。
そして、登山中はゼリータイプのアミノバイタル パーフェクトエネルギーをチャージ!
そして、当然、山頂に着いても摂取。山頂ではアミノバイタルプロが推奨されている。
いよいよ下山。この時も登りと同様、ゼリータイプでアミノ酸チャージ!
そして、下山後はアミノバイタルGOLDで〆る!
と、このように6段階でアミノバイタル各種をチャージするとどうなるかというと、
翌日は、
「今日も元気じゃ!ワシってアクティブ?」
となる!
「ホントか!?」
と、眉唾状態がより深まりつつ、一度の登山で6度もチャージって、ヤク漬けじゃないか!と思いながら、これを忠実に守れば、本当に、
「今日も元気じゃ!ワシってアクティブ?」
になるのかやってみることにしました。
ところで、「ワシ」っていうワードが自分自身にはなく、どうもこの商品はリタイア後の団塊世代あたりをおそらくターゲットにしていて、定年退職後の第2の人生に山を見出した演出なのかもしれません。
いざ、男体山へ!!
男体山への挑戦前日
近所のドラッグストアへ行って、サイトに掲載されていた三種類のアミノバイタルとついでにゴールドのゼリータイプも買ってきた馬鹿正直なわたし。そして、出発の前日、ゴールドの粉末を摂取!
雨女の洗礼
ところでわたしは強烈な雨女で、それは神がかってます。これぞと気合が入るものであればあるほど雨が降り、天気予報は覆され、まったく当てになりません。まるで雨が自分に付いて回っているよう。
さすがに登山で雨はキツいです。今回、天気予報で大丈夫な日を選んだのに、日が近づくにつれ天気が怪しくなってくるじゃないですか!
いよいよその前日、天気予報を見るとずっと晴れ予報だったのが雨になっている!
「またか…」
と、慣れてはいてもがっかりしつつ、仕方なしにその翌日に変更。翌日は降らないとなっていて、おでかけ指数は満点の100! これなら大丈夫でしょ!
深夜の2時半に東京を出発。快調に国道4号線を走ってました。ところが栃木に入るとポツポツと雨が降ってきます。日光市に入ると、さらに強まり結構な雨!
そして、中禅寺湖に到着するとこの有様! 見てよ、これ!
午前5時半。雨だけでなく風が強い。厚い雲の下の中禅寺湖は湖なのに波激しく海のように荒れ狂ってます。足がすくむほど怖い…
男体山は異様なシルエットとなってそこにあり、身が震える…
6時になると、少し陽が出てくるも雨は止まず、相変わらず中禅寺湖は荒れてます。
雨と風に揺さぶられながら、アミノバイタルをチャージ!
雨の中、男体山登山の入り口である二荒山神社中宮祠までクルマを走らせます。
こちらが神社の入り口。朝6時からオープン。
クルマのときはこの奥に登山者専用の駐車場があります。無料ですよ。
駐車場からの入り口はこんなの。
男体山は霊峰なので「登山」ではなく、「登拝」と呼びます。山そのものが二荒山神社の境内なので、神社の受付で登拝の手続きをしましょう。
神社正面です。その背後に男体山!
こちらの受付で500円を払い、登拝者名簿に名前と住所を記入。すると、お守りをもらえます。
奥日光の冬は厳しいので、登拝期間は5月5日から10月25日まで。あと、正午を過ぎてからの登拝は下山時に陽が暮れて危険なので、受付時間は6時から12時までです。
時刻は6時20分。登り始めます!
受付の後ろが男体山の登拝門。
この鳥居をくぐると…
過酷な時間の始まり。
階段を登り、まずは一合目。
強烈ではないけど、木々の根が無数に横から張り出した山道になります。軟弱なわたしは早くも呼吸が荒くなってくる…
また雨に濡れた木の根は滑りやすく、地面もぬかるんでます。
雨は小降りになりつつも止むことはないので、次第に体が濡れてきます。出発のときは結構肌寒かった10月中旬の奥日光ですが、山を登り始めると若干汗が出てくるほどに。
いつしか二合目を通り過ぎ、三合目に到着。
ここからは一旦、アスファルトの道になるので楽です。緩やかな坂を登っていきます。
雨は降り続けていますが、木の葉が傘になってくれます。
この天気なので、ガスが立ち込めて何も見えないのではないかと思いましたが、中禅寺湖は見下ろせます。まだまだ先は長いですが、すでに登った実感が湧き上がります。
男体山は山岳信仰の霊山なので、山登りというよりは信仰心を持って参拝するようなところなのでしょう。そういう歴史がここにはありますから、登山ブームではしゃぎながら登る場所ではないんです、本当は。
そして、アスファルトを登りきったところが登山道入口。同時に四合目。
裏から見ると、今まで来た道がわかります。
ここまでは何とか軟弱なわたしでも来れました。ここからが本格的な登山になるのでしょう。それを見越して、アミノバイタルのゼリータイプをチャージ!
アミノバイタルですが、粉末のアミノバイタルプロは独特の風味があってあまりおいしいものでないですが、ゼリータイプはそんなに不味くありません。ただ130gって結構多いです。
そんなゼリーを摂取して本格的な登山道に入ります。
雨で石が濡れ。滑りやすいので危ないです。要注意。
紅葉シーズンがドンピシャの奥日光。しかし、この厚い雨雲。晴れのはずの天気予報を覆す雨女の本領を発揮中!
「巷に雨が降るごとく、我が心にも雨降る」(by ヴェルレーヌ)
と、そこまで陰湿な気分ではないですが、しとしとと降り続ける雨が体を濡らします。
五合目。奥日光の山々はこの熊笹が特徴的。
さらに登り進みます。まだ浅い登山経験ですが、荒川サイクリングロードでのトレーニングの成果もあり、何とかなりそうな甘い気分。
倒木の下をくぐり、足元の石のサイズが大きくなってくるような気もします。
このあたりからまたしても自己否定が始まってきます。
「どうしてこんな苦しいことをやっているんだろう? 何のために登っているんだろう? こんなことをやって何の意味があるんだろう?」
山登りの最中は、「そこに山があるからだ」なんて一切思いません。ただ苦しいだけです。あの名回答は地上界で山に憧れる心境でないと出てきません。
むしろ、登っている間は意固地になって一歩一歩踏み込んでいるという具合。
それでも半分以上やってきました。六合目です。
さて、ここからが岩場が激しくなります。登山経験が少なすぎるわたしにとっては未体験ゾーン。
男体山に登ったことがあるひとの話では、トレッキングポールは使えず、軍手をして岩にしがみつくようにして登らないといけないということでした。
しかし、足腰が弱いわたしは二本のトレッキングポールを束ねて、さらにそれを短くし、片手とポールを同時に使いながら登ります。膝の力が弱いので、ポールの支えがないと体が上に行かないのです。
このあたりからデンジャラスになり、カメラなんて取り出している暇もなくなってきます。
背後を振り返ると、霧が迫っています。
この岩場、とにかくキツい… こんなところを下ることを考えたらゾッとします。上りはまだ踏ん張れますが、下りで足を踏み外したら大怪我は間違いなし。
しかし、山登りは目的なんかなくなってしまうものなのです。とにかく登るだけなのです。何のためにとか、そんなことは考えず、ただひたすらに自分の呼吸を感じるだけなのです。
無我になってくる。
山岳信仰に近づいてくるのです。
とにかく目の前の岩にしがみつく。足を踏み込む。ポールを握る手に力を込める。
前方に小屋が見え、中継地点だとわかる頃に岩はにわかに小さくなってきます。
後ろには中禅寺湖。
そして、七合目!
さらに、さらに岩場を進みます。もしかして生まれてから最大級に肉体を使っているかもしれません。半ばグロッキーになり、アミノ酸が効いているのか、すでに消費し尽くしたのかもはっきりしないほどキツい。
休息を取るも、絶望的な気分でしゃがみ込む。「なんでこんなことをしているんだろう?」と再び自分を疑います。
それでも愚かなるひとは岩場を登ります。
そして小さな祠がある八合目に到着。
そこから中禅寺を眺めてみます。
少し晴れてきました。雨だったの展望はまったく期待していなかったので、少し嬉しくなります。
そして登る、登る、登る!
九合目。
ようやく岩場が終わり、丸太が階段状に積まれています。
実は階段は高低があるので、体力をかなり消耗します。できればこんな階段は作って欲しくなかった! 普通に斜面のほうが楽なのです。なので、できるだけ階段の端を歩いていきます。
しかし、九合目を超えるとゴール間近ですから、体力は戻らなくとも気力は少し戻ってきます。
2本のトレッキングポールでじっくりと、じっくりとヨボヨボになりながら登り進むわたし。
すると、10人ほどの修験者たちが下りてきます。わたしは6時20分に登り始め、一番乗りだと思っていたら、そんな山伏の一行はすでに山頂にいたらしい。
彼らは軽快な足取りですれ違うたびににこやかに、
「こんにちは〜」
と、グロッキーなわたしに声をかけていく。
無視するのもなんだから、
「こんにちは…」
と、応じるわたし。
しかし、10人がそれぞれすれ違うたびに「こんにちは〜」と言うものだから、だんだん腹が立ってきます。
「あのさ、こっちはグロッキーなんだから、返事するの、大変なくらい察しろよ!」
と、胸の中でシャウト!
わたしが山登りで嫌なのがこの挨拶で、こっちはなんとも思ってないんだから、無視してくれたら楽なのに、どーしてみんな挨拶してくるかな!? もしかしてグロッキーへの嫌味?
まあ、ひとのいない山の中ですれ違ったら、なんとなく居心地悪い雰囲気だから声をかけるってのはわかるんですけどね… でも、ヘロヘロ状態で挨拶のために声を振り絞るのは体力的に辛い…
さて、山伏たちの嫌味なのか、いいひとアピールなのか、自分は余裕っスの優越感かよくわからない挨拶の連打を受けながらも、進んでいく。
すると、足取り軽くわたしを抜いていく山ガールが!
「すごい!あのひと!ちょっと美形な顔立ちで、リュックを背負いながらトレッキングポールも持たずにナナナナナント!腕を組みながら斜面を歩いていく!」
なんかすごいものを見てしまったようで、ありきたりな慣用句を用いれば、目が点になりました。
だって、
「あーあ、転職しよっかな…」
みたいな様子で両腕を組んでサッサと歩いていくのですから!
どうしてこんな過酷なことをやっているんだと自問してグロッキーなわたしとはまるで世界が違う! しかも肉体原理的に腕組んで歩けるなんて、よほどの脚力がないとできません!
世の中にはなんてすごいひとがいるものなのでしょう!
惚れっぽいわたしはあの腕組み山ガールのことが好きになりました。なぜなら、自分にはないものを持っているひとを見ると、すぐに好きになってしまうからです。
山頂に近づくにつれ、赤土になります。
男体山は火山なので、溶岩らしい足場になってきます。
砂が入り混じり、時折足をすくわれます。
そして、いよいよ山頂が見えてきました!
自分では登れないだろうと思っていた男体山の頂上が目の前にあります。登山なんてまさか自分がやるとは信じられない中、登りたい!と欲情したその頂きがすぐそこにあるのです!
やろうと思ったことはやろう。やらないと何も変われない。今までと違った自分を手に入れるにはやろうと思ったことをやろう。
体力乏しく、運動経験がなく、体育系は万年ビリケツのわたしが自らの意志でここまでやってきました。男体山を登ると思い立って、約半年のことです!
「やりました!!」
頂上にある二荒山大神!
そして、勝者が摂取できる山頂でのアミノバイタルを持つわたし。
ここまで来ないと、アミノバイタルが効くのがどうかを検証できませんからね。
雨は止みましたが、中禅寺湖の反対側はガスが深くて何も見えません。
しかし、中禅寺湖側はこんな感じ。
右に見えるのが戦場ヶ原です。
山に登ると、激しくカロリーを消耗するので、すごくお腹が空きます。山頂で食べるコンビニおにぎりはすこぶるおいしいものです。
とはいえ、体力の限界に近づいているので、あまり余裕がありません。しかも山頂はとても寒い! 手袋がほしくなるほど、手がかじかみます。
それでもやっぱりこれ!
アミノバイタルプロをチャージングして、下山です。
登りより下山のほうが体力的には楽です。しかし、転ばないように注意力が必要で、さらに踏ん張りのため膝に負担が大きいです。
下山し始めてようやく晴れてきました。きっと雨女の体力がほとんどなくなり、雨パワーも減衰しているからに違いありません。
しかし、強烈な岩場は下りるときは本当に危ないです。しかも体力がほとんど残っていない状態だから、踏ん張りが甘くなってよろめきやすいのです。
膝は笑い始め、太腿の表側が痛くなってきます。上りは心肺能力は求められるかもしれませんが、それほど太腿は痛くなりません。でも、下山はもろに筋肉にきます。
敗残兵さながらにふらふらな状態のわたしをいかにも山登りに慣れた高齢者がスタスタと下っていきます。
「おい、品川駅を歩いてんじゃねえんだぞ!」
と、思わず言いたくなるような足取り。スピードがまるで違います。
「駄目だ! アミノバイタルを補給するしかない!!」
う〜ん… 正直言って、グロッキーでヨレヨレのときは、アミノバイタルのゼリータイプ130gを飲み干すのはちょっとキツい… 意外と量が多いのよね…
でも、検証のためには飲まなくちゃ! そして、翌日、
「今日も元気じゃ!アタシってアクティブ?」
になるためには飲み干そう。
アミノ酸を5000mgチャージして、下山を進めます。
天気が良くなってきたのはいいけれど、マジでキツい…
しかし、奥日光の紅葉シーズンは本当に美しいです。これを見る観光客のためにあのいろは坂が大渋滞するっていうのですから。
ようやくアスファルトのところまで戻ってきました。
このアスファルトに人間の文明を感じることができます。
でも、ここからまた山道で、上りはそれほど長く感じなかったのに下りは嫌になるほど長く感じられました。
やっと神社の入り口に戻ってきた… もう安堵もない。感動もない。思考することがなく、ただ着いたんだなと思うだけ。
男体山は山自体がご神体なので、靴についた土などは必ず山に返します。
そのための小さな洗い場あり、そこで靴裏をタワシでこすって土を落とします。
このちょっとした作業がうまくできないほど足腰が砕けそうで、ヨレヨレ。
やっと下山できました。このときは疲労困憊で嬉しさはなかったです。
男体山には何度も登って、1日に数回登ったとか凄まじい人がいて、番付されています。
番付の前で写真を撮っただけで、当然わたしは番付には程遠い軟弱者です。
でも、どんなにグロッキーでも明日のためにはこれをやらねばなりますまい!
アミノバイタルゴールド!
さて、下山後、ふらふらになりながら靴を履き替え、愛車に乗り込み、光徳温泉で温泉に浸かりました。
本当はランチもここで済まそうと思っていたのですが、わたしの登山タイムがあまりにも遅すぎて、ランチタイムには到底間に合わなかったのです!
朝6:20に登り始め、下山できたのが15:30だったので、おおよそ9時間かかったことになります。
男体山の平均タイムは6時間半なので、かなり遅いです。
ともかく、登頂には成功したのがよかったですが…
温泉に向かう途中の奥日光の風景です。これは竜頭の滝で、ちょうど滝になる前のところですね。
そこから見える男体山です。よくあんな山に登ったものだ…
山登りの後は温泉に限ります。本当に気持ちがいい。体力も回復してきます。
とまあ、このような具合で男体山に登ってきたのですが、肝心のアミノバイタル。この効果はどうだったのでしょう?
翌日はこんな感じ。
「う〜ん…」
「ニコッ!」
こんなにこやかですが、
太腿の表側がバリバリの筋肉痛でした!
とてもじゃないが、アミノバイタルのサイトにあるように、
にはならんやった!
完全に立ち直るのに4日間かかりましたね。
でも、今回の検証ですが、アミノバイタルが効果がないとは言えません。もしかしたらちゃんとフルコースで摂取したから登頂できたのかもしれないのですから。
ともかく、わたしの体力がクソすぎて、どんだけアミノバイタルを飲んでもまるで歯が立たないっていうことなのでしょう。
この検証を続けるには、今度はアミノバイタルを一切、摂取せずにもう一度男体山に登るしかありません。
そのとき立ち直るのに4日間以上かかるのかどうかで結論が出るのでしょう。
冬季の閉山があるため、男体山に登るには来年の5月5日の開山を待たなければなりません。
ですから、また来年、男体山にアミノバイタルなしで登ってみようと思います!
以上、アミノバイタルの検証でした。
奥日光はすばらしい場所なので、男体山や中禅寺湖以外にも皆さんにご紹介したいと思います。
動画にもしましたので、ご覧ください!