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利他的になれば趣味は要らない。

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結月です。

まだまだ減量中で順調。現在、マイナス15kgゾーンに入っていて、あと4kg落とせばいいかなとゴールが見えてきた。

でも、たくさんは食べずに、毎日最低でも1時間半はエアロバイクに乗る生活が快適になってしまって、ゴールにたどり着いたとしてもそこで開放されて食べようという気にもならない。

そもそも食べたいものはないし、お酒も飲んだとしてもワイングラス1杯程度の酒量で、快適なものをわざわざ不摂生に戻そうと思えない。

心理的にもまたブヨブヨになるのは美的にも受け入れがたいものがあるから、ずっとヘルシー生活で死ぬまでいこうと思う。

それにこれから予防医療を啓蒙するというのにデブっていては、

「どの口で言うてんの?」

と、説得力がない。

最近ではそんな内科的なものに加え、整体で歪んだ体を治してもらって、筋肉や骨といったものも気にかけるようになった。

今はエアロバイクによる運動だが、歩く動作も必要と思い、アルインコのウォーキングマシンもほしいと思ったり。しかし、置き場所はあるが、部屋が狭くなるのが嫌だから躊躇している。

さて、「趣味・病院」から「趣味・健康」に移行したわたし。

随分前から好きなことを仕事にしてしまっているからこれといった趣味がない。だから健康でいることが趣味と言えそうで、いわゆる趣味というものを持ち合わせていない。

今は公演のこと、そしてそこにどうやって予防医療を組み込んで集客しようかとChatGPTとミーティングを重ねていて、その課題のことばかり考えているから趣味なるものに興味がない。

休みの日があるわけもなく、月に2回だけ日曜が丸一日空くのであるが、それは6歳の愛娘をどこかに連れてやったりしているから暇がない。暇があったとしても公演のことを考えたいから遊ぶ気になれない。趣味的な何かをやろうとしたって、

「こんなことしてる場合じゃないし」

と、公演のことを考える。

それは公演が「やらなきゃならない」ことになっているからで、この公演で社会に対して、人々に対してどういうアプローチができて、どのような衝撃を与えられるか、それが重要だからそういったことに関係のない趣味なんてやる気がしないのである。

自分が活動できる時間なんて長くても20年くらいだろうし、今さら趣味なんてやる時間はない。

予防医療という利他的なことに真剣になると、自分が趣味で楽しむ余暇なんてどーでもよくなる。自分の行動が社会性を帯びるとはそういうことなのである。そしてそっちの方が断然おもしろい。

趣味なんて自己完結しかしない。仕事だってほとんどの仕事は自己完結で、今までのわたしも自己完結な仕事ばかりしていた。

でもやっと利他的でありながら、自分が打ち込めるものに出会えて、今は有意義に楽しいのである。

趣味に近いものは結美堂山ガール部で山登りをすることくらいだろうか。でもこれも健康維持のためでもあるし、そんな山登りやトレッキングの経験から予防医療のイベントとして軽登山やトレッキングに参加でき、宿泊先でコンサートも楽しめるようなものをやれないかと考えている。

アウトドア専門の企業とも提携できないかと企画を練っていて、まとめれば提案しに行くつもり。

病気を未然に防ぐ、病気を減らすということを目的に考えると企画は幅広くなる。

今まで音楽の中でしか考えられず、大変窮屈な思いの中、音楽の外にある世界に音楽を持ち込めずにいて苦労していた。

今のように柔軟に考えられるようになったのもわたし自身が半分以上は音楽に飽きていて、そこの磁場に留まる気がないから自由になれている。執着せずに済んでいる。でも、それによって音楽の視野が広くなる。

オーケストラの名前に「General」を用いたのもそのためで、SpecialとかNationalというこだわりを持ちたくなかった。

しかし、音楽そのものには愚直なまでに真正面からやる。大衆向けだからとか、受けそうだからなんて理由でチャラい曲をやったり、ライトな演目で馴染みやすいなんてことは考えない。そういうことはやりたくない。音楽はガチンコで、それを体感してもらうアプローチが柔軟で、さらにクラシックマニアでない新鮮な層と接したい。

そして、その公演を通して多くの人が未病で命拾いしたりすれば音楽は具体的な意味で利他的になる。

減量だって自分がそれを実践することでデブを解消しようと思う人にアプローチできればと思ってやっているところもある。その実績があれば、今後、デブを解消する手伝いだってできる。

だから自分の行動に利他性が帯びると本気になれるものである。利己的なものは自分の中で完結しておしまいだし、嫌になれば諦めることができるから本気度は利他には及ばないものだ。

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