結月です。
実は先日、結美堂山ガール部は日光にある赤薙山に登頂したんですよ。
これから本格的に寒くなるので、年内最後の活動として赤薙山を選びました。
山ガール部は、結美堂に来てくれている生徒さんの中からわたしが選抜してできあがった山登りの素人5人です。
時折、山ガール部に入りたいという嬉しい声があるのですが、募集はしていなくて、わたしが定めた非公開の16項目をパスしている人でないと、入部の可能性はないというGoogle AdSense並みの厳しさであり、なぜ入部できないかも教えてもらえないのもGoogleを真似てます。
しかし、それは山登りが過酷であり、危険を伴うものであるからで、その上で創設者のわたしが責任を持たなければならない事情があるからです。
結美堂山ガール部は役職が与えられますが、創設者のわたしはヒラの庶務であり、体力的にクソでありつつ、創設者として人事権は持っているんですよ。
さて、着物の結美堂がどういうわけか山登りまでしていますが、部員も着物を通して山ガール部になったので、まあいいんじゃないでしょうか。
今年の2月くらいにわたしが男体山に登りたい!と一方的な思いでできた山ガール部。
そして、初活動として4月にビギナーのための高尾山に。考えてみれば、まだ8ヶ月も経っていません。
そんな結美堂山ガール部の初年度の実績は、
4月 高尾山 登頂成功
8月 奥日光・社山に挑戦するもわずか3分の1に登ったところで挫折の下山
9月 結月が単独で社山に登頂成功
9月 山ガール部の1名が社山に登頂成功
10月 山ガール部の3名で社山に登頂成功
10月 結月が単独で男体山に登頂成功
11月 山ガール部の4名て赤薙山に登頂成功
とまあ、このような具合で、山の素人で皆がトレッキングシューズを買ったばかりで始めたわりにはなかなかの成績でしょう。
冬山にも興味がありつつ、まだ実力が伴わないので今年は無理です。
しかしながら、男体山だけでなく、女峰山も登ってみたく、すると山の中でテント泊になりそうで、そんな将来も部員たちで話しています。
言い出したわたしだけでなく、皆がまさか自分が山登りなどするとは思わなかったというど素人ぶりなのに、どういうわけか着実に進歩しています。
またいつもお世話になるホテルでは美味しい食事とビールを飲むことができ、それを味わいたいがために苦しいはずの登山が楽しくなります。
と、結美堂山ガール部は、奥日光の雪が溶ける来年の春までは活動できないのですが、登りたい山はたくさんあるので、末永い活動になることでしょう。
こんな斜面を登りつつ、こんな過酷なことにどんな意味があるのかわからなくとも、きっとわたしたちは山頂にたどり着くことで「何か」を得ているに違いありません。
それが何だったのかは、おそらくわたしたちの寿命が尽きて、あの世に行く時くらいにわかるようなものでないでしょうか。
今生の記憶をどんなものにするか、そういう価値に大切なものがあるものです。