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eVscope eQuinox2、買ったよ!

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結月です。

フランスのユニテスラ社が開発した天体望遠鏡“eVscope eQuinox 2”を予約注文して、昨日到着。これは電視観望できる最先端の天体望遠鏡で、しかも今月やっとこの世にリリースされた新製品。

2月15日までに予約注文すると、専用のリュックが無料になる。クロネコが届けてくれたが、かなり大きな段ボール箱がふたつ。

しかし、この天体望遠鏡は実にシンプルな構造をしていて、鏡筒と三脚、そして充電コードだけである。さらにボタンは電源しかない。あとはスマホのアプリで操作する。

今日は夜空もピーカンであったから、早速6歳の愛娘を連れてクルマで運動公園へ。ここは周囲に何もないから余計な光源がなく、天体観測には向いている。

6歳児は奥日光まで行きたいと言ったが、

「いやいや、奥日光は寒いし、まだ望遠鏡の使い方がわかってないから近場にさせてくれ」

と、奥日光を回避。

天体観測はずっと外にいるから冬はものすごく寒いのである。

と、そんなわけで運動公園の駐車場でeVscope eQuinox 2の三脚を立て、鏡筒をセット。アプリを立ち上げWi-Fiでつなぐが、

「あれ?接続されないんだけど…」

iPhone12ProMaxのほうがつながらず、なぜかiPhone8はつながった。

しかし、望遠鏡の使い方をわかっているつもりでわかっておらず、悪戦苦闘。と言っても極めてシンプルな構造であるからいじるところはない。アプリも簡単すぎるほどに洗練されている。

今年の年明けすぐに屈折式の望遠鏡で同じ場所で火星と月を見たが、あの日は驚異的に寒く、ダウンジャケットを2枚着込んでも凍えた。それよりもマシだったとはいえ、今日も寒い。

天体観測はじっと動かずお星様を見るから寒いのであるが、今回はアプリの使い方がわかっていない試行錯誤で指先が凍える。

6歳児はクルマの中で待ちくたびれているし、おまけに「うんちしたい」とかややこしいことを言い出す始末。

これはとりあえず撤収ということで、空を見上げると見事な星空であるのに家に帰る。

6歳児が寝静まってから再び望遠鏡を取り出し、マンションのベランダに設置した。

ベランダだから夜空が限られて、南西方向でしかも角度は狭い。上の階の屋根があるからである。

しかし、マンションであれば部屋の中からスマホでリモートできる。なぜかつながらなかったiPhone12ProMaxはつながった。どうも手順がおかしかったようである。

あとは望遠鏡の位置設定をするのにしばらく待たなければならないが、ここができていなかったため先に進めなかったとわかる。

狭い範囲の星空であるが、ちょうどオリオン座が望めて、これはオリオン大星雲しかないとセットする。有名すぎるこの星雲。ずっと望遠鏡で見てみたかった。

わたしは小学生のときは、

「将来何になりたいか?それは天文学者」

と答える天体好きで、クリスマスにサンタが天体望遠鏡を枕元に置いておいてくれていたのを見つけたときはこの生涯の中でもベスト5の嬉しい出来事だった。

そんな望遠鏡で月などを見ていたが、小学生にはオリオン大星雲を見るのは実力がなかったし、天体観測に向いているような場所にもクルマで行けなかった。

そんな思いがようやく今叶ったわけで、大人になったからこそできることはたくさんある。

そして驚異的な技術的進歩で電視観望ができるようになったこともすごい。

ようやくたどり着けたオリオン座の大星雲M42。こんな風に撮れた。

ハッブル望遠鏡には敵わないが、わたしとしては十分に感動的である。

その他、ベランダからの限られた星空で撮影したものは、

とも座にある散開星団M46。この中心には小さく惑星状星雲のNGC2438が見える。

これはオリオン座のベテルギウス。

 

さらに、うみへび座の散開星団M48。

 

ふたご座ミュー星。

 

一角獣座の散開星団M50。

2時間ほどこうして電視観望したが、光の速度でもとてつもない時間がかかる天体を眺めていると、気分は哲学的になる。思わず星を眺めながら暗闇の中でビールを飲んだり、煙草でも吸いたくもなる。

夜空には無数の天体があるから、この望遠鏡があるといつの夜だって退屈しない。

今日は初日ということでベランダからだったせいで、銀河が角度的に見ることができなかったが使い方もわかったことだし、明日愛娘を観望する。

とはいえ、正直なところ、天体観測はひとりがいい。ひとりで味わう哲学的気分。6歳だとまだ星のことが理解できない。それに落ち着きがない。であるからして、6歳児には科学の体験だと割り切る。これから小学校で天体のことも理科でやるわけだし、観望するのもいい。

さて、中学時代の友達2人と共に奥日光で電視観望会を兼ねて行きつけのホテルに行くことになった。もし天候が悪ければ星は見れないが、宴会で楽しむ。愛娘も同伴。

さらに同じ奥日光で4月は結美堂山ガール部の山登りがあり、同じホテルに宿泊。その際にも山ガール部員たちに星を見せる予定。

とはいえ、この優れた天体望遠鏡eVscope eQuinox 2は重量が10kgほどあり、専用のリュックに背負うと北アルプスを縦横する登山家が持ちそうなほどである。するとなんだか山に登った後の夜に電視観望するのが面倒に思えてきて、

「ごめん、みんな。お星様観賞会は面倒臭いからやめるわ」

なんてことになったりして。

重いことに加え、ベランダからでもこれだけ楽しめてしまって、天体に恍惚となったものだから、ひとりの楽しみで味わいたいよね、なんて思うわけである。でも、山ガール部のみんなにはお星様観賞会のことを伝えてしまったし、今のところ頑張って望遠鏡を奥日光まで持っていくつもりであるが、山登りのリュックもあると思うと、

「めんどくさっ!」

と、自分で言い出しておいて当日持っていくのとやめてしまったりして。

あとは晩夏あたりに今年もヴァイオリンの生徒による発表会を日光で行い、またしても奥日光のホテルで宿泊するのであるが、そのときもeVscope eQuinox 2を持っていって、みんなに電視観望でアンドロメダ銀河を見せようと思っていたが、ヴァイオリンも担いで、10kgの望遠鏡を持っていくのがやっぱり面倒くさい。

つまり、昨日これが届いて、その重さを体感してしまった心の変化。

でも、山ガール部のほうは約束してしまったし、できるだけ持っていこうとは思っているのである。なんて言いつつ、

「やっぱりいいかな」

と、思いもするわたし。

山に登って、お酒飲んで、そこから望遠鏡をセッティングするなんてできるかしら? そこのところ、あまり自信がない。

それに今のわたしは昔と違ってお酒を飲んだらグロッキーになる確率が高い。そそくさと部屋に戻って布団に潜り込んでしまう。

じゃあ、お酒は飲まなくてもいいんじゃないかとも思うが、現状は日常がノンアル生活だが、やはりみんなで山登って、やっと下山して、温泉入って、いつものホテルの美味しい懐石を食べるというのにノンアルじゃ寂しい。以前ほどの量は飲まないけれど、恒例のヤマメの竜田揚げには日光の日本酒を冷酒で合わせたい。

ああ、そしてグロッキーになる。少量でもグロッキーになる可能性大。

と、そんな予測をすると、自分のことは一番よくわかっているので、クソ重い望遠鏡をわざわざ持っていっても、

「ごめん、あかんわー お酒飲んで体が動かん」

なんて言って寝てしまいそうだと事前にわかる。

というわけで、奥日光でのお星様観賞会、実施されるか怪しい。

愛娘がいることも鬱陶しいと思うほど、宇宙はわたしを哲学的にさせる。その心地よさ。哲学的気分の心地よさはひとりで味わうものであるから。

と、明日は今日見ることができなかった銀河の数々を観望する。

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