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やる気とお肌ケアは連動している

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結月でございます。

やはりやる気が人間を活発化させるようで、新しいプロジェクトにやる気になっているとお肌ケアもやる気が出てくる。

栃木に来てあまりの田舎ぶりに人に会わなくなって、人に会うのは保育園の送迎の時くらい。といってもそれも先生に、

「よろしく〜」

と言っておしまいだから、会っているうちに入らない。

要するに銀座時代とは違って、自分の顔で仕事をしてないということ。銀座にいた頃はレッスンの申し込みでいつも新しい出会いがあり、あとは新宿伊勢丹にあったサロン・ド・シマジに行くなどして、自分の顔を人に見せることが求められた。だから、お肌ケアも真剣にやっていて、クレ・ド・ボー ボーテでケアを怠らない日々。

そんなお肌ケアの効果がどれくらいあったかを確認するには、昔の写真を見てみればわかる。

「今と全然ツヤが違うわー」

と、現在のどん底ぶりを見ればいい。

しかし、栃木では基本的に猫と引きこもっているほかは、愛娘の面倒を看ているのが大半であって、お肌艶々にしたって見るのは猫と5歳児だけ。

というわけで、お肌ケアにやる気が出なかったわけだけれど、新しいプロジェクトでちょっとおもしろくなって興奮気味になってくると、どん底まで堕ちた自分の顔が嫌になってくるというか、

「これ、駄目でしょ」

と、自分を批判する気持ちになる。

そして、プロジェクトの成功のために人に会いにいくかもしれないというのにこのツラじゃちょっと良くない。ツヤツヤで血気が漲っているほうがいいに違いなく、田舎暮らしにダレたツラじゃ、田舎者臭がする。

これはハッキリ言ってしまうが、田舎者には田舎者臭がする。いかにも田舎者だという雰囲気が一瞥でわかるほど漂っている。

それは具体的にどういうものかというと、情報量の少なさ、限られた情報の中でしか生きていない淀んだ顔。人が少ないため、人に会うことの重要性が乏しく、スキンケア、メイクが疎かでそもそも発展していないこと。髪の毛がボサボサ。フォーマルな場と経験がないからトークに艶がない。服を買う場所がみんな同じショッピングモールだからファッションがみな同じ。フォーマルな職場がないから、ファッションが洗練されずダサいカジュアル。地域限定で生きているせいで地域外の話題がなく情報領域が半径1キロ。それゆえに新しいものが受け入れられない。

とまあ、散々なのであるが、要するに人がいなくて交流が少ないから人間が洗練されない。垢抜けていない。だから言葉が雑。すごく雑。そして単調。それはまるで具材をぶつ切りにして放り込んだだけの鍋のよう。

と、スペック都会人のわたしはこれでも言い足りないほど田舎的なものが苦手なのであるが、これは栃木という土地が嫌なのではなく、土地としての栃木は好きであって奥日光だって心底から愛している。しかし、「田舎的なるもの」は世界共通であり、田舎的なるものがわたしには駄目なのである。

と、スペック都会人のわたしもさすがに栃木でやることがないとお肌レベル「どん底」に陥るわけだが、それは自分が本気と書いてマジと読む仕事に取り掛かれていなかった自分のせいだとも言える。

いやまあ、いきなり不本意な形でこちらに来ることになってしまったから仕方がない。ここまで来るには“時間”が必要だったのだ。

というわけで、今年のビッグな仕事は、

「こりゃ、ちょっと大変だぜ…」

と、自分で始めておきながら、これから襲いかかってくるであろう苦労にビビりつつ、戦闘モードな気分にお肌ケア。お肌レベル「どん底」で戦いはできない。未開地の原住民だって戦闘の時はメイクを施すじゃないか。

と、戦闘モードになって来て、早速資生堂へ。資生堂へ行くのも久しぶりである。

行きつけのショッピングモールに行ったついでに資生堂コーナーに5歳の愛娘を連れて立ち寄る。そこにクレ・ド・ポー ボーテはなかったが、リバイタルがあった。リバイタルは使ったことがなかったが良さそうであったから一通り買う。

さすがわたしのホームである資生堂だけあって、うちの愛娘は居心地がいいのか美容部員のお姉さんにすぐに懐いてしまった。美容部員から紙とペンを渡され、わたしが話を聞く間もカウンターでお絵描きをしている。

これは資生堂だけでないが、担当が出産経験者であろう女の人だと小さな子供がいるときに大変助かる。子供がやらかしそうなことを未然に防いでくれるサービスをしてくれるからで、これは男にはあまり求められず、おっさん世代だとまるで無理であるところに「日本」が見える。

そんなわけで、店頭でかなり久しぶりにワタシプラスを立ち上げ、店舗登録。資生堂カウンターにいることが懐かしいと思えるほどお肌ケアを怠っていた。

そして、自分の顔に化粧水を叩きこむ。まるで荒廃した土地を再び蘇らせようとする最初の水撒きのようである。

やはり顔をちゃんとケアするようになると背筋が伸びるような気持ちになり、前向きになる。

しかしそれもやる気が出る仕事を生み出さないとできないことなのだ。結局のところ、お肌だけ良くしようとしても続かない。お肌をきれいにして何かをしようとするのではなく、夢中になれるものを生み出せてやっとお肌なのである。あとは緊張感であろうか。緊張感が人を引き締める。

これからずっとお肌ケアを維持したい気分になるようにエキサイティングなことを考え続けて実行していく。

生き生きとしていないといい仕事はできないし、人を引きつけられられやしないから。

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