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高齢者ドライバーも怖いけど、田舎者ドライバーはもっと怖いよ

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結月でございます。

わたしは田舎が大嫌いなのである。正確に言えば「田舎的」なものが駄目なのである。

だから、栃木は好きだけど、田舎的な要素は嫌いで、それは国が違っても同じ。どこの国、どこの地に行っても田舎的な考えや環境はわたしには馴染まない。

田舎の要素はいろいろあるけれど、まずは人との交流範囲が著しく狭いこと。

狭い地元で生まれ、地元の学校を卒業し、社会人になっても地元から離れず地元で死んでいく。

こういうのは東京でもあって、足立区に生まれて足立区に育ち、足立区で働き、ずっと足立区にいるというマイルドヤンキーがいたりする。交通網が発達した東京でも足立区から出ることはないというパターン。これは葛飾区だって、江戸川区だって、きっと世田谷区でもこういう人たちはいる。

広い視野で見れば、日本人が外国に行きたがらなくなっていて、それも日本という田舎から外に出ないで、外の世界を知らぬまま日本で死んでいく田舎者だとも言える。

田舎は人が少ないことがよろしくない。人間は様々な人と出会い、様々な試みをし、自分とは価値観を異にする人間に会い、そうやっていくうちに洗練されてくる。

マナーというのは、人と人との間を取り持つことであるから、都会であればあるほどマナーは洗練される。田舎に来ると、マナーやサービスが雑だと感じるのは、人が少ないから異なった価値観や異文化と折衷する必要がなく、細かい気配りが求められないからだろう。

ただし、これも良い悪いではなく、田舎にずっといれば細かいマナーなど要らないのだからそのほうが心地がいいとも言える。洗練されたものを求める人には良からぬものでも、求めない人にはそれは空気のように自然でもある。

田舎を出さえしなければ、雑でも何の問題もなく、そもそも雑である比較がないから自覚もしない。

ところが洗練されたものを求め、得てきた人にとってはそれを自覚をしない人は我慢ならないものであり、わたしが田舎が苦手なのはそこなのである。それは一般道を耕運機が走るのを見て、ギョッっと思うのと同じである。ミシュランのコンフォートタイヤを履いて走っているこちらとしては、泥だらけで大雑把なものを同じ道で走らせてほしくない。

さて、高齢者ドライバーの事故が問題になっている。しかし、栃木に住んで半年近くになりわかったことは、高齢者ドライバーより田舎者ドライバーが危険だということ。

先日、東京都内を久しぶりに走ったら、東京は道が複雑で交通量も多いのだけれど、みんな走り方が紳士的だし、腹の立つことはない。田舎より走りやすいとさえ思う。

東京は運転が難しい分、上手な人しか運転しない雰囲気で、東京で免許を取っても都内を走ると怖くて挫折してペーパードライバーになる人が多い。その結果、東京は仕事で運転が必要な人など、交通量が多い東京で乗りこなす、つまり洗練されているドライバーが多い。

ところが田舎は道が大きく、しかも単純で交通量も少ない。それは東京が囲碁だとすれば、オセロどころではなく、小学生が地面に書いたマルペケのレベル。

東京での運転は囲碁の碁盤のように視野を広く、緻密に考えなければならない。そうすると頭は複雑なものを解析できるようになる。しかし、田舎のマルペケだけでずっと過ごしても頭は良くならない。

田舎の自動車学校で、地元の田舎でしか運転をしていないと、道が単純な分、運転が非常に雑になる。細かいところまで目を配る神経が育っていない。

だから、田舎者ドライバーの運転は雑でマナーがないことが多い。東京のそれとは小学生レベルと大学入試レベルくらいの差があって、田舎はずっと進級しないままの運転と言っていい。

わたしは住宅地に住んでいるけれど、交通量はそれほどでもない。しかし、それゆえに油断しているドライバーが多く、ちゃんと見ないで右折してくるドライバーが多い。

思うのは、今は愛娘が2歳でわたしがいつも一緒にいるからいいものの、小学生くらいになって一人で出歩くようになると田舎者ドライバーは殺人鬼ということ。それを今から心配しているので、2歳でもクルマだけはちゃんと見るように教えている。

また、地下鉄などがなく、クルマがないとどこにも行けないのが田舎だから、女性ドライバーが多い。

やはり、女は比率的に見ても運転がひどいのが多い。たまにちゃんとしたのもいるけれど、比率としてはやっぱりそうなのである。

身長が低いとシートに座布団などを敷いて座高をあげればいいものを、そういう知識もないからハンドルからちょこっと頭が出た程度で運転している女がいる。さらに遠くが見えないものだから、ハンドルに覆いかぶさるようにして運転している。

その上、運転が田舎的雑ざがみなぎっているのだから、見るだけでもう近寄りたくない。

それだけでなく、田舎で怖いのは、田舎者ドライバーであると同時に高齢者であるのが珍しくないこと。

こちらに来て驚いたのが、東京ではあまり見ることはなかった高齢者マークをつけたクルマを頻繁に見ること。

この間、目を疑ったことがあって、それはスーパーの駐車場で背骨が曲がったヨボヨボの婆さんが杖をつきながら軽のワゴンに乗り込みエンジンをかけたこと。

いやいや、あんだけ背骨曲がって杖ついてだね、そもそもブレーキを踏む足の筋力はあるの!?と思い、ビビってしまう。それだけでなく、同じくヨボヨボの爺さんがその助手席に座る。もう末期だよ、これは。

どう考えても東京のほうが安全。大学受験で馬鹿なのがふるい落とされるようにヤバいのは最初から運転しない。

ところが田舎にはヤバいのがウヨウヨいる。

保育園に行くのに毎日、国道294号線を通る。ただの直線の簡単な道路。それなのに度々、事故を見る。

あんな前に進むだけの道路、なぜぶつかるのかわからないが、田舎的ヤバさのドライバーがやっちゃいけないことをやっているのだろう。巻き込まれたほうはやりきれない。

クルマなんて気をつけているつもりでも事故が起きるのだから、そもそも気をつけていないというのはどうにもならない。チャイルドシートに座らせずに小さな子供を助手席に乗せているママさんたちも普通に見かけるしね。

ともかく、2歳の愛娘には今から都会的なものを叩き込んでおく。田舎で住むのは良くても、人間として田舎的であってはならない、とわたしは考えている。

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