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奥日光にまた雨を降らす。

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結月です。

今週は中学時代の友達ふたりと6歳の愛娘同伴で奥日光で過ごし、夜はわたしの愛用天体望遠鏡で電子観望をする予定。

奥日光の星空は全国的にも有名であるから、大変楽しみなのである。

しかしながら、週間天気予報を見ると、雨である。またしても、である。わたしは何か楽しみにして出かけるとなるとかなりの確率で雨が降るという神通力を持っていて、今までどんな晴れ男、晴れ女にも負けたことがない。

特に奥日光となると、ほぼ雨であり、予報が晴れでも雨が降ったことも多々あった。

というわけで、今回も雨が確定的で天体観測はできそうにない。普通の同窓会になるわけで、3人揃うのは久しぶりだし、まあそれでもいいかと思う。

しかし、これだけ奥日光に行っているのにピーカンの夜空を見たのは一度しかない。それは夜中に愛娘を連れて出かけたときで、泊まりがけでピーカンはないのである。

龍神様直結のこの神通力は制御不能で、わたしも望んじゃいない。来月の結美堂山ガール部での登山も奥日光だが心配になってくる。

さて、天体観測ができない小さな同窓会。天体観測がないとなると、酔っぱらっても大丈夫である。天体観測を考えて、控えめに、なんて柄にもないことを考えていたが、普通に飲む。

ただし、現在のわたしはある一定以上のお酒を飲むとグロッキーになるという軟弱ぶりで、それが結構キツいから自動セーブしてしまいそうである。だが、メンバー的には盛り上がりそうだから危ない。6歳児もいることだし、グロッキーにならないほどにしておく、つもり。

健康志向になると、お酒が毒物のように思えてくる。いや、実際には医学的には毒物なのであるが、じゃあ、ジュースでいいかとなると、ジュースは血糖値を爆上げする飲み物であるから、角砂糖何個分を一気の飲むようなジュースは考え方によってはお酒よりヤバいかもしれない。

ところでこのメンバーで泊まりがけで出かけるなんて、思い返せば高校のときに琵琶湖にキャンプに行ったとき以来である。そのときはもう一人いたが、今は連絡先はわからない。

琵琶湖で湖水浴をし、ひとりは湖の中で海パンを脱いでそれを振り回し、わざと遠くへ投げて危機を楽しむというアホをやっていた。

大学に入ってからは、海パンの男は大学には行かずに東京に出てバーテンを始めた。その帰京の際に彼の家に3人で集まり、バーテンの腕を披露するそのカクテルに酔っぱらい、ひとりは泥酔して寝てしまい、海パン(バーテン)とわたしは酔っぱらったまま外に出て、告白するも恥ずかしい内容で警察に捕まってしまい、警察署に連行されてしまったのである。

あまりにくだらなすぎて、そのまま釈放となったわけだが、警察署に連行されたのは後にも先にもその時だけである。

とまあ、結果的にみんなが東京に集まって(今はまたバラバラだが)、腐れ縁となっている。

思い起こせば、海パン男(元バーテン)にはいろいろ世話になって、わたしがどん底にいたときには親身になって助けてくれたし、その恩は忘れられず、思えばそれだけ親身になってくれた人間はこれまた後にも先にもアイツだけで、かけがえのない友達なのである。

東京の住まいを探すときもあいつのバイクの後ろに乗って、東京を走り回り、その風景は紛れもなく大都会の魅力だった。

都会は大阪で慣れてはいたが、東京はもっと大きく、大阪よりも洗練されていて、まさしく日本の中心だと感じた。

酒もよく一緒に飲んだし、お互いの人生の浮き沈みも知り、死ぬまでの付き合いになりそうである。

とはいえ、あいつは変わらぬ酒好きで食べるものも高カロリーであるから、予防医療を啓蒙しようとしているわたしから見て健康がヤバそうである。検査をすれば、おそらくかなりの症状が発覚するのではないか。

検査をしていれば死なずに済んだに違いない知り合いを3人出しているわたしとしてはなんとも心配であって、

「頼む。一度病院で検査をしてくれ」

と思うのである。

しかし、過去のわたしだってそう言われてもきっと病院には行かなかっただろうから、人に行動してもらうのは容易でない。

今は元気だが、あいつに急死でもされたら、かなり堪える。前述の3人の急死も精神的に寂しさを覚えたが、それとは比較にならないほどショックになる。間違いなく号泣する。

だが、そういう特別に大事な人は誰しも持っているものである。だから防げる病気は防げるようにこれからコンサートを通して予防医療を啓蒙していきたい。そうすればたくさんではないにせよ、生活習慣で病気になったり、死んだりすることを未然に防げた人が出てくるに違いない。

他人の行動を変えるのは難しく、特にそれが習慣化していると困難を極めるけれど、声を上げることで伝わる人もいる。そう祈る。

だから、これから行う活動は「祈り」に近いのである。

音楽にその祈りを乗せる。

そして、自分のことを大事に想ってくれている人は誰にでも必ずいるということを知ってほしい。

君が健康でいることがその人の幸せになることがあるのだから。

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