結月でございます。
今日は土曜日。愛娘の保育園が休み。さてどこに行こうか。
と、栃木の観光サイトを毎度のように見るけれど、これというものがなく、そんなキュレーションサイトでは唐揚げ屋などまで出ているのだからどうしようもない。
2歳の女の子のクルマ耐久時間が短いのは、すぐに飽きてしまうから。そのため、できれば1時間ほどのところを選ぶ必要がある。
そこで今日選んだのは、栃木県那珂川町にある「なかがわ水遊園」。
とちテレを誰よりも愛し、とちテレのことなら栃木のネイティヴよりも詳しいわたしは、「栃木県民の日」というちょっとダサい企画によって、今日の「なかがわ水遊園」が入場料が無料である情報を得ていた。
とは言っても、普段も入場料は600円だから最初から安い。
さて、とちテレは栃木県民もほとんど見ない上に、電波が弱すぎて東京で見られないローカルであり、それなのに地元が見ないんだったら誰が見るんだ!という矛盾に満ちたテレビであるけど、わたしは栃木県民の5倍はひとりで見ている。
さて、「栃木県民の日」は当然、とちテレでしか得られないレアな情報であり、栃木県民のほとんどが知らねーだろ!という超絶レアであるだけに、今日、なかがわ水遊園へ行くと、ガラガラではないけど、めちゃ混みではなかった。
それでも広大な駐車場の三分の一が埋まっていたことを考えると、とちテレを見たコアな人がいたということかもしれない。
ところで「なかがわ」とは「那珂川」であり、鮎が有名な、実にきれいな川なのである。このことは他のとちテレの番組で知っていて、今回、初めて訪れた。
それでもわたしが住んでいる場所からクルマで1時間ほどで、しかし栃木の自然の風景はなかなか見応えがあって、海のない内陸ならではの凄みがあって、泳げないわたしとしては海がない栃木の景色はとても心地よい。
そんな「なかがわ水遊園」は水族館とまではいかない、言ってみればショボい水族館もどきである。
泳いでいる魚は地元那珂川の鯉や鮒、ヤマメや鱒であったりする。
いやいや、そんな魚、金払って見るもんじゃねーだろ!と思いつつ、栃木県民の日だから金は払っていない。
ついでに言うと、わたしは未だに栃木県民ではなく、登記的には東京都民であり、愛車だって宇都宮ナンバーではないのである。
それはいいとして、ここではアマゾンの魚たちも見られる。
目玉は淡水魚最大のピラルクーであり、大人の人間ほどのピラルクーが悠々と泳ぎ、水槽の構図からその腹の下も見ることができる。
実はわたしは淡水の熱帯魚にはすこぶる詳しく、小学生の頃から家で飼育してたし、熱帯魚店でアルバイトをしていたこともある。
いわばちょっとしたプロなのだけれど、あれだけのサイズのピラルクーを三匹も飼育するのはなかなかのことだと思った。
水族館としてはとてもショボいとはいえ、水質の管理などはかなりきちんとされていて、あそこまでやろうと思えばフィルターや浄水器などかなり維持費はかかるだろう。
しかし、そばに那珂川があって、そこから水を引いているのかもしれない。しかし、アマゾンの熱帯魚にはその水はそのまま使えないから、水を引きながらpH調整をしているのだろう。
ともかく、展示の魚も規模もショボいとはいえ、清潔感があり、その周りの公園も美しく、場所としては大変快適で、いい場所だった。
秋だと暑くなく、きっと過ごしやすいと思う。
ただし、他府県からわざわざ来るような魅力はないので、栃木県民の日さながらにクルマで1時間程度で出かけるにはいいところでしょう。
でも、わたしと違って登記的には栃木県民である愛娘を連れて行くにはいい。わたしは毎週、2歳児とどこかに連れていっている。それは小さいうちからいろんなものを見せ、それもちゃんと出かけて見るようにすると好奇心が身につくから。
好奇心があれば将来、勉強だってちゃんとする。
勉強をしないのは好奇心が培われていないからであり、好奇心さえあればなんだって身につけようと思い、何も言わなくても勉強するようになる。
なんて教育的なことを言いながらも、本当はわたしが家でじっとしていられないからで、どこかに出かけたい好奇心に疼いて、居ても立っても居られないからなんだけどね。